日本が世界に誇れる慰安婦制度

日本が世界に誇れる慰安婦制度

慰安婦が性奴隷だったのかそれとも売春婦だったのかを問題にする前に慰安所のシステムを知ることは重要である。慰安婦研究の第一研究者吉見義明中央大学名誉教授が指摘している通り慰安所は日本軍が設置した。そして、値段や慰安婦が働く時間など慰安所のシステムは日本軍が設定した。
 フィリピン駐屯軍の慰安所のシステムについて 『従軍慰安婦資料集』(韓国・書文堂)には次のように記録している。

日曜日・連帯本部、連帯直轄部隊
月曜日・第一大隊、第四野戦病院
火曜日 休日
水曜日・連帯本部、連帯直轄部隊、第三大隊
木曜日・第一大隊(ただし午前中は健康診断後にする)
金曜日・第二大隊、第四野戦病院
土曜日・第三大隊

 それぞれの部隊が慰安所に行く日は振り分けられていた。そして、兵士が慰安所に行くのは月に一度と決められていた。
慰安婦は週に一度火曜日を休日にしていた。

フィリピン駐屯軍・南地区師営内特殊慰安所利用規則
兵士 
    (朝鮮人・日本人) (中国人)
三十分 一円五十銭  一円
一時間 二円        一円五十銭

下士官
(朝鮮人・日本人)    (中国人)
三十分 一円五十銭  一円
一時間 二円五十銭     二円

将校及び准士官
(朝鮮人・日本人)      (中国人)
一時間 三円       二円五十銭
徹夜利用(二十四時から)十円   七円
徹夜利用(二十二時から)十五円  十円

利用時間
 兵士    十時から十六時まで
 下士官   十六時十分から十八時四十分まで
 将校・准士官 十八時五十分以降

軍属はそれぞれの地位によって時間と所定料金が決まっていた。兵士は昼に限られ、時間も短い。将校になると深夜から朝まで慰安婦が相手をした。利用客は決められた料金を超過する金額を慰安所経営者または慰安婦に支払ってはならない規則もあった。

問題は慰安婦が性奴隷だったかそれとも売春婦だったかである。吉見教授は日本軍が女性を強制連行して性奴隷にしたと主張している。慰安婦が性奴隷ならば慰安婦には収入がないことになる。しかし、兵士から将校まで金額は決まっていてちゃんと払っている。日本兵にとって慰安婦は売春婦であったことは明らかである。もし、支払われたお金が業者と日本軍が搾取して、慰安婦にはお金をあげなかったら慰安婦は性奴隷であったが、日本軍が搾取したという情報はない。吉見教授は日本軍が女性を「性奴隷」にした制度を運営していたと主張しているが、慰安所利用規則を見れば日本軍は慰安婦を売春婦としていることが明白である。性奴隷であることはあり得ないことである。
日本軍は曜日ごとに慰安所に来る部隊を振り分けている。理由は集中と閑散となることを避けて慰安所に来る兵士を平均的にするのが目的である。吉見教授は日本軍が慰安所を直接管理し、規則を業者に強制していたと批判するが、慰安所が混乱やトラブルを起こさないためには日本軍の管理と調整なしにはできなかった。日本軍が慰安所を直接管理したのは慰安所の運営がスムーズに行われることが目的であった。

慰安婦であったと最初に名乗り出た金学順は中国にある慰安所に入った。歩哨の目を盗んで朝鮮人の男が寝に来たと言い、朝鮮人に無理に頼んで夜中に脱出して男と中国で暮らしたと証言している。
日本軍が管理していた慰安所は日本兵のみを対象としたものであった。兵士100人に慰安婦1人の割合であったから日本兵でスケジュールが埋まっていたはずである。それに慰安所に入るには業者による確認があった。慰安所に朝鮮人が紛れ込むことはできなかった。金学順が入っていた慰安所は日本軍が管理していた慰安所ではなかった可能性が高い。
金学順は兵士達が1円50銭、将校達が泊まりの時は8円を出していたという話を聞いたが、自分が軍人達からお金を受け取ったことはなかったと証言している。日本兵は料金を払ったのだから日本軍にとっては金学順は売春婦だったのである。彼女が報酬をもらわなかったのは日本軍の責任ではなく彼女を抱えていた業者の責任である。金学順を性奴隷にしたのは日本軍ではなく業者てあった。

フィリピン駐屯軍の慰安所利用規則は『従軍慰安婦資料集』韓国・書文堂』に記録されているものである。フィリピン駐屯軍の慰安所利用規則の記録が韓国にあるのだから、日本なら他にも多く残っているはずである。日本軍の慰安所利用規則を根拠にすれば金学順が日本軍の管理する慰安所には入っていなかったこと、日本兵はちゃんと料金を払い金学順を売春婦としていたことが説明できる。
ところが日本の識者たちは金学順が入った所は慰安所であり、彼女が慰安婦であったことを認めている。そんなことでは慰安婦は性奴隷ではなかったことを証明することはできない。
金学順は妓生(キーセン)だった。慰安婦ではなかった。金学順が居た所は慰安所ではなかった。朝鮮人の妓生館であったことを暴いていれば「慰安婦は性奴隷」が拡大することはなかっただろう。

日本軍が慰安所を設置した目的は性病に感染するのを防ぐためであった。日本には娼婦取締規則という法律があり、日本軍は娼婦取締規則を遵守する義務があった。慰安婦には報酬、休暇をあげ。兵士には料金支払い、サック着用の義務を課したのが慰安婦制度である。それに加えて日本兵の婦女暴行を防ぐのも目的だった。慰安婦制度の効果で日本兵による婦女暴行は他国の軍隊に比べて非常に少なかった。
吉見教授は、「国家による組織的な売春システムを運営したのは日本のみであり、ナチスドイツによる強制収容所売春宿や国防軍売春宿、米軍向け韓国慰安所などは、国家による組織的な売春システムではなく、利用する兵士がいた売春宿に過ぎない」と述べている。吉見教授のいう通りである。慰安婦制度は日本のみであった。ただ吉見教授は日本の公娼制度、慰安婦制度を性奴隷制度と断定しているが、それは間違っている。
日本はアジアで初めて四民平等によって奴隷制度を廃止した国であったが、遊女は売買されて奴隷であるとイギリスの弁護士に指摘された。明治政府は、遊女の売買を禁止し、奴隷から解放した娼妓取締規則を制定した。戦前のアジアはほとんどの国が性奴隷制度が存在していた。日本軍の慰安婦制度だけが唯一売春婦の制度だった。
慰安婦制度によって性奴隷を排除したこと、日本兵による婦女暴行を抑止したことは世界に誇ることができる日本独自の慰安婦制度である。

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