安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

【夏休み】南会津保養記1~スウェーデン風のゲストハウスで食を愉しむ

2011-08-30 22:23:00 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
8月29日~9月2日まで夏期休暇をもらったので、南会津に遺伝子修復のための保養に行くことにした。過去ログにも書いたが、福島県・南会津は放射能汚染がほとんどなく、福島県内でありながらむしろ首都圏より安全と言っていいので、ここに来れば破壊された遺伝子の修復は確実にできるだろう。本来もっと早く行きたかったが、既報の通り愛車の調子がすこぶる悪く、どこで停まってしまうかわからない状態だったので、新車納入の時期を見ながら夏休みを決めたのである。

午後2時過ぎ、出発。国道289号線を久しぶりに走り、天下の難所、甲子峠を越えてみる。さすがに10年間の技術進歩は凄まじく、軽は軽でも以前とは違うパワー感がある。当ブログ読者向けにわかりやすい(わかりにくい?)表現でいうと、キハ28・58系からキハ181系に乗り換えた程度のパワーアップは感じる。さすがに、キハ28・58系からJR四国2000系やキハ120系に乗り換えたような極端なパワーアップ感はないが。

国道289号から121号に入り、日光方面を目指して走る。再び289号線に戻り、1時間半ほどでお目当ての
ゲストハウス・ダーラナに着く(写真)。午後4時にチェックイン後、夕食ができるまで2時間ほどかかるというので、温泉に行くことにする。最初はきらら289に行こうとしたが、あいにく火曜日は定休。近くにある奥会津さかい温泉さゆり荘で温泉に入る。温度はぬるめで、今の季節ならいいが、冬場にこれは風邪を引いてしまうかもしれない。

再び「ダーラナ」に戻る。ここは、オーナーが南会津地方の古農家を改造してゲストハウスにしたもので、スウェーデン風の造りになっている。しかしなんといっても一番お勧めなのが、シェフが腕をふるった北欧風料理である。ここのシェフはスウェーデン大使館でも腕をふるっていたほどの人なのだ。彼なら大使館の食卓にも出演できるだろう。

ダーラナのある地域は、平成の大合併で南会津町となるまでは南郷村と呼ばれ、ここで獲れるトマトは南郷トマトとして全国有数の人気を誇っている。その南郷トマトをふんだんに使った夕食はとても良いものだった。こんなに甘い味のするトマトは初めてだ。トマトを作っている地元の農家の方によれば、トマトは寒暖の差が大きいほど甘みが増すそうだ。夏は他の地域と同じように暑く、冬は北海道並みの寒さ(桜の開花は5月上旬!)である南会津・南郷地方はトマト栽培に向いているのだという。原発事故以降、中通り産の農産物に不安を覚える人が増えたせいか、トマトに限らず、白河地域からここまで農産物を買いに来る人が増えたとか。

久しぶりにワインを飲んだせいで、眠くなってしまった。ダーラナはゲストハウス(レストランに来た客に宿泊も提供するサービス)であり宿泊施設でないためか、寝室にテレビがなく、なんと携帯電話も圏外だった(シェフは携帯電話で話していたので、きっとドコモなのだろう)。これ以上、暇つぶしの手段も持たない私たちは、明日の行程も考え、早々に寝ることにした。
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