川西市・火打の洋館その2はI邸から南の方を探したらドンピシャで、徒歩数分のところにありました(同じ2丁目です)。南の方に歩いたのは、北方面は上り坂となっており、単純にこれを嫌っただけでしたが(汗)。
一見すると、テイストはその1の洋館と異なるようにも見えますが、急勾配の屋根はよく似ています。そして、屋根瓦の模様(ライン)を見た限りでは瓦自体は同一のものと思われます。こちらのお宅の方が様々な形状の屋根を組み合わせて複雑になっていますね。また、外壁についても、こちらのお宅は外壁仕上げに幾つかのタイプがありますが、メインとなる妻(破風)部分などはやはりドイツ壁(通常のモルタルリシン仕上げかもしれません)と両者に共通点があります。建築データは不明なのですが、両者は近い時期に建てられ、設計・施工も同じである可能性があるかもしれません。また、このお宅も玄関周りにちょっと変化を持たせており、そのデザインはユニークです(これは後から手を入れられたのかも・・・)。地元ではこの2軒のお宅は有名で、常にペアで語られる存在のようです。
この日はとても寒かったのですが、素晴らしいお宅2軒を拝見することができて、気持ちはポカポカでした。寒い中を出かけた甲斐がありました。