にちぶんMOOK『昭和こども新聞』(昭和22年版)より
戦後の闇市で売られていた“カリスト雑誌”は、仙花紙というクズ紙で刷られた雑誌で紙質も悪く、スリラーだのリョウキだの、実話だのと言う題字に怪しげなお姉さんが表紙を飾る本だった。そして、このカリスト雑誌に紛れて“赤本”と云う名の漫画雑誌も出回っている。どうやら大阪で印刷所の焼け跡から漫画の刷り出しものを引き取り、適当につなげて売り出したのが始まりらしく、表紙と内容がバラバラでいい加減なものが多かったようだ。
そんな中、育英出版から刊行された手塚治虫 画の“新宝島”は、40万部以上売れるヒットとなった。中を見ると分かるがコマごとに絵の構図が変化する、そのため全体が躍動感とスピード感であふれている。テンポよくぺージをめくることができ、セリフが少ないのも特徴で文字を最低限に抑え、まるで映画を観ているような感覚を味わえるのである。
今(昭和22年)は娯楽に飢えている時代。こんな漫画がでれば われ先に飛びつくのも当然ではないだろうか。
高石ともやさんが 幸せそうに 本当に幸せそうに 森山良子さんと 街 を歌ってみえます 画像の古いのだけが残念ですが ま、これも 時の流れですか・・・
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