今帰仁村のジュゴンの死も辺野古埋め立てにこじつけるひどさ



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今帰仁村のジュゴンの死も辺野古埋め立てにこじつけるひどさ
 辺野古埋め立て地はは東海岸にある。ジュゴンの死骸が見つかったのは西海岸の今帰仁村である。死んだジュゴンは古宇利島周辺で生息していたジュゴンであり今帰仁村には昔からジュゴンにまつわる話はあったという。どう考えても大浦湾で見たというジュゴンとは別のジュゴンであることは確かである。ところが辺野古飛行場建設反対派は今帰仁村のジュゴンの死の原因は辺野古埋め立て工事の性だというのである。考えられないこじつけである。

辺野古飛行場建設反対運動に打ち込んでいる今帰仁村出身の目取真俊氏はブログ「海鳴りの島から」で、
「今帰仁村の運天港付近でジュゴンの死骸が発見されたことが報じられている。残念でならない。今帰仁村ではザン(ジュゴン)にまつわる昔話が伝えられていて、私も子どもの頃に聞いた。古宇利島周辺は昔からジュゴンの生息地として知られていた」
と、死んだジュゴンは西海岸で生息していたことを述べている。であるならば辺野古飛行場場建設とは関係ないはずであるが、今帰仁村のジュゴンの死も辺野古飛行場建設の性であると強引に関連づけていく目取真氏である。
「ほかの2頭も行方知れずとなっている。2014年夏に辺野古の海で海底ボーリング調査が始まり、翌年には大浦湾でも調査が行われた。以後、今日までコンクリートブロックの投下や護岸建設が進められ、作業船や海保のゴムボートが何十隻も走り回る状況となった。それによって3頭のジュゴンは辺野古の海、大浦湾に近づくことができなくなった」
          「海鳴りの島から」
 ジュゴンが食する藻は埋め立て予定地である辺野古先沿岸から離れている場所に生えている。藻の生えている場所から離れている護岸建設工事によってジュゴンが近づかなくなったとはこじつけである。藻が生えている場所に海保のゴムボートが走り回っているのは事実である。海保の姓でジュゴンが近づかなくなったと言えるが、海保のボートが走り回るのは辺野古飛行場建設反対派が船やカヌーでボーリング調査や護岸工事を阻止しようとするのを阻止するためであった。
ジュゴンが近寄らなくなった原因は反対派の船、カヌーが原因である。反対派の船、カヌーがなければ海保も居ないで大浦湾は静かであった。
 ジュゴンが食する藻は大浦湾だけでなく別の場所にもある。古宇利島周辺もそのひとつである。大浦湾で食することができなくても別の場所があるのでジュゴンの死とは関係がない。目取真氏は、
「もし新基地建設工事がなければ、ジュゴンは今でも辺野古の海と大浦湾で海草を食べ、静かに生き続けることができただろう」
と述べているが、それはあり得ないことである。辺野古移設反対派は辺野古の海や大浦湾がジュゴンの生息地であるとし、ジュゴンを守るために辺野古飛行場建設を阻止しようと何年も前から主張している。その主張に対して私は「捻じ曲げられた辺野古の真実」で次のように反論した。
「埋め立てするのは辺野古崎沿岸部だけである。大浦湾や辺野古の海に影響はほとんどない。ジユゴンに影響を与えることはない。そもそもジュゴンは回遊動物であり、大浦湾にも辺野古の海にも棲んでいない。ジュゴンの棲息地域は金武湾南部、金武漁港から辺野古岬、安部‐嘉陽、伊部、屋我地島周辺の5個所である。
ジュゴンを保護するには、浅所にある海草場と深所の日中避難場を保存することである。ジユゴンの保存に危険なものは辺野古崎の埋め立てではなく、刺し網、定置網の設置、モズク養殖のネットである。水産養殖施設その他の水中構築物も危険である。辺野古崎沿岸部を埋め立てる辺野古基地建設はジュゴン保護には関係がない。辺野古移設反対派の「ジュゴンがすむ海を守ろう」は辺野古崎埋め立てに反対する人を集めるためのでっち上げである」
      「捻じ曲げられた辺野古の真実」
 「ジュゴンを守る」は守るのが目的ではなく、辺野古飛行場建設に反対するための手段なのだ。辺野古飛行場建設と今帰仁村のジュゴンの死は関係がないのに目取真氏は、今帰仁村で死骸が発見されたジュゴンの死因は単なる自然死ではなく、辺野古の新基地建設によって棲み処や餌場を奪われ、追い出されたことによる死であり、日本政府に殺されたのと同然であると主張し、
「貴重な生物の生息地を奪い、破壊する新基地建設をこれ以上進めさせてはいけない」とブログ「海鳴りの島から」で述べている。
 目取真氏は古宇利島周辺は昔からジュゴンの生息地であったことを述べている。ということは死んだジュゴンは古宇利島周辺に生息していたジュゴンであると考えるのが自然である。大浦湾のジュゴンではないことは確実だ。ところがブログの題名が「ジュゴンは新基地建設によって日本政府に殺されたのだ」であり、大浦湾とは関係がないジュゴンの死を辺野古の飛行場建設と強引に結び付けて「新基地建設」反対の理由にするのである。ジュゴンの死と「新基地建設」は関係がない。
そもそも海の埋め立て工事がジュゴンの絶滅危機と関係していることはない。生活排水による海の汚染、定置網、養殖網による死などがジュゴンの絶滅危機の原因である。そのことを「捻じ曲げられた辺野古の真実で説明した。
 
2001年3月6日の政府のジュゴン予備調査報告では東海岸で5頭、西海岸で1頭が確認されたという。最近は三頭である。10年で沖縄近海のジュゴンは半分になった。辺野古飛行場建設はまだ始まっていないのにだ。三頭は家族である。父は西海岸に棲息し、母子は東海岸に棲息している。現状ではジュゴンが繁殖する可能性はゼロであるという。沖縄のジュゴンの絶滅危機である。ジュゴンの絶滅危機と辺野古飛行場建設は関係がない。
ジュゴンの体重は300キロから400キロある。草食動物のジュゴンは大食いであり毎日体重の十%(三十キロ~四〇キロ)を食する。多い時には十六%も食べると言われている。ジュゴンは辺野古の海に棲んでいるのではない。そもそも辺野古より嘉陽の海のほうが藻が多く、辺野古より嘉陽の海のほうでジュゴンは多く見られている。
ジュゴンは一か所で棲息してはいない。アフリカの像やしまうま、キリンなどの大型の草食動物がエサを求めて大移動するように、ジュゴンも藻を求めて移動している。ジュゴンは餌を求めて一年に数百キロメートル移動する。
 ジュゴンを守りたいのなら沖縄の川の水質をよくし、ジュゴンの食する藻を繁茂させることである。辺野古埋め立てを阻止することがジュゴンを守ることにはならない。そのことを専門家も指摘している。
三重大学生物資源学部のジュゴン研究会は「沖縄産ジュゴンの保護のために」をWEBで発表している。

沖縄本島周辺の海草の分布は極めて貧弱である。海草群落を有する海岸は全海岸線の10%程度にすぎない(環境庁, 1996)。主要群落は金武湾南部、金武漁港から辺野古岬、安部、嘉陽、伊部、屋我地島周辺の5個所である。沖縄のジュゴンは、この乏しい海草群落と沖合いの避難場所との間を日周移動して生活している。
このような状況にあるジュゴンを保護するには、浅所にある海草場と深所の日中避難場を保存し、そこでのジュゴンの安全を保障するだけでなく、両者を結ぶ回廊部の保全と通過時の安全の確保が重要である。今回の航空機調査中に金武湾では定置網が4個所確認された。既に沖縄では定置網や刺し網による混獲の事例も発生しているし、漂着死体は漁業による混獲に起因している可能性がある。沖縄のジュゴンのような小個体群の場合には、これまで記録された2年に1頭程度の事故死でも重大な影響を及ぼす可能性がある。ジュゴンの生活圏においては刺し網や定置網の設置を避けることが望まれる。
モズク養殖のネットによるジュゴンの混獲は記録がないが、4月時点では沿岸のいたるところで養殖が行われ、8月の藻場の調査時には既にネットは除去されていたが、海草群落の中にもその痕跡が認められた。ジュゴンの羅網の可能性と海草群落自体への悪影響が懸念される。
海草群落の保存上の脅威には、水産養殖施設その他の水中構築物による直接の破壊のほかに、富栄養化による底質の劣化や赤土の流出による藻場の消滅が考えられる。その防止が望まれる。
「日本産ジュゴンの現状と保護」
ジュゴン研究会はジュゴンの死の原因は定置網や刺し網による混獲であると指摘している。保存に危険なものは刺し網、定置網の設置、モズク養殖のネットである。ジュゴンを保護するには刺し網や定置網の設置を避けることであり、浅所にある海草場と深所の日中避難場を保存することである。そして、水産養殖施設その他の水中構築物も危険である。辺野古崎沿岸部を埋め立てる辺野古基地建設はジュゴン保護には関係がない。むしろ、二見川、大浦川、汀間川の汚染のほうがジュゴン保護にはマイナスであるのだ。
      「捻じ曲げられた辺野古の真実」
ジュゴン絶滅危機の原因をウィキペディアで次のように説明している。
日本では生活排水・牧畜廃液・除草剤・農地開発による赤土の流出・海岸開発・モズクの養殖に伴う海洋汚染およびそれによる食物である海草の減少、定置網や底刺し網などの漁業による混獲による絶滅が危惧されている。遺跡や文献・聞き取り調査から以前は南西諸島広域に分布し、主に八重山列島に多く分布していたと推定されている。好適な環境があるにもかかわらず近年の八重山列島での記録がないのは、定置網などによる漁業が盛んなため混獲により地域個体群が絶滅したためと推定されている。文献によると南西諸島では1800年代後半から1900年代初頭にかけて約200頭が捕獲された。1894年から1916年までの年間に300頭前以上が伝統的漁法で捕獲されたとの推計もある。沖縄県では、戦後の食糧難の時期に行われたダイナマイト漁によって生息数が激減したとの通説があるが、この推計はそれ以前の伝統漁法による捕獲が大きく影響したことを示している。
         「ウィキペディア」
 辺野古埋め立て工事が辺野古の海や大浦湾の自然を破壊しないしジュゴンの棲息に悪影響を与えることがないことはネットで調べていけば分かることである。それなのに辺野古移設反対派は埋め立てが自然を破壊しジュゴンに聞きをもたらすともっともらしく言うのである。辺野古移設反対派は辺野古埋め立てのことを知らない県民を騙して埋め立て反対に賛成させるのが目的である。
 沖縄から発せられた嘘は本土、アメリカにも広がっている。国の天然記念物ジュゴンの死骸が今帰仁村の運天漁港で見つかったことを受け、米国の12の自然保護団体は、「米国の環境法を遵守しないまま新基地が完成した場合、これらの海洋哺乳類は絶滅する可能性がある」と工事を強行する米国防総省の姿勢を厳しく非難している。
 
 辺野古移設反対派が振りまいた嘘は県、本土、米国に広がった。県知事選挙で辺野古移設反対派のデニー氏が当選し、、県民投票では埋め立て反対票は72%になった。しかし、振りまいた嘘が広まるのが遅すぎた。移設反対派が県知事になっても反対票が72%になっても、本土、米国に辺野古移設反対が広まっても埋め立て工事は進むし、飛行場建設工事が中止することはない。8年前に辺野古移設は決まったからだ。辺野古移設工事は止まらない。現実の政治に辺野古移設反対派の嘘は通用しない。
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