台湾が中国を民主化する

<台湾総統選>中国本土で「民主化への憧れ」高まる=当局は情報遮断しなかった!


2012年1月15日、台湾総統選(14日投開票)に向けた一連の選挙戦は、中国本土でも非政府系のポータルサイトを中心にリアルタイムで報じられ、ネットユーザーらに「民主政治の良さ」を見せつけた。米ボイス・オブ・アメリカが伝えた。

台湾総統選に関する報道は、4年前の前回は中国当局が完全に遮断したため、本土ネットユーザーはこっそりとインターネット検閲システムをかいくぐり、海外のサイトで情報を得るしかなかった。だが、今回は遮断されなかったばかりか、中国中央テレビ(CCTV)や国営新華社通信といった官制メディアでもわずかながら報じられたほか、新浪、網易、捜狐、騰訊などの非政府系ポータルサイトにも連日、特集記事が掲載された。

本土ユーザーの関心度は非常に高く、ミニブログなどのソーシャルメディアでも活発な議論が交わされた。その多くは台湾の民主政治の良さを称賛するもの。再選を果たした馬英九(マー・インジウ)総統に敗れた野党・民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)主席が敗北宣言で「台湾には反対を唱える声が必要」と述べたことにも感動の声が上がった。

こうした動きについて、深セン大学の張涛(ジャン・タオ)教授は「台湾の選挙制度や台湾の人民が享受する民主政治が中国本土の進むべき目標だと感じる人が増えている。我々は当然、誰もが中国本土の民主化を望んでいる」と指摘。

また、北京の弁護士、程海(チョン・ハイ)氏も「台湾の民主制度の成熟ぶりを見せつけられた。本土の民衆は自然に羨望と憧れの念を抱いた」とし、「本土でも民衆が立ち上がって自らの権利を行使しようとすれば、民主化も遠くないかもしれない」と話した。(翻訳・編集/NN)




中国は、台湾は中国であると宣言し、台湾を中国に取り込もうとしているが、中国の思惑通りにはいかない。なぜなら民主主義はしたたかに強いのだ。軍事独裁国家から民主主義国家となった台湾には後戻りはない。民主主義を発展させていくだけだ。中国共産党が台湾を社会主義化するのは不可能だ。台湾を取り込もうとすればするほど台湾の民主主義が中国の内側に浸透していく。それが民主主義のすごさだ。
 
中国当局の弾圧に米国へ亡命する中国の民主化活動家もいる中で、25万人以上の台湾人が今度の台湾総統選に台湾に戻った。彼らは投票した後に中国に戻った。そして、彼らの活動は台湾の民主主義を中国に浸透し続ける。

 中国の共産党一党独裁支配は次第に崩れていく。それが歴史的運命だ。
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