神戸市立博物館で「神戸と兵庫のモダニズム」展を楽しんだ後、「兵庫百景」に≪神戸海岸通≫として描かれていたチャータードビルを見に行きました。
チャータードビル（旧チャータード銀行神戸支店）は１９３８年（Ｓ１３年）の建築で、Ｊ・Ｈ・モーガンの設計です。比較的凹凸の少ない正面ですが、中央部のイオニア式オーダが立派です。外観は何度も見ているものの、現在はカフェ（Ｅ・Ｈ・Ｂａｎｋ）となっている内部に入ったことがなく、今回はここで休憩することにしました。
さすが元銀行で、天井がとても高いです。内部は大理石も多数使われ豪華な雰囲気です。私が座った席は逆光で写真が撮りづらかったのですが、会計時に店内をふり返ると、思っていたよりも明るい空間でした。隣のお店との間がガラスというのも良い感じで、赤い傘を使った照明もキレイですね。
南西と南東の角に残っている回転ドアはレトロな雰囲気が素晴らしく、周囲の大理石は細部装飾・色合い共に見事です。
２・３階にはネオクラシックなザ・チャータード スクエア（フレンチレストラン）が営業しており、この日はウェディング・パーティが催されているようで、入り口には花が飾られて美しかったです。この後、近くの神港ビルや商船三井ビル、海岸ビルの外観を久々に眺めましたが、この日はとても寒く、短時間で引き上げました。
