国家の第一は民主主義である。美しさとか品格はまやかしの国家論である。新聞に掲載されている論文を中心に批判する。
品格より民主そして自由
普天間第二小学校の移転を誰も主張しない。不思議だ
グアム立法院のウォンバット議長は、普天間基地に隣接している普天間第二小学校を見て、「普天間飛行場に隣接し騒音に悩む小学校を見た。沖縄の苦悩を教訓にすべきだ」と述べている。普天間基地を視察したほとんどの人たちが兵軍は住宅密集地に普天間飛行場を作ったと思っているだろう。それは大きな勘違いだ。普天間飛行場を作ったころは周囲には家や建物はなく黙認耕作地の畑が広がっていた。
黙認耕作地が開放されると宜野湾市は普天間第二小学校をつくり、国際大学をつくることを許可した。普天間基地の周囲に家や建物が増えていったが、建物をつくらしたのは宜野湾市であって米軍ではない。アメリカの法律では普天間基地の周囲に人が住むことはできないが、沖縄や日本の法律では住むことができる。
ウォンバット議長は米軍基地の外にも米軍の意思が働いていると思っているだろうが、それは勘違いであり、基地の外はアメリカの法律は適用されていない。全て日本の法律、宜野湾市の意思が反映されているのだ。ウォンバット議長が勘違いをしている。
ウォンバット議長は「米軍はグアムで沖縄と同じ過ちを犯すべきではない」と述べているが、グアムはアメリカ領であるから米軍基地の外に日本の法律は適用されることはない。だから、基地の周囲に人が住むことはない。
1969年に宜野湾市は普天間第二小学校をつくり、国際大学建設を許可した。解放された畑や山野に宜野湾市どんどん家や建物がつくらしたことを沖縄の人間は誰もウォンバット議長に教えない。ウォンバット議長は沖縄のずるさやしたたかさを知らないで沖縄を去るのだろうな。
在カナダの瀬長瞳(74歳)さんは、オバマ大統領が、あるシカゴの小学校が汽車の線路の近くにあり、騒音と振動がひどく、それに建物も老朽化していて危険なため、別な土地、静かな環境に新しく立て替えると約束したとことを述べた後に普天間第二小学校の危険性を述べた。話の流れから、瀬長瞳(74歳)さんは普天間第二小学校の移転を主張するとおもいきや、なんと普天間基地の移転、閉鎖を主張した。
オバマ大統領は小学校の移転を約束したのに、なぜ瀬長瞳さんは普天間基地の移転を主張するのか。普天間基地の移転を主張するのなら、オバマ大統領の話は線路を移設した話でなければつじつまが合わない。普天間第二小学校の危険性を訴えた後に普天間第二小学校の移転ではなく、普天間基地の撤去、閉鎖を主張するのは話が矛盾している。
沖縄の人たちは普天間第二小学校の移転を誰も主張しない。不思議だ。
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