ひろの東本西走!?

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靱公園と中之島公園のバラ

2005-05-15 21:30:00 | 日記・エッセイ・コラム
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rose-3rose-4靱公園と中之島公園のバラ

ひーさんが書かれていたエミール・ガレ展にも行きたかったのですが、まずは靱公園と中之島公園へバラを見に行きました。
バラを主目的にしたのは数年ぶり。

靱公園はここ数年、色々と手が入ってきれいになっているのですが、私は昔のような広々&のびのびとした素朴な感じが好きでした。
ここは比較的人が少なく、静かなのが良いです。

中之島公園はさすがにカメラ片手の人も多く賑わっていました。
全体的にはこちらの方がよく咲いていたでしょうか。

デジカメにしてからバラの写真を撮ったのは初めてでしたが、どうも難しいですね。
まあ、芸術的な写真を撮るわけではなし、それなりに綺麗な写真が数枚は撮れたので良しとしよう!


西天下茶屋駅

2005-05-15 20:29:00 | 近代建築
nishitengachaya西天下茶屋駅

南海電鉄の諏訪ノ森駅、高師浜駅、蛸地蔵駅との兄弟駅で現役のものがもうひとつありました。
高野線(汐見橋線)の西天下茶屋駅です。
周辺は昔からの家も多数残っており、ちょっとゴチャゴチャした感じですが、良く言えば情緒あり(^_^)。

入り口庇の上部に小窓があるなど形状は他の3駅とよく似ていますが、ステンドグラスは嵌っていませんでした。
かつてはどうだったのでしょうかね。
ステンドグラスがあると一気に華やかになるのですが。

汐見橋線は大阪市内を走っているのですが南海電鉄でもローカル色が強く、これまでに乗ったことがありませんでした。
今回初めて汐見橋線沿線を眺めてその点でも収穫がありました。





臨場(横山秀夫)

2005-05-10 11:00:00 | 17:や行の作家

rinjou臨場(光文社)
★★★☆:70点

最近、横山作品の評価は低めなのですが、本作もまずまずですか。
読了したのが少し前かつ読み方が分散したこともあって細かな内容をかなり忘れてしまっていました。
が、後述の紅蓮魔さんのブログに細かな記載があって、思い出すのにとても役立ちました。
紅蓮魔さん、ありがとうございました。

終身検視官:倉石、52才。上司の命令など平気ではね除け、我が道を行く強烈なキャラクターが凄いです。
細身で長身孤影の古武士といったところでしょうか。
しこりのように凝り固まった職人気質とやくざな物言い。俳優で言えば誰がふさわしいんだろう? 全然思いつきませんでした。

謎解きには、うーんやられたと思うもの(「赤い名刺」)と、そんなの分かる訳がないと思うもの、玉石混淆でしたね。他の人間とは全く違った結論を導き出す倉石の観察力・洞察力・推理力には舌を巻きましたが。
全8編の中では「赤い名刺」「餞」「真夜中の調書」が印象的でした。

倉石はかなり重い病を持っているようですし、意外に部下思いや人情家の面もあるようで、そこに少~し親しみを覚えました。
”伸ばした二本の指でこめかみの辺りを擦る”ようなさりげない敬礼や倉石学校を卒業してゆく一ノ瀬に、「銀座で飲むときは電話をよこせ。毎晩ド田舎のバーじゃ内蔵が腐っちまうからな」
ぶっきらぼうな送る言葉がgood!
「ぺえぺえの小娘じゃねえか。五年十年イロ磨いてから出直してこい」「キャア、嬉しい!」
この小坂留美との掛け合いシーンにはにんまり。

◎参考ブログ:

  ウッドストック1979(紅蓮魔さん)
  日だまりで読書(そらさん)2009-4-25追加


はぐれ牡丹(山本一力)

2005-05-09 20:45:00 | 17:や行の作家
hagurebotanはぐれ牡丹(角川春樹事務所)
★★★☆~★★★★’:70点~75点

私自身、5冊目の山本作品です。
これまでに浸ってきた山本ワールドとはちょっと雰囲気が異なっていました。

大店の跡取り娘でありながら、好きな人と一緒になるために家を捨て、股引をはいて野菜の棒手振りまでやってしまう主人公の一乃。元気で明るく、考えついたら即行動するおきゃんな妻・一乃は新キャラでした。夫・鉄幹とのやりとりも面白く、夫婦漫才といった雰囲気も。
全体的には良い意味で明るくライト感覚、言い換えればやや深みに乏しかったでしょうか。
非常に読みやすく、あっという間(2時間半くらい)に読み終えてしまいましたが、個人的にはもうちょっとゆったりとした”しみじみ系”が好きですね(^_^)
好きなシーンを一行一行かみしめるようにして読むのが山本ワールドでの至福の時間ですし・・・。

物語の序盤、墓前で夫が小紋柄を着た女と並んでひざまずいているのを見て涙をこぼした一乃。
おおっ、山本ワールドの始まり始まりと期待したのですが・・・。
分厚くなっても良いから、もう少し各登場人物について書き込んで欲しかったなあというのが本音です。
それと人情物などの場合、悪役・敵役・憎まれ役に凄い奴がいるとぐっと盛り上がるのですが、その点でも平兵衛や寅吉は物足りなかったです。もっともっと悪い奴らでないとね。
花火職人・松次郎はgood!
季節はずれの花火を見つめていたお加寿も良かったです。

まあ今回は、一力さんがこのようなタッチの小説も書けるということで良い方に評価しましょう。
直木賞作家にえらそうなことは言えないのですが(^_^;
でも80点はつけづらいな。

そうそう、贋金作りの話は「損料屋喜八郎始末控え」にも出てきたはずです。
内容的にも似通った箇所があり、多少気になりました。





スウィング・ガールズ(映画・DVD)

2005-05-06 09:00:00 | 映画
swinggirls-1スウィング・ガールズ(映画・DVD)
★★★★☆:90点








やっとこさ見ました。
同じ矢口監督作品:「ウォーターボーイズ」の女子高生版といった位置づけでしょうか。
男子のシンクロを扱った前作の方がインパクトはやや上だったような気はしますが、面白かったです。当然のことながら音楽が良かったですしね。
ストーリー的に、”ん?”と疑問に思う部分は色々ありましたが、楽しけりゃ良しとしましょう。

<良かったシーン、印象的だったシーンなど>
・エレキ2人組の一見やる気の無さそうな気だるそうな感じ
・派手組のリーダー役:貫地谷さん
  小悪魔的魅力あり、一番将来性を感じました
  トランペットソロでの突き抜けた高音、見事
・ただ一人の男子:平岡君
  大変なメンバーを率いて孤軍奮闘
  怒ったり嘆いたりが自然な感じで良かったです
・吹奏楽部メンバーが復帰してきて悔し泣きするシーン
  みんないい子やね
  やる気が出てきたところなのに、悔しいわなあ
・川を挟んでのピアノ(キーボード)とサックスのセッション
  音楽の喜び、ここにあり
  川を挟んでのデートにも思えました
・5人が横断歩道を渡るシーン
  何となくビートルズのアビーロードのレコードジャケットを
  思い出しました
・バスガイドの笛、卓球、ふとんたたきのリズム合わせるシーン
  コミカル&漫画チックでgood
  確かに2拍目を強くするとジャズのリズムになるみたい
・雪の上で仰向けになり、じっと目を見開いて見つめた上野さん
  平岡君ならずとも、思わず手を差し出しますよね
・ラストの演奏会、ソロパートの熱演
・竹中直人はいつもの演技でしょうが、やっぱり上手くて面白い

モデルとなった兵庫県立高砂高校吹奏楽部の演奏を聴きたいなあ。