うらそえ文藝編集委員会議に乗り込んだ

うらそえ文藝編集委員会議に乗り込んだ

うらそえ文藝の編集委員たちは、四月三十日の編集委員会議で七対一の圧倒的多数で星編集長の仲程元琉大教授との対談の第二部をカットすることを決めた。
しかし、星編集長はカットしないことを主張し、編集委員と星編集長の対立が続いている。

昨日、五月九日に編集委員会議があることを聞いた私は、うらそえ文藝の会員として、二部カットに賛成する理由を書いてもらおうと編集会議が始まる前に乗り込んだ。
編集長の対談の後半をカットするということは重大問題である。会員は編集委員が反対する理由を知る権利がある。
私は編集委員に理由を聞き、私が準備した用紙にそれぞれの理由を書くように要求した。私は編集委員が書いた理由を全会員に通知すると宣言した。
編集委員は書くことを拒否した。しばらく押し問答が続いた。押し問答の中である編集委員がカットする理由を言った。二部は対談の題名にそぐわない内容であること、沖縄の文学の話であるはずなのに集団自決の話をした。特定の人物を傷つけているというのがカットする理由であるという。
部会長である垣花譲二氏は二部カットを画策した中心人物であるが、彼は、星編集長とは今までも色々なことがあったからなどと弁解した。

彼らのいう理由は全然カットする理由にならない。
カットは読者に読ませないことであり、明らかな言論封殺である。彼らがやっていることは思想が違う人間の言論を封殺することである。戦前の言論弾圧と同じ思想だ。

編集委員は公務員や教員出身者で占められている。いわゆる革新系の思想の人たちであり、慶良間の集団自決は軍命令があったと主張している連中である。それに対して、星編集長は集団自決に軍命令はなかったと主張している。
対談の二部では集団自決に軍命令はなかったと星編集長は発言している。革新系の編集委員たちは星編集長の主張を封じ込めるのか目的なのだ。

私は「沖縄に内なる民主主義はあるか」がボーダーインク、沖縄タイムス、南山舎に自費出版を拒否されたことを言い、言論封殺には絶対反対であり、このことはうらそえ文藝の会員として全会員にも知らせると話した。

すると一人の男性が私はまだ会員ではないと言った。一月に申し込み書とお金を払ったのにだ。
どうやら星編集長の紹介で入会をした私をうさんくさい人間に思ったのだろう。編集委員の幹部は私の入会を引き延ばしていたのだ。卑劣な連中である。

会員ではないと言われたらそのまま居座ることもできないので、星編集長の対談の二部カットについては徹底追及すると言って私はその場から去った。

星編集長に電話して事情を話し家に帰ろうとしたら、もう少しで到着するので待ってくれと頼まれた。
星編集長が到着し、事情を話すと、一緒に行って編集委員会議を傍聴してくれと頼まれた。
私は星編集長と編集委員会議に行った。私が傍聴をしたいと言い、星編集長は賛成したが垣花部会長が断った。編集委員会議は垣花部会長が権限を握っていて星編集長の主張は却下されて私は出ていかざるをえなかった。

うらそえ文藝の編集委員会議が傍聴を許さない秘密会議であるとは驚きである。文学は表現の自由を重んじイデオロギーや政治の圧力があってはならない。だから、編集会議はオープンであるのが当たり前だ。
しかし、うらそえ文藝の編集委員会議は非公開であるのだ。原因は革新イデオロギーで星編集長に圧力をかける会議であるからだ。

表現の自由であるべきはずのうらそえ文藝は、いまや革新イテオロギーの巣窟となっているのだ。

星編集長の孤独な闘いが続いている。対談の二部がカットされるかされないか。今が正念場だ。
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