新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

年の暮

2009年12月28日 05時23分29秒 | 写真俳句・エッセー
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 日本の歴史について、国内ですら、スッキリとした統一的な解釈とはなっていない。

 いや、むしろ、歴史とはそのようなものかもしれない。

 古来から、歴史は征服者が書き替えてきた。

 日本の近代史についても、まださまざまな説や論評が飛び交っている。

 近隣他国の批判も姦しい。

 それが自由ということなのだろう。

 大東亜戦争についてもしかりだ。(太平洋戦争という呼び名が多い)

 A君がB君を殴って、喧嘩となった。

 A君が悪いに決まっている。

 しかし、「先に殴ったA君が悪い」だけて論じていいのだろうか。

 なぜA君は殴ったのだろうか?

 どのような背景や経緯があって、A君は殴ってしまったのだろうか。

 当時の周辺状況についても、公平に考察を加え、その上で、A君の「殴った」行為を評価することも必要ではないか。

 同じ言うな事態を避けるためには、一方的でない評価により、事実を記録しなければなるまい。

 太平洋戦争については、幾つかの歴史が示されている。

「東京裁判史観」、「皇国史観」、「自虐史観」などと評されるものもある。

 日本の行為が100点満点だったなどと、決して思ったりはしていない。

 だからと言って、勝者が敗者を裁いた「見せしめ裁判」の結果を、全てだとも思わない。

 私は、さまざまの立場で書かれて歴史や論評を、今も飽かずに読んでいる。

 過ちを繰り返さないために。

 そして、誇りある日本を語り継ぐために。

 今年も幾つかの書籍を手にした。

   年の暮昭和戦史を読みきれず   鵯 一平

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

 

コメント (13)
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