大田元知事「沖縄は戦争の防波堤」は自分勝手な被害妄想




「かみつくⅢ」は県内書店で発売中



「かみつくⅢ 」の目次
目次

維新の会が沖縄の政治を変革する  又吉康隆

生徒に一番必要なのは学力だ  三
大坂維新の会と沖縄の政党そうぞうが協定を結ぶ 一一
維新の会が沖縄の政治を変革する  一三

橋下市長と慰安婦問題  二八

関西ネットワークの大嘘はまる隠しされた  四九

ブログ・狼魔人日記  江崎孝

稲嶺名護市長、選挙違反で告発さる  七九
浦添市長選「無党派」松本哲治氏(四十五)初当選 八五

ブログ・光と影  古代ヒロシ

那覇から普天間に民間空港を移転できないか?  八八

じんじんのブログ  じんじん

米統治により、
沖縄は近代化されたことを忘れてはダメ   九三
                        
ブログ・沖縄に内なる民主主義はあるか
                     又吉康隆

二年連続教え子へのわいせつ行為ができる島・沖縄 九五


短編小説  又吉康隆
港町のスナックはてんやわんや  九九


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辺野古公民館だぞう!!!

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<10・27沖縄マスコミ正常化推進大会in辺野古>

   「愛する沖縄県民への警告!」

~言論封殺の地、「辺野古区」から目指すマスコミ正常化~






 大田元知事と知念ウシの公開対談が今月の十二日に沖縄国際大学で開かれた。テーマは「今問う『戦争と平和』」である。タイムスに対談の内容が一部掲載されたが、二人の対談には驚いたというかあきれたというか・・・・これが沖縄界トップクラスの知識人の考えなのかとがっかりした。

 思ったことを言いたい放題に話すのはいいが、もし、民主主義とか自由とか政治について話すならば、せめて中学程度の政治の基本はちゃんと理解した上で話してほしいものである。
大田元知事と知念ウシの二人は大学院まで行って高度な学問を修得した人たちである。大田氏は琉大の教授を経て県知事にもなった人である。知念ウシさんは沖国大で教鞭を取っている。二人とも知識が豊かであるはずである。それなのにどうして中学程度の民主主義や国家体制の基本を知らないのか不思議である。

 「残念ながら民主主義は多数決の原理を元にしており、沖縄という小指の痛みは全員の痛みになっていない」

がっくりしてしまう発言である。八年間も沖縄県知事をやった人の発言とはおもえない。戦後の世界ほど民主主義が問われたことはない。民主主義国家こそが人間の人権、自由、平等を実現する国家である。ヨーロッパでは独裁国家が市民の手によって次々と倒され、民主主義国家が創立していった。
アジアでも台湾も韓国、フィリピンなどが軍事独裁国家から民主主義国家になった。現在、中近東では独裁国家を倒したが民主主義の生みの苦しみで血を流している。エジプトで見られるように主権在民の民主主義国家を創設するのは簡単ではない。しかし、市民は民主主義国家を目指して闘っている。

民主主義だけが小指=地方の痛みを全体の痛みとして感じることができる。軍事独裁国家や共産党一党独裁国家は小指の痛みをますます痛くする政治をする。

大田元知事は民主主義の原理である多数決を否定している。びっくり仰天である。大田元知事は民主主義を否定し、民主主義国家日本を否定しているのである。一体どんな国を目指しているのか。まさか封建主義独裁国家琉球王朝を目指しているのか・・・・。

団体活動は「一人はみんなのためにみんなは一人のために」の考えが重要である。これは民主主義にも通じる考えである。「国家は国民のために国民は国家のために」。「中央は地方のために地方は中央のために」が民主主義国家の基本である。中央と地方がお互いに意思疎通し、理解しあってさまざまな矛盾を解決するのが民主主義である。

大田元知事は「沖縄という小指の痛みは全員の痛みになっていない」と残念がり民主主義を否定しているが、民主主義精神があるならば政府=全員の痛みを地方=沖縄が共有する自覚がなければならない。

政府は北方ではロシアとの領土問題と国防問題を抱えている。北朝鮮と拉致被害者問題も抱えている。韓国との慰安婦や民族嫌悪問題もある。中国との軍事対立、内政干渉、尖閣問題も抱えている。尖閣問題は沖縄とも密接に関係しているから沖縄は尖閣問題を真剣に考えなければならない。東南アジア諸国への中国侵略への対策も政府にとって悩める問題だ。日本政府=全体は困難な問題をいくつも抱えている。
大田元知事は政府=全員の困難な問題=痛みを全然感じていない。ただただ沖縄の痛みを全員が感じないことに不満たらたらなのだ。我ままな政治思想は民主主義を否定している。大田元知事の望む政治は沖縄を王国にし、日本全体が沖縄の痛みを取り除くために犠牲になることなのかもしれない。
政治力も経済力も軍事力もない沖縄がそんな王国になれるはずがない。

国の痛みを無視して沖縄の痛みを理解しろという大田元知事の主張はあまりにも身勝手すぎる。国が抱えている痛みは小指である沖縄も理解しなければならない。相互理解の上で小指は小指の主張をするべきである。それが民主主義なのだが民主主義を否定する大田元知事は駄々っ子老人である。

ところで、沖縄の痛みとはどんなものだろう。大田元知事は、
「沖縄は戦争の防波堤や政治的取引の具になってきた。人間扱いされず、他人の手段として。物として供されてきた。われわれは物ではない、人間だ。沖縄は無人島ではない」
と沖縄の痛みをこのように話しているが抽象的であり具体性がない。独断的な被害妄想にしか見えない。

大田元知事のいう「沖縄は戦争の防波堤」は沖縄戦のことを指しているのだろう。しかし、沖縄は戦争の防波堤になれたかというとNOである。「防波堤」になれなかったし大本営は沖縄を「防波堤」する考えはなかった。

日本軍は米軍の北進を喰いとめることに必死であった。沖縄で米軍の北進を喰いとめる目的があったことを「防波堤」というならば、フィリピンもサイパンも硫黄島など南方の島のほとんどを「防波堤」にした。 しかし、すべての「防波堤」は沖縄と同じように崩壊した。

米軍の北進を喰いとめるために大本営は沖縄第三十二軍で最も強い第九師団を一九四四年の十二月中旬から翌一九四五年一月中旬にかけて台湾へ移動させた。そのために第三十二軍は兵力の三分の一近くを失った。このことからも分かるように沖縄だけを「防波堤」にしようという考えは日本軍には毛頭なかった。南方から北進してくる米軍を喰いとめることに必死だったのだ。

日本軍は米軍の進路がそのまま北上して沖縄島に上陸するケースと台湾から大陸に渡って北上するケースを予想したから第三十二軍の最強部隊を台湾に移動したのである。日本軍の目的は米軍の北進を喰いとめるだけでなく米軍に勝つことであった。
沖縄が戦場になったのは、米軍が中国大陸から北進しないで、沖縄に上陸したからである。もし、米軍が大陸から北進していたら沖縄ではなく大陸が戦場となっていた。米軍は大陸を北進するより、沖縄を占領して飛行場をつくり、沖縄を本土攻撃の拠点しようとしたのである。沖縄が戦場になったのは米軍が沖縄に上陸したのが原因である。日本軍に原因があるわけではない。

九月中旬になってレイテ島上陸の予定繰上げが決まり、フィリピンでの泊地確保もより早く行える可能性が出てくると、アメリカ海軍のチェスター・ニミッツ提督らは台湾攻略以外の選択肢について再検討を始めた。アメリカ陸軍も、ルソン島さえ占領すれば台湾は無力化できると考えて、台湾攻略中止に同調した。
そして、新たな日本本土空襲の拠点を求めていたアメリカ陸軍航空軍が、台湾の代わりに沖縄本島を攻略することを提案し、検討の結果、十月五日に沖縄攻略作戦の実施が決定された。
計画では十月二十日のレイテ島上陸、十二月二十日のルソン島上陸、翌一九四五年一月二十日の硫黄島占領に続いて、三月一日に沖縄諸島へと上陸することとなった。バックナー中将は、台湾上陸部隊の司令官から、そのまま沖縄上陸部隊の司令官へと任務が変更された。

このように米国が沖縄上陸を決めたから沖縄戦になったのである。日本軍は米軍の進撃を喰いとめ米軍に勝利するために戦ったが、硫黄島、サイパン、レイテ、フィリピンと玉砕している。
沖縄戦も南方の島々と同じように米軍の進軍を粉砕し米軍に勝利する目的で戦ったが南方の島々と同じように沖縄の日本軍は壊滅した。

日本軍は沖縄だけを「防波堤」にしようとしたのではない。その証拠に、第三十二軍の最強部隊を台湾に移動した。そのために沖縄の第三二軍は兵力の三分の一近くを失い弱体化した。日本軍は沖縄を特別な「戦争の防波堤」にしたのでなかった。
米軍は沖縄の飛行場を確保して、沖縄から本土爆撃を攻撃する計画を立てていた。だから、もし、戦争が八月十五日に終わらないでその後も続いていたら、沖縄は本土攻撃の拠点になっていた。沖縄の飛行場から無数の爆撃機が飛び立ち本土を火の海にしていただろう。
八月十五日に終戦になっていなければ、沖縄は「本土の防波堤」ではなく「本土攻撃の拠点」になっていたのだ。

大田元知事は沖縄戦の事実さえ捻じ曲げて、「沖縄は戦争の防波堤」などと自分勝手な被害妄想を振りまいている。

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