新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

「罪滅ぼし」と「なし崩し」

2009年12月03日 05時51分00秒 | 身辺雑記

 先ごろ、後輩のT.Y君が会社を辞めた。重要な役職に就いていた。

 定年は過ぎていたのだが、余人をもって代え難く、頑張ってくれていたのだ。

 聞いたところ、奥さんの体調が悪いとのこと。

 T.Y君は、「罪滅ぼしのために看病をしたい」、と言っていた。

 男にとって、「罪滅ぼし」という言葉には、特別の意味がある。

「罪滅ぼし」と聞かされると、私もドキッとする。カミさんには幾つもの「借り」があった。

 カミさんに限らない。子供たちにも、申し訳のないことをしていた。そんな時代があった。

 しかし、「罪滅ぼし」という気持ちを持たず、なんとなく流してきてしまった。

 いまさら「罪滅ぼし」とは言えない。そのための行動もとれない。

 なんの「罪滅ぼし」もせずに、さらに「罪」を重ねているような感じだ。

 考えてみれば、かなり困った私なのだが、もはや「罪滅ぼし」の言葉は使えない。 

 なんとなく、「なし崩し」をしていくしかないようだ。 

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする