29Lib 分館

図書館・情報学関連の雑記、読書ノート、音楽ノート、日常生活の愚痴など。

安物電子キーボードを購入するまでの逡巡

2011-06-06 11:15:21 | チラシの裏
  小学校一年生の娘が、音楽の授業で鍵盤ハーモニカ(いわゆる「ピアニカ」)を学ぶという。父親の単身赴任先である静岡に滞在している間にも練習したいと言うので、カシオの安物電子キーボードSA-46を購入してみた。軽くて小さいので子どもにも扱いやすく、鍵盤ハーモニカと同じ32鍵であり、適当だろうと思ったのだ。音色やリズムパターンもそこそこの数が内蔵されており、おもちゃとしても楽しめる。

  これは妥協の産物である。本当のところは、「娘を音楽教室に通わせてピアノを学ばせる」という、周囲からの暗黙の・あるいは直接の圧力に耐えかねた結果の、親の苦心の決断である。

  保育園の頃、友達の数人が近所のピアノ教室に通っていることもあって、娘から同じく音楽教室に行きたいと求められたことがある。その時は、その意欲の強さや持続力に確信が持てなかったのでスルーしたが、まだ興味は持続しているようだ。親族から直接「そろそろ習い事をさせたら」言われることもある。娘も入学したばかりで意欲に満ち溢れている。

  けれども、使い続けるかどうかわからないのに、高価な鍵盤楽器を購入する気にはなれない。そんなものを家に置いてしまったら、貧乏症の夫婦なので、元を取るべくいやがる娘に楽器練習を強制するなんてことにもなりかねない。父である僕にも、2-3個の楽器を自力で始めたものの、いずれもモノにならなったという経験がある。聴くのは大好きなのだが・・・。
コメント
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