12月も半ばを過ぎた。
年が押し迫ってくると、時間のスピードが、一段の早まる感じだ。
そこまで追い詰めなくてもいいではないか。
そのように言いたいが、時間は容赦してくれない。
天皇陛下と中国要人との会見で、世間は騒がしくなっている。
「天皇陛下の政治利用ではないか!」
政府や民主党の強引なやり口に、反対意見が渦巻いた。現政権に対して、珍しいことだ。
鳩山総理や小沢幹事長も、躍起となって反論している。特に小沢幹事長の言い方は異常な感じだ。痛くない腹を探られたのであれば、あそこまで感情的にならなくてもいいだろうに。
昨日の昼、自身の政治資金パーテイで、「政権交代して政治主導になったことに、(羽毛田氏らは)頭が切り替わっていない」 と、述べたそうだ。
「政治主導になったから実現した天皇会見」、とでも言うのだろうか。
とすれば、まさしく「政治利用」ではないのか。
自民内閣であれ民主内閣であれ、「理の当然」の会見だったのであれば、これほど問題化はしなかったようにも思える。
せっかくの会見だったのに、中国要人も後味が悪かったと思う。
まあ、これは余談な茶番劇。
(天皇陛下を巻き込んだのだから、「茶番劇」と言っては不敬罪かもしれないな)
時間が足早に過ぎて行く。私の日常などに、容赦してはくれない。
葉を散らしたばかりの枝先には、すでに新しい花芽が付いている。
特別な気張りもせずに、至極平然と、例年通りの顔をしてにいるではないか。
どのように焦っても、自然の巡りには勝てない。
殊更の気張りもあらず冬木の芽 鵯 一平
別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。
ご覧いただけると嬉しいです。
→ こちら