安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

9月12日早朝の地震、その他

2015-09-12 18:39:11 | 気象・地震
平成27年9月12日05時49分頃の東京湾の地震について(気象庁報道発表)

大型台風の余波で、関東・東北一帯が浸水、あちこち水浸しの中で起きた激しい地震だった。揺れの大きかった地域と、浸水被害の大きかった地域は重なっていないものの、被災地はまさに踏んだり蹴ったりだろう。

しかも、仙台市が大雨で被害を受けたのは、3.11からちょうど4年半後の月命日。しかもあのときと同じ金曜日だったとあって、特に茨城、宮城の被災者の中にはあの日を思い出した人も少なくなかったようだ。洪水被害に地震が重なり、土砂崩れなどが起きやすい状況になっていると考えられるため、十分注意してほしい。

地震の詳細を見ると、M5.2で大きさとしては中規模。日本周辺では月に1~2度は起きている程度のもので珍しくはない。震源も57kmと若干深いところでの地震だったが、大きな揺れとなったのは震源に近かったことが原因と見ていい。

震源地は、北米、ユーラシア、フィリピン海の3つのプレートが影響し合う場所で、北米プレート内部の地震だ。発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ正断層型。北米プレート内部の地震なのに正断層型というのが通常とは異なる動き(通常は逆断層型)で、若干気にならなくもないが、これだけでは直ちに異常な動きとは判断しがたい。

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