ウクライナが勝ち ロシアに民主主義革命を

ウクライナが勝ち ロシアに民主主義革命を
 
東北部の首都キエフではウクライナ軍の反撃があり、東35キロの地点まで町と防衛陣地を奪還したという。首都のある東北部ではウクライナ軍の反撃でロシア軍を後退させている。しかし、南東部ではロシア軍の支配が拡大しているようだ。
 ウクライナ南東部のマリウポリにはロシア寄りの南部チェチェン共和国の部隊や極右組織アゾフ大隊も参加している。マリウポリ市庁舎は制圧された。南東部はロシア軍の勢力がまだまだ強いが、ウクライナ軍は効果のある反撃をしている。占領されたベルジャンスクの港でロシア軍の大型揚陸艦『サラトフ』を破壊した。ベルジャンシクはマリウポリの西側に位置していて海からのロシア軍の補給拠点である。サラトフ以外にも二つの船が炎上した。サラトフは食料、武器、兵士の補給を担っている大型船である。補給が途絶えるとロシア軍の戦力が落ちる。北東部のキエフを囲んでいたロシア軍は補給が減ったために戦力は落ち後退した。ウクライナ軍は南東部でも補給を減らす作戦を展開している。

 米国防総省高官は、首都キエフでは露軍が苦戦しており、キエフ制圧は諦めて、東部で制圧地域を拡大し、停戦協議を有利に進めようとしていると述べている。
 ロシア軍はロシアを後ろ盾にジョージア(当時グルジア)からの分離独立を一方的に宣言した南オセチア自治州とアブハジア自治共和国に駐留するロシア軍部隊を東部に投入するという。セチアとアブハジアはウクライナのクリミア、ドネツィク州、ルガンスク州のようにプーチン大統領がジョージアから奪った地域である。ロシア軍がウクライナに移動すれば戦力が弱くなったオセチアとアブハジアをジョージアが奪い返すチャンスである。
2019年にウクライナの大統領に就任したウォロディミル・ゼレンスキーは2021年3月、クリミア半島の占領解除とウクライナへの再統合をめざす国家戦略を承認し、国際的な枠組み「クリミア・プラットフォーム」を発足させてクリミア奪還をめざす計画を進めている。
ロシアは東南部の戦争を優勢にして停戦交渉を有利にしようとしている。しかし、ウクライナはロシア軍の完全撤退、軍事力の維持、都市破壊の損害賠償、クリミアなどの返還を停戦の条件にするはずである。ウクライナの停戦条件はロシアが受け入れることができない。ウクライナは勝つことによってのみロシアに受け入れさせることができる。民主主義国家ウクライナに勝利を。独裁国家ロシアに敗北を。
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