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文教大の司書資格課程専任教員の公募について

2018-05-15 08:22:20 | 図書館・情報学
  現在JREC-INに文教大学の司書資格課程専任教員の公募が出ている。僕の後任者の公募ということになる。採用を決めるのは中の人であり、部外者となった人間は沈黙するというのが正しい振舞いなのかもしれない。しかし、五年前に文教大学に採用された際に「定年まで頑張ります」と大見得を切りながら、今や脱走兵となってしまった僕である。文教大に対しては懺悔の気持ちがあり、贖罪のために十分な応募者が集まるようこのブログで宣伝をしておきたい。それと個人的にこの件で問合せを受けたりもするので、公平を期すのとミスマッチを防ぐためという理由で応募者に情報提供もしておきたい。

  文教大学の司書資格課程は2013年に出来たばかりで、今年で6年目となる。教育学部の影響が非常に強くて、同じ越谷キャンパスにある文学部と人間科学部にも教職志望者が多い。教師以外の多様な進路に卒業生を送り出したいと文学部は長年考えていて、それで司書資格課程が設置されたと聞いている。司書課程は文学部と人間科学部の学生のみ受けることができ、その学生数は一学年おおよそ50~60人、必修科目は2年次~3年次に取得するようカリキュラムが組まれている。専任教員になるとゼミを含めて半期6~8コマを持つ(昨年度僕は6.5コマ持った)。担当者としては、課程に何か変更があったときの対文科省の手続き(事務と共同で)や、非常勤講師を手配することも重要な仕事である。なお同大学に司書教諭課程もあるが、教育学部の管轄なので関知しない(ここ重要。ただし非常勤講師探しを頼まれることはある)。

  所属は文学部の英米語英米文学科となる。なので「英語研究基礎演習」なる初年次教育科目を教えることになる。僕もこの授業を担当したが、日米の小学校を比較した論文を使いながら、レポートの書き方やらプレゼンのやり方を教授した。特に英語を教えたりはしていない。司書資格課程の授業を持つことを考えると、そうたくさん英文科の授業を持つことはできない。英文科所属教員としての身の処し方は考えなければならないところで、学科の授業を持たない分、裏方仕事で貢献する必要がでてくる。個人的には学科の仕事は一応こなしてきたと思うけれども、もっとやるべきだったかもしれない。このほか委員会がある。その負担は所属する委員会次第だが、司書課程の担当者ということになると学部教務委員になるのは確実だろう。

  で、公募である。公募は研究業績と経歴で高スペックなものが勝つ、ただそれだけである(もちろん例外はある。ちなみに文教大は本命不在のガチ公募である)。すなわち他の応募者との相対評価で決まる。しかしながら、自分以外のいったい誰が応募するのかはわからないはずだ。ならば、イチかバチかで応募してみるのはよいと思う。もしかしたら面接にこぎつけることができるかもしれない。なお今年度、図書館情報学分野ですでに多くの異動・新規採用があったので、来年度着任のこの公募にずば抜けたスペックの応募者はいないのではないか、と個人的には予想している。幸運を祈る。
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