花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

二枚の絵葉書

2023年06月03日 | レモン色の町

先日、本町まちかど博物館の水谷宜夫氏を訪ねて、貴重な絵葉書を見せていただいた。二枚続きでパノラマ写真となっている。“四日市市庁舎楼上より見たる四日市港全景”とある。海上を見て驚愕である。無数の軍艦が停泊しているではないか。まるでタイムマシンに乗ったようだ。

写真左写真右

左写真の中央に建つのが“帝国館(四日市劇場)”ですとおっしゃる。映画の看板と駐輪場のようなものがみえる。その上に陸橋のようなものが建つから、その左側に四日市西駅があるはずだ。

昭和15年のマップ

さて、この絵葉書はいつ頃か?葉書の大きさから大正期から昭和初期だと推測できるとのこと。撮影した場所は? 市役所が沖ノ島から移転したのは昭和6年5月だから、それ以降のことである。

椙山満先生監修の“四日市の100年”の写真に昭和7年とある。それが下の写真だ。

やや望遠が効いているが、この写真と建物の位置が重なるのだ。丸をつけた。帝国館左の木の茂り(安楽寺さんか?)が、昭和7年よりもよく茂っている(数年後か?)。

もう一度パノラマ写真に戻ると、右上 埋立てられた千歳町あたり(第二埋立地)に、公会堂らしき建物がみえるし、博覧会会場(国産振興大博覧会)の様子が伺える。このあたりから 昭和11年前後かと思われます。その時、多くの軍艦が伊勢湾へきていたのでしょうか?

 この絵葉書がつくられた時代背景を紹介しながら この日の四日市港の空を 水谷さんと話し合ってみたいと思います 拙い会話でゴザイマスが Youtube GGシニアのページをご期待ください

コメント (1)
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