新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

冬木の芽

2009年12月15日 19時45分52秒 | 写真俳句・エッセー

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ことさらのきばりもあらずふゆきのめ 

 12月も半ばを過ぎた。

 年が押し迫ってくると、時間のスピードが、一段の早まる感じだ。 

 そこまで追い詰めなくてもいいではないか。

 そのように言いたいが、時間は容赦してくれない。

 天皇陛下と中国要人との会見で、世間は騒がしくなっている。

「天皇陛下の政治利用ではないか!」

 政府や民主党の強引なやり口に、反対意見が渦巻いた。現政権に対して、珍しいことだ。

 鳩山総理や小沢幹事長も、躍起となって反論している。特に小沢幹事長の言い方は異常な感じだ。痛くない腹を探られたのであれば、あそこまで感情的にならなくてもいいだろうに。

 昨日の昼、自身の政治資金パーテイで、「政権交代して政治主導になったことに、(羽毛田氏らは)頭が切り替わっていない」 と、述べたそうだ。

「政治主導になったから実現した天皇会見」、とでも言うのだろうか。

 とすれば、まさしく「政治利用」ではないのか。

 自民内閣であれ民主内閣であれ、「理の当然」の会見だったのであれば、これほど問題化はしなかったようにも思える。

 せっかくの会見だったのに、中国要人も後味が悪かったと思う。

 まあ、これは余談な茶番劇。

(天皇陛下を巻き込んだのだから、「茶番劇」と言っては不敬罪かもしれないな)

 時間が足早に過ぎて行く。私の日常などに、容赦してはくれない。

 葉を散らしたばかりの枝先には、すでに新しい花芽が付いている。

 特別な気張りもせずに、至極平然と、例年通りの顔をしてにいるではないか。

 どのように焦っても、自然の巡りには勝てない。

   殊更の気張りもあらず冬木の芽  鵯 一平

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。

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コメント (12)
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