集団自決の深い傷はオスプレイ反対では治らない




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集団自決の傷はオスプレイ反対では治らない


1月1日版の沖縄タイムスは普天間飛行場ゲートでオスプレイ配備反対の活動をやっている集団自決を体験した宮里洋子さんのことを掲載している。

日本人の告発状 基地問題の実相
第一部・超えた臨界点
国策ごり押し許さぬ
普天間決意の封鎖
逆送政府止めたい
「集団自決」今も夢に
惨事60年余語る決意


宮里洋子は当時4歳。「死ぬのは嫌」と身を潜めていた集落西側の壕から抜け出し、無傷で生き延びた。しかし母と姉、弟には首筋にカミソリ傷の痕が残った。きょうだいを切りつけたのは、国民学校の教師をしていた母親だった。鬼畜米英、生きて虜囚の辱めを受けず・・・。徹底した皇民化教育の先導役としてわが子に手をかけた。コの字型の真っ暗な場内には24人ほどがいた。一角で手りゅう弾が爆発。他の家族も切り付け合い、悲鳴やわめき声が響いた。
肉親が被害者であるだけでなく加害者だったという重い事実は、宮里さんに戦後長く沈黙を強いた。一方でたびたび戦場の悪夢にうなされた。
「助けて」。よく夜中に叫んで飛び起きた。友人と泊りがけで旅行したことは一度もない。

「彼女の親は人殺し」
出身地の座間味島民からそう言われたこともある。
自分は加害者の娘だという負い目。深い傷跡が残る姉や弟は、今も黙して語らない。
戦後長く、「沖縄の苦しみに怒りを表し、行動することへのうしろめたさがあった」と振り返る。

変化が訪れたのは3年前。旧盆のため島に帰省した夏、散歩中に偶然、道に迷い込んだ。その先に立っていたのは「平和の塔」。「集団自決」や戦闘でなくなった住民と日本兵ら計1220人の名前が刻まれている。
毎年、「集団自決」が起きた3月26日には献花や焼香が絶えない。惨事から60年余り、行けずにいた。
「ごめんね。何もできなくて」
宮里さんはつぶやき、静かに手を合わせた。犠牲になった島民を思うと、不意に涙があふれてきた。ようやく向き合えた瞬間だった。

涙とともに、かつて名護市辺野古の座り込み現場を訪れ、若者と話し込んだ時のことを思い起こした。新たな基地建設に粘り強く抗議の意思を示す姿に敬意を抱いた。溶け込むうちに、
「次の世代に自分の経験を伝えなければ」という思いが強まった。
「つらい体験でも、語って継いでもらう中で私も解放されるかもしない。」。
生まれ島で「半歩」を踏み出すまでに、さらに数年を要した。
                           沖縄タイムス

島民を集団自決に追いやったのは教員だった


沖縄タイムスは集団自決を「強制死」と呼び、死を強制したのは日本軍であると主張し続けている。日本軍が沖縄の住民に自決を強制したという証拠もたくさん集めている。

そうであるならば、集団自決を日本軍以外のなにかが強制したという証拠を掲載するのは避けるべきであるのだが、最近は日本軍が強制したというネタが尽きたのか、日本軍がかかわっていない集団自決も掲載するようになってきた。
宮里洋子(71)さんの記事もそうである。

宮里さんが体験した集団自決は、教師である母親の行為であった。
「国民学校の教師をしていた母親だった。鬼畜米英、生きて虜囚の辱めを受けず・・・。徹底した皇民化教育の先導役としてわが子に手をかけた」

宮里さんが体験した集団自決は日本軍が命令したのではなく、「鬼畜米英」教育であったと書いてある。
渡嘉敷島や座間味島の集団自決の証言で、日本軍が命じたという証言の多くは日本軍から直接聞いたのではなく、日本軍の命令に違いないという推理の証言である。ところが、学校で皇民化教育を受けたことが集団自決につながったと直接証言する人は多い。

慶良間諸島に来た軍隊は中国大陸から移動してきている。アメリカ軍と戦ってはいない。そんな日本軍がアメリカ軍に捕まったら女性は犯された上に殺害されると言う噂を流すことはないはずである。

「鬼畜米英、生きて虜囚の辱めを受けず」は教員が教えた。純粋無垢な生徒にアメリカ兵は鬼畜であり残忍な兵隊であると教え、アメリカ兵に捕まって辱めを受けるよりは日本人の誇りを持って死になさいと戦前の教員は教えたのである。

自決は自分の生を絶つことであり、死を覚悟する強固な精神がなければ実行できない。自分の死に納得しない限り自決はできない。
死を決意させるような教育をしたのが教員たちであることが、宮里洋子さんの母親を見れば分かる。
戦前の子どもたちは、天皇崇拝の教育によって、「天皇ために戦い、天皇ために死ぬ」「生きて虜囚の辱めを受けず」の思想を徹底して植え付けられていった。
明治天皇が崩御した時、乃木将軍が自決した話や、白虎隊が自決した話は、戦後も美談として大人は子供に話していた。映画でも「天皇陛下と乃木将軍」が上映されていた。

戦前は日本帝国憲法に見られるように帝国主義国家だった。富国強兵が国家の方針であり、国家の方針を子供たちに教え浸透させるのが教員だったのだ。
富国強兵とは強い兵士をつくって植民地を増やすのが国が豊かになるという考えである。兵士とは武士のことである。戦前は、農民を強い武士につくり上げるのが教育の目的であった。

武士は主君に絶対服従である。そして、主君のために戦い、主君のために死ぬ。捕虜になるよりはいさぎよく自決する。戦前は、天皇主権であり主君とは天皇のことであった。天皇のために戦い、天皇のために死ぬ。それが「海ゆかば」の歌にはっきりと表れている。

海行かば 水漬(みづ)く屍(かばね)
山行かば 草生(くさむ)す屍
大君(おおきみ)の 辺(へ)にこそ死なめかへりみはせじ

海で(戦いに)ゆくなら、水に漬かる屍ともなろう。
山野を(戦いに)ゆくなら、草の生える屍ともなろう。
天皇のおそばにこの命を投げ出してもけして後悔はしない。

戦時中大本営発表の戦況報道の時に戦果が挙がれば軍艦マーチが戦果報道の前にテーマ曲として流れていましたが、玉砕して敗れた時の大本営発表の前に流れるテーマ曲は海行かばが演奏されていました。我々の年代の人間は海行かばは悲しい時を思い起こさせる曲になっています。
去年今上陛下がサイパン島を慰霊に訪れ老人ホームを訪問された時そこの入居老人たちが陛下の前で全員が海行かばを合唱している映像がありましたが、陛下はどのような気持ちで聞かれたのでしょうか、サイパン島で生き残った老人たちは陛下と海行かばは切り離せない物ではないかと思いました。
                        WEBより転載

天皇のために戦い、天皇のために死ぬ。捕虜になるよりは自決をする。このような精神を教え、人々の心に深く刻みこませたのが教員であった。教員は生徒に教育勅語をまる暗記させ、天皇崇拝を徹底して教えて皇民化教育をやった。「海行かば」は何度も歌わせ、「海行かば」の精神を体に染み込ませた。

兵士は軍隊で自決の精神を教えることができる。しかし、一般国民はなかなか自決の精神を体に染み込ませるの困難である。そこで思いついたのが「鬼畜米英」教育であった。米兵は鬼畜である。女性を捕まえたら強姦したあとに惨殺する。男はまた裂きにする。国は自決ができない一般の人が自決するように「鬼畜米英」説を広めたのだ。
「鬼畜米英」は沖縄だけに広まったのではない。日本全国に広まっている。もし、沖縄戦で戦争は終わらないで、米軍が九州に上陸していたら、九州でも集団自決の悲劇が起こっていただろう。

「鬼畜米英」の精神は何度も繰り返し教え込まないと体に染みつかない。日本軍は戦うのが目的である。日本軍が国民に「鬼畜米英」を教える余裕はない。「鬼畜米英」を広めたのは日本軍よりも国民と身近に接している教員、政治家、退役軍人たちであった。
沖縄の教員も全国の教員と同じように「鬼畜米英」の精神を沖縄の子ども達の体に染み込ませていった。

沖縄の教員が集団自決を日本軍の性にするのは、自分たちの責任を逃れるためである。

なぜ、沖教祖は集団自決を日本軍のせいにするか


精神分析学者フロイトは著作に、

夫が浮気していることに悩んで神経症になっている夫人を精神分析していくと、彼女の神経症の原因は夫の浮気ではなかった。逆に、彼女の深層心理に浮気願望があった。浮気は罪である。浮気をしたいという願望への罪意識を相殺するために彼女は夫が浮気をしているという妄想を抱いたのだった。

と書いている。
このような神経症は原因を突き止め、原因を理解することによって治るとフロイトは説いている。しかし、患者は真実を避けようとする。話が真実に迫ってくると話を別の方向にそらそうとしたり、ヒステリーを起こしたりして真実の世界に入ることを拒否しようとする。
医者は粘り強く患者と話し、真実を本人に自覚させることが仕事だとフロイトは語っている。

沖縄にはフロイトのような優れた精神分析学者がいなかったようだ。
宮里洋子さんがオスプレイに恐怖を抱き、オスプレイ配備反対運動に参加しているのは、フロイトのいう「真実」から避けているからである。宮里洋子さんは夫が浮気していると妄想して神経症になった夫人と同じ状態にある。
今の状態だと宮里さんは「戦争恐怖」「集団自決の罪悪感」から解放されることは一生ないだろう。「強制集団死」は彼女の傷に塩を塗り込むようなものである。

               つづく

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