新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

アタクシタチ困ります

2009年12月05日 05時43分00秒 | コラム・エッセー

 子供のころ、「国民の三大義務」について、教わってことがありました。

 一つは教育の義務。つまり、保護している子女に対し、教育する義務です。義務教育も、ここから発しているのでしょうか。

 二つ目は勤労の義務です。能力があり機会があるのであれば、働かなければなりません。

 三つ目は納税の義務ですね。

 憲法三十条には、「国民は法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ」とあります。

 もし鳩山総理が、巷間で言われているように、実母から6年間で総額11億円 もの資金提供を受け、贈与税を納税していなかったとすれば、どのようになるのでしょうか。

 以前の鳩山総理は、「秘書がやったことで、私は知らなかった」と言っていました。

 しかし、納税すべき人は、鳩山由紀夫さんご本人です。ご自分のことです。

 誰がどのように介在していようと、「贈与されていた人」が、鳩山由紀夫さんであれば、納税義務を負っている人は、まぎれもなく鳩山総理ご本人になるのではないでしょうか。

「税が適正に使われるよう、事業仕分けをしよう!」とお行儀よく言いながら、一方では「納税義務」を果たさない不埒な所業をしているなんて、笑ってしまいますよね。

「秘書がやっていたことなので、私は知らなかった」と、シレッーとしておりますが、ひょっとして本人は、「法を犯している」という自覚がないのかもしれません。なにしろ、宇宙人なのですから。

 先日のNHKテレビで、「自動車税50万円の脱税」をした事業主を、税務官が追及している映像が流れていました。「洗いざらい差し押さえ」ようとしている事案でした。

 税法で決まっているのだから、気の毒だけれど仕方がないなあ、と眺めていました。

 これからは、私とて複雑な気持ちになります。

 私たちは、ずーっと長い間、月給から所得税を天引きされていました。これも「納税義務」だからと思い、当然のこととして従ってきたのです。

 年金生活者であれば、その年金が一定額以上であれば、天引きされます。

 だからこそ、税金が無駄に使われたら大変だと思い、「コンクリートから人へ」についても、「事業仕分け」についても、人々は好感を抱いていたのだと思います。

 総理自身が脱税をしていたのかもしれない?

 そんなバカな!

 これは驚きです。いいえ、驚きではなく、もはや悲しみです。

 もちろん、まだまだ取り調べ途中のことらしいので、真偽については知りません。

 今後の推移を見ているしかない私たちですが、厳正な捜査を願うのみです。

 仮にも「納税義務」に対し違背しているとしたら、「秘書がやったこと」というセリフは使えないと思います。

 正直の話、私はとてもやりきれない思いで、このブログを書いています。

 鳩山総理ご自身、今後はきっと、号令がかけ難くかろうと思います。

 号令かけられない人が総理では、日本の国が困ってしまいます。

 普天間基地問題や景気対策など、問題は山積。

 何に懸念をしているのか、フラフラと右顧左眄して腰が定まっておりません。

 やはり、号令がかけられないのですか?

 そんなでは、アタクシタチ困ります!

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

コメント (17)
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