国家の第一は民主主義である。美しさとか品格はまやかしの国家論である。新聞に掲載されている論文を中心に批判する。
品格より民主そして自由
山城議長の逮捕・起訴は「揺るがぬ信念」からではない。お調子者だったからである
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山城議長の逮捕・起訴は「揺るがぬ信念」からではない。お調子者だったからである
山城議長が保釈された。保釈金は700万円である。那覇地裁は検察の主張を認めて保釈しなかったが、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)は18日午後、地検の抗告を退け、保釈を認める決定をした。山城議長は同日午後8時ごろ那覇拘置支所を出た。
しかし、保釈であって釈放ではない。つまり条件つきの釈放である。条件は関係者との接触制限である、だから、自由に行動することはできない。今までのように辺野古飛行場建設阻止運動の先頭に立って暴れまくることはできないだろう。もし、そんなことをすれば保釈は取り消されて再び拘置所行きだ。
山城議長は反対運動への参加については「できるだけ参加したいが、弁護団と相談して可能な限り関わりたい」と述べるにとどめている。今までの山城議長ならキャンプ・シュワブに戻って警察の弾圧に屈しないで闘うと言っただろうが、トーンダウンして弁護団と相談して行動すると言っている。積極的に運動に参加するとは言っていない。これからの山城議長の闘いの場所はキャンプ・シュワブではない。裁判所になる。ゲートを封鎖したり、機動隊に罵声を浴びせたり、殴ったりする威勢のいい山城議長はもういない。彼がキャンプ・シュワブで暴れまくるのはもう見られないだろう。
山城議長は逮捕されたことを「まごうことなき不当弾圧だ」と言っている。本当に不当弾圧と思うなら裁判は不当であるから裁判を拒否すればいい。しかし、山城議長にはそんな勇気もなければ強い信念もないようである。彼は裁判を受けるようである。翁長知事が承認取り消しの裁判で違法行為であると裁決された時、裁判所は政府に味方していると言い、日本には三権分立はない。独裁政治だと非難していたのは山城機長であり沖縄革新である。であるならば山城議長の裁判でも政府に都合のいい判決が下ることを彼らは想定しているはずである。そんな裁判なんか受けないと断固拒否するのが筋というものである。ところが無罪を主張して裁判を受けるようである。政府に味方する裁判であるなら山城議長に無罪を言い渡すことはあり得ない。裁判を拒否するのが当然であるのに裁判を受けるという山城議長はなんて根性がない人間なんだ。根性があるなら徹底して裁判拒否闘争をするべきである。独裁体制の裁判を受けないで山城議長の真骨頂を誇示してもらいたいものである。
沖縄タイムスは17日の公判の山城議長の発言の「闘いは不滅だ」拘束は「まごうことなき不当弾圧だ」を引用しながら「揺るがぬ信念に貫かれた山城議長の声が法廷に響いた」と述べている。
「揺るがぬ信念」には笑ってしまう。山城議長の「揺るがぬ信念」とは保釈の条件である「関係者接触は制限」を受け入れて、「弁護団と相談して可能な限り関わりたい」ものである。つまり保釈の条件に屈したのが山城議長の「揺るがぬ信念」である。「揺るがぬ信念」であれば相手がどんなに強かろうが、政府であろうが、体制であろうが屈しないで抵抗していくものである。ところが逮捕される前の威勢は消えてしまい裁判所の要求を銭部受け入れている。あまりにも軽すぎる山城議長の「揺るがぬ信念」である。
「イエローラインを超えたよ。捕まえに来いよ」
と警護員をからかいなかせら手招きをしている山城議長である。彼はその後にイエローラインを超えたために逮捕された。
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キャンプ・シャワブから出てきた基地従業員の車に襲い掛かる。
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名護署で警護している機動隊を山城議長は何度もグーパンチで殴った。
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青テントを退去するように張り紙をしようとした防衛局職員グループで取り囲み、尋問という名のリンチをした。
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金網を乗り越えようとした山城議長は警護している機動隊をペンチで殴った。
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立ち入り禁止のために張ってある鉄条網を山城議長はペンチで切っている。
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こんな行為を「ゆるがぬ信念」でやっていたら、訴訟を起こされたくらいでは信念少しも揺るがないだろう。しかし、保釈された山城議長は自分の行動については弁護団と相談するというのである。つまり裁判所のいう通りの行動をするというのである。「逮捕されようがなにされようが信念を貫くのだ」とは言っていない。「弁護団と相談して可能な限り関わりたい」と保釈の条件を無批判に受け入れている。これでは山城議長がずっと怒りを込めて批判している体制の法律のいいなりになるということである。だらしない山城議長の信念である。沖縄タイムスのいう山城議長の「揺るがぬ信念」はその程度のものである。
そもそもが「ゆるがぬ信念」で長期拘留の原因となった威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊をやったのではなかった。写真にあるような暴力行為をしてもずっと逮捕されることはなかった。イエローラインを超えた時も名護拘置所に入れられたがすぐに釈放された。逮捕されなかったから山城議長は調子に乗って暴力行為をエスカレートしていったのである。山城議長に沖縄タイムスが指摘しているような「ゆるがぬ信念」があったわけではない。長期拘留、起訴はないと思い込んでいた山城議長が「調子に乗った」だけである。山城議長は信念の人ではなく、お調子者である
山城議長がキャンプ・シュワブで逮捕されるのを覚悟で再び過激な運動をやっていたのなら彼に「ゆるがぬ信念」があることを認めるが、お調子者でしかない山城議長が逮捕、長期拘留を覚悟して過激な運動をしたとはかんがえられない。
山城議長の拘留・起訴に苦笑いしているのが共産党だろう。共産党は逮捕される恐れがある行動はしない。ヘリパッド建設阻止運動で軍用地に入ると逮捕される可能性があるという噂が広がった時に共産党は軍用地に入らないように統一連に指示した。だから統一連は県道70号線の集会だけで、軍用地内には入らなくなった。軍用地内に入ったのが山城議長の沖縄平和運動センターの社民党系、中核派革マル派である。軍用地に入らなかったのが統一連などの共産党系である。だから共産党系の運動家は一人も逮捕されていない。逮捕されたのは社民党系か中核派や革マル派である。
共産党は山城議長が逮捕・起訴されるのは時間の問題と思っていただろう。だから、逮捕された時に「やっぱりな」と苦笑いしただろう。共産党は山城議長のようなドジはしない。違法行為はするが逮捕されるような違法行為はしない。県道70号線での集会は違法行為であるが逮捕はされないから毎日やったのである。一方では安慶田副知事辞任に追い込むような策略をやる。いわゆる共産党は知能犯である。
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