新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

私は時代遅れ

2009年12月12日 05時37分00秒 | 身辺雑記

 世間様はいい加減だ。

 いや、世間様の動きが早いのだ。素早く変化するので、私には追いつけない。

 その時どきの気分次第で、判断基準を変えてしまうらしいのだ。

 今の世間様は、民主党に優しい。

 鳩山由紀夫さんや小沢一郎さんに、温かい眼差しを向けている。

「自民党よりはまし!」

 そのように思っているのだろうか。

 それとも、まだ始まったばかりなのだから、もう少し様子を見ようと考えているのだろうか。

 鳩山総理の「個人献金問題」は、もともとはひどい話のように見えた。

 母親から贈与されていたお金を、他の個人からの献金として処理をしていたらしい。

 とすれば、幾つかの法律違反がからんでいる。

 秘書は事情聴取されたが、首相本人や母親は、上申書ですませるのだという。

 もちろん上申書に、息子さんは、「私は知らなかった」と書くのだろうし、母親は、「息子可愛さにしたことで、悪意はない」と書くに違いない。

 しかし、世間様は優しい。鋭く指摘もせず、怒りまくりもしない。当たらず触らずだ。

 自民党内閣だったら、どんなことになったろうかと、つい思ってしまう。

 大不景気やデフレスパイラルと叫ばれている中、小沢一郎さんは、大きな訪問団を引き連れて中国詣で。

 新人議員に事業仕分けを手伝わせようとしたら、小沢一郎さんがストップをかけた。

「事業仕分けの手伝いより、勉強のほうが先だ!」

 小沢一郎さんは、そのように怒ったと聞いている。

 今回、そんな新人議員を大勢引き連れて、中国のお勉強に行った。

 しかし、世間様は怒らない。

 テレビや新聞も、温かい眼差しで見守っている。

 新人さんたちは、胡錦涛さんに握手してもらって、大いに感激している様子。

「事業仕分けを手伝っているより、よっぽどましだったわァ!」

 照り輝いている新人議員たちの顔が、何よりの証拠だ。

 世間様は、テレビや新聞が代表している。テレビが好意的ということは、世間様も好意的ということだ。

 私の考えと世間様の考えとでは、大きな違いがあるようだ。

 私は時代遅れなのかもしれない。

 川島英伍さんの「時代遅れ」という歌、私は大好きだ。だが、実は唄えない。

 友人のTさんが上手に唄う。憶えようと思いながら、まだ実現していない。

  ♪  妻には涙を     見せないで

        子供に愚痴を  聞かせずに

       男の嘆きは     ほろ酔いで

       酒場の隅に     置いてくる   ♪

      ・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・・・・・

    ♪    目立たぬように  はしゃがぬように

          似合わぬことは  無理をせず

         他人の心を       見つめ続ける

      時代遅れの   男になりたい ♪ 

      ・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・・・・・ 

      (作詞 阿久悠 作曲 森田公一 唄 河嶋英伍 より)

 こんなことで腹を立てていては、この歌を唄う資格はない。

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

コメント (10)
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