偽の翁長知事伝説がつくられている。それを崩す



沖縄内なる民主主義16新発売中
 

本土取次店 (株)地方・小出版流通センター
http://neil.chips.jp/chihosho/ TEL.03-3260-0355 
chihosho@mxj.mesh.ne.jp
県内取次店 株式会社 沖縄教販
電話番号098-868-4170
shopping@o-kyohan.co.jp

本土取次店 (株)地方・小出版流通センター
http://neil.chips.jp/chihosho/ TEL.03-3260-0355 
chihosho@mxj.mesh.ne.jp
県内取次店 株式会社 沖縄教販
電話番号098-868-4170
shopping@o-kyohan.co.jp

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村
クリックお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
偽の翁長知事伝説がつくられている。それを崩す
「命を削って県民や平和のために尽くした翁長さん」
翁長知事の偽の伝説が始まっている。
翁長知事が命を削ったのは県民や平和のためではない。選挙に勝つためであり、知事の座に居座るためであった。
 その事実の一つを2016年12月のブログに書いた。翁長知事は知事の座に居座るために共産党に気を配っていた。県民に気を配ってはいなかった。

2016年12月のブログ
共産党の顔色だけを気にしている翁長知事に県民のための政治を望むのは無理である。 
政府を強く批判し続けていた翁長知事は順風漫歩であったが、12月8日に米軍北部訓練場の年内返還を「歓迎する」とうっかり言ってしまったために一気に窮地に陥った。翁長知事が安泰か窮地かは県民ではなく与党の中心的存在である共産党に左右される。共産党が翁長知事の発言を気に入れば安泰であるが共産党が気に入らない発言をすれば翁長知事は一気に窮地に陥ってしまう。翁長知事は12月8日に共産党が気に入らない発言をしたのだ。

12月8日、那覇市内で官房長官との会談を終えた翁長知事は記者団に、北部訓練場の4000ヘクタールを12月22日に返還するという菅官房長官の話について、記者団に、
「県の方針としても早めに返してくれということなので、その意味では歓迎しながら承った」
と言ったのである。この発言が共産党には気に入らなかった。なにが気に入らないかというと「歓迎」という言葉を使ったからである。すぐに共産党から翁長知事に圧力がかかった。

 共産党は北部訓練場の返還はヘリバッド建設、米軍基地強化が目的であると主張して、無条件ではない返還を批判している。

共産党の赤嶺政賢衆議員はN1裏ゲートでのヘリパッド建設反対集会で、
「返還する北部訓練場は使用不可能な土地であり、その土地を返還する代わりに利用可能な訓練場を新たに開発して昨日をさらに強化するのが目的だ」
と述べ、北部訓練場返還は米軍の機能強化が目的であると説明した。ヘリパッド建設反対派には赤嶺衆議員の説明が浸透している。北部訓練場返還には「歓迎」という言葉を絶対に使ってはいけないのである。
 ところが翁長知事は菅官房長官との会談後に北部訓練場の返還を歓迎すると記者団に言ったのである。共産党が怒るのは当然であり、共産党が翁長知事に圧力をかけるのは目に見えている。目に見えなかったのは翁長知事であった。
 共産党は、反資本主義・反米主義・日米安保廃棄・米軍基地撤去のイデオロギーの塊である。反安倍政権イデオロギーも強い。イデオロギーの塊である共産党には妥協という二文字はない。イデオロギーを徹底して振りまくのが共産党である。

 翁長知事はイデオロギーは腹六分にして沖縄アイデンティティーで共産党と共闘すると県民に宣言したが、イデオロギーの塊である共産党がイデオロギーを腹六分にするはずがない。翁長知事を支持したのは共産党に都合がよかったからだ。
 革新への支持率は落ちていて、県知事選で革新単独の立候補者では当選する見込みがなかった。誰を候補者にするか迷っていた時に自民党から離れた翁長知事が辺野古移設反対を選挙公約にして共闘することを共産党に提案してきた。単独候補を出して落選するより翁長知事と組んで翁長知事を当選させて翁長知事を支配して利用した方がいいと考えた共産党は翁長知事と共闘したのである。
 共産党が翁長知事と共闘したのは米軍基地を撤去するのが目的であり、そのイデオロギーにはいささかの迷いもない。共産党が米軍基地問題で翁長知事と妥協するのは最初から考えられないことであった。

 北部訓練場返還に「歓迎」するという言葉を翁長知事が使ったのは共産党にとって許せないことである。共産党から予想していなかった圧力に翁長知事は初めて共産党のイデオロギーが強固であることを思い知っただろう。

 翁長知事は共産党を納得させることができるような説明の仕方を模索した。考え出した説明が、
「約4千ヘクタールが返還されることに異議を唱えるのは難しい。現状は6つのヘリパッドが造られ、環境影響評価がないままオスプレイが飛び交うという大変厳しい状況だ」と述べ、7月の参院選でヘリパッド建設に反対する候補が当選したにも関わらず翌日にはヘリパッド建設の作業を開始した。それに資機材の搬入に陸上自衛隊のヘリコプターを使ったことにも触れ、
「4千ヘクタールを返すから文句を言うなというようなもの。県民はよく見ている」
と政府の姿勢を批判した。そして、「苦渋の選択」をしなければならないと弁解した。しかし、「苦渋の選択の最たるものだ」と同情を求めた翁長知事の弁解であったが共産党は「苦渋の選択の最たるものだ」との発言が建設容認であると解釈して翁長知事の説明に納得しなかった。窮地に追いやられた翁長知事はさらに考えに考える。

北部訓練場のヘリパッド建設に関連した「苦渋の選択の最たるものだ」との発言が建設容認と受け止められていることに気が付いた翁長知事は「決して容認したわけではない」と弁解した。
 苦渋の選択と発言したのは、
(1) 4千ヘクタールの基地返還に異議を唱えるのが難しい。
(2)自身が配備撤回を求めるオスプレイが離着陸するヘリパッド建設は、容認できない。
の二つの判断を同時に選ばねばならない状況であるからと述べ、「そのようなはざまで県政を担う状況を『苦渋の選択』と申し上げた」と強調した。

「4千ヘクタールの基地返還に異議を唱えるのが難しい」というのは、単純に言えば基地返還には賛成であるということである。賛成であれば賛成であると言えばいいことであって何も難しいことではない。ところが翁長知事は「異議を唱えるのが難しい」というのである。言葉を代えて言えば「賛成ではあるが賛成というのは難しい」ということになる。賛成なら賛成と言えばいい。なにも難しいことはない。しかし、共産党の怒りを静めるのに必死な翁長知事はややこしい説明をする。

実は基地返還にしろヘリパッド建設にしろ翁長知事に選択する権利はない。選択する権利は国頭村長と東村長にある。両村長は基地返還とヘリパッド建設に賛成している。決定権のない翁長知事が両村長の選択に異議を申し立てる権利はない。
翁長知事は、
「私に選択する権利はありません。国頭村長と東村長の選択を沖縄県知事として尊重します」
というのが県知事としての正しい発言である。しかし、翁長知事は必死になって北部訓練場返還とヘリパッド建設について「苦渋の選択」をするという。
なぜ翁長知事は「苦渋の選択」を言い続けるのか。それは共産党の圧力を避けるためである。
共産党は「安保廃棄・米軍基地撤去」を公約にしているし、共産党の直属の団体は米軍基地撤去・安保廃棄を掲げる安保廃棄実行委員会(沖縄は統一連)である。安保廃棄実行委員会が集中しているのは辺野古移設阻止とヘリパッド建設阻止である。11月26日に共産党の安保廃棄実行委員会は沖縄で全国代表者会議を開催している。27日と28日には高江のN1ゲートに70人以上が行き、座り込みに参加している。
共産党にとって米軍基地の返還は当然のことであると同時米軍基地の新設を絶対に許してはならないことである。もし、翁長知事が国頭村長と東村長がヘリパット建設に賛成していることを容認すればヘリパッド建設阻止運動は一気に衰退してしまう。それを防ぐために共産党は翁長知事にヘリパッド建設反対を言わせるのだ。

共産党の圧力には屈してしまうのが翁長知事である。共産党には一切逆らわない。逆らうと共産党は翁長知事を支持しないで敵になる。共産党のおかげで知事選に勝利した。県議会の過半数も翁知事支持の状態であるのも共産党のお蔭である。もし、共産党に逆らって共産党の支持を失えばあっという間に翁長知事の政治生命は終わってしまう。
翁長知事の言った「歓迎」に共産党が反発をするなら翁長知事は「歓迎」を訂正しなければならない。このように懸命に訂正を繰り返しているのが翁長知事である。

翁長知事は苦渋の選択と言っているが、それは選択ではなく弁解である。県民への弁解ではない。共産党への弁解である。
翁長知事は保守であることを強調し日米安保を認めているというが安保廃棄の共産党の支持がなければ政権を維持することはできない。この矛盾した立場に居ながら、政権を維持しなければならない。
 「苦渋の選択」ではなく「苦渋の弁解」をしていくことが翁長知事が政権を維持していく唯一の方法である。

 共産党の顔色だけを気にしている翁長知事に県民のための政治を望むのは無理である。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 富川副知事 ... 知事立候補者... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。