大浦湾の自然を守っているのはキャンプ・シュワブという意外な事実

大浦湾の自然を守っているのはキャンプ・シュワブという意外な事実




辺野古移設反対派が辺野古埋め立て地に土砂を運んでいるジャリトラを止めている写真である。「地球環境を壊す軍事基地」のプラカードを見て思わず苦笑した。
飛行場建設のための辺野古埋め立てが大浦湾を汚染すると共産党、左翼を主張した。このことを大袈裟に書いたのがこのプラカードだろう。
大浦湾に行って知ったのは北側の住宅地域の海岸は赤土で汚染されていることだった。ところがキャン・シュワブがある南岸は汚染されていなかった。


大浦湾に藻やサンゴが茂っているのはキャンプ・シュワブのお陰であることを知った。だから、プラカードは「地球環境を守っているのは米軍基地」にするべきである。と思い浮かんだので苦笑した。

大浦湾の自然を破壊しているのは米軍基地ではない。むしろ自然を保護しているのがキャンプ・シュワブなのだ。大浦湾を調べて知った事実である。このことを「捻じ曲げられた辺野古の真実」に掲載した。

大浦湾の藻が繁茂している原因


 キャンプ・シュワブ内を流れている美謝川の白黒写真である。川は見えない。美謝川は左上の辺野古ダムから国道339号線の下を抜け、緑の木々の中を流れている。山の自然の水がそのまま海に流れ出ているのが美謝川である、
埋め立て反対派グループの報告である。
「特にキャンプ・シュワブ大浦湾側、つまり普天間代替飛行場移設事業による直接の埋め立て地の中が最も多くジュゴンに利用されている」
グループはキャンプ・シュワブ側に藻が最も多く生えていると報告している。だから、埋め立てるとジュゴンに多大な被害を与えると主張していて辺野古埋め立てに反対している。グループはキャンプ・シュワブ側に藻が繁茂している原因は報告していない。原因を報告するのは彼らにとって不都合であるからだ。
藻が繁茂している場所はキャンプ・シュワブを流れている美謝川河口付近である。つまり藻が繁茂している原因は美謝川にある。
美謝川は畑の赤土や生活排水に汚染されないでキャンプ・シュワブの山の豊富な養分をそのまま大浦湾河口に運んでいる。それが藻が繁茂している原因である。大浦湾には二見川、大浦川、汀間川が流れ出ているが、川沿いには人家や畑があり生活排水や赤土が川に流れ込み、川はそれらを大浦湾に運んでいる。人家は少なく、畑の規模も小さいので大浦湾の汚染度は低いが、三つの川が大浦湾を汚染しているのは確実である。美謝川だけが汚染されないで山の栄養豊富な水を大浦湾に供給しているのである。
 美謝川は飛行場建設予定内を流れているし、河口も埋め立て予定地に入っている。河口は北の方に移す予定である。防衛局は飛行場の地下を通る設計をしている。およそ1キロメートル以上の川になる。国としては辺野古ダムから新美謝川河口までまっすぐにして半分の距離にしようとしているが、それには稲嶺市長の許可が必要である。辺野古移設反対の稲嶺市長は変更を拒否すると発言した。もし、稲嶺市長が拒否するのであれば、稲嶺市長には大浦湾の自然を守ろうという考えがないということだ。
大浦湾・辺野古の海が豊かなのはキャンプ・シュワブの山のお蔭である
 キャンプ・シュワブの山は昔のままである。その山から大浦湾に流れている美謝川が大浦湾の自然を豊かにしている。
 川沿いに住宅や畑のある二見を流れる川の河口には赤土が流れ出て汚染されている。大浦湾の北側には広大なカヌチャゴルフ場がある。ゴルフ場も海の汚染こそすれ、自然を豊かにはしない。大浦湾・辺野古の海が豊かなのはキャンプ・シュワブの山のお蔭であるといっても過言ではない。山の自然が保たれれば大浦湾の自然も保たれる。それが真実だ。
     「捻じ曲げられた辺野古の真実
 普天間飛行場移転の候補地の一つとして嘉手納弾薬庫が上がった。弾薬庫は沖縄市、読谷村、うるま市にまたがっていてとても大きい。嘉手納飛行場の数倍の広さである。候補地は読谷村の土地になっていた。読谷村長は嘉手納弾薬庫は樹木が茂り、大自然の中で鳥や動物が多く棲んでいることを理由に普天間飛行場の移設に反対した。

読谷村の58号線の東側は住宅がなく自然である。原因は軍用地だからである。友人が軍用地で畑をやっている。時々彼の畑に行き、ビールを飲みながら野鳥のさえすりを聞いている。昔の自然が残っているの嘉手納弾薬である。
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デニー知事の辺野古移設反対を根拠にしている県民投票は議会制民主主義では無力 

デニー知事の辺野古移設反対を根拠にしている県民投票は議会制民主主義では無力 

 4年前に普天間飛行場の辺野古移設の賛否を問う県民投票が行われた。結果投票の7割超が埋め立て反対の意思を示した。玉城デニー知事は県民投票の結果を「県民投票が地方自治法に基づき実施され「県民の意思が直接確認されたという点で民主主義の観点から重要な意義がある」と強調した。投票者の7割超が埋め立て反対の意思を示した県民投票の結果は「重く尊いものだ」と述べ、辺野古に新基地は造らせない決意を示した。

 県民投票で明らかになったのは、辺野古を埋め立てると海は汚染され、サンゴは死に、魚やジュゴンは大浦湾に住めなくなるという共産党や左翼がでっち上げた嘘を多くの県民が信じたことである。・・・辺野古基地建設は大浦湾を汚染する・・・と信じた県民は移設反対し割―た。だから反対が7割を超えたのである。米軍基地の移設に対しては県民投票は法的拘束力はない。
 県民投票に拘束力があってはいけないことを知ったのが辺野古移設賛否の県民投票である。県民は左翼の嘘に騙されるのだ。
 左翼が嘘をつき沖縄市民を騙すことを知ったのは復帰前の高校生時だった。左翼は沖縄を米軍が統治していると言っていた。米軍統治を信じている市民は多かった。私は米軍統治に疑問を持った。米国は議会制民主主義国家である。議会制民主主義は三権分立であり、国会が立法、内閣が行政となっている。日本でいえば自衛隊、米国では軍隊が政治を行うことは禁じられている。沖縄だから米軍が特別に行政を受け持っているとは考えられない。沖縄を統治しているのは正式な名称が米民政府であることを知った。沖縄を統治しているのは米軍ではなく米政府であることを知り、米軍統治は間違っていることを知った。沖縄は米軍が支配しているとイメージさせるために共産党、左翼は米軍統治といったのである。県民を巧みな嘘で騙して反米軍運動をするのが共産党、左翼である。
 埋め立てても大浦湾が汚染されないことを2015年出版した「捻じ曲げられた辺野古の真実」に掲載した。


埋立ての土砂は外に出ない
埋め立て反対派は埋め立てで土砂がどんどん海の中に流し込むイメージを与えている。もし、土砂をどんどん流し込むと土砂が広がって海底の広範囲を埋めてしまう。そうなるとものすごい大量の土砂が必要になる。それにそのような埋め立て方法だと反対派の言う通り大浦湾も辺野古の海も土砂で埋まり死滅するだろう。しかし、そのような海の広範囲を汚染する埋め立ては日本では行われていない。公有水面埋立法で自然環境を破壊する埋め立ては禁じているからだ。
それではどのようにして海を埋め立てるのか。
最初に海底に土台をつくった後、コンクリート製の箱船を埋め立て地の周りに隙間無く並べる。この箱船の名前はケーソンと言う。ケーソンの底の栓を抜くと水が入って沈む。傾かずに沈むように海底の状態を修正する。沈んだケーソンに岩石や解体ビルの破片などを入れて重くする。
土砂も同時に入れる。ケーソンの上に上部コンクリート壁を築く。消波ブロック(テトラポット)は魚巣にもなる。
全部沈むと埋め立て地の外壁ができあがる。海水は最初は吸い上げない。だから外海の水圧の影響は受けない。囲いの中に土砂を流し込む。それに応じて海水を吸い上げ放出する。中に土砂を流し込んで埋め立て地の出来上がり。土砂が外海に出ることはない。浅瀬の場合はケーソンを使わない。
    「捻じ曲げられた辺野古の真実」
 辺野古の埋立てが始まった。埋め立てが進むにつれて大浦湾が汚染されないことが明らかになった。

 

 埋め立て地の海は全然汚染されていない。このことを全ての県民が知っていたら移設反対が過半数になることはなかったはずである。
 デニー知事は4年前の県民投票を根拠に埋め立て反対を主張しているが、埋め立ての真実を知った現在なら県民投票すれば埋め立て賛成が過半数を超すはずである。

 米軍基地の移転は国会の賛成 政府と自治体の合意で決めるべきである。県民投票で決めるものではない。もし、県民投票をするなら辺野古移設を決めるまでの膨大な資料すべてを県民に明らかにする義務が県にある。しかし、膨大な資料の内容を知り、移設に賛否の意思を表明するのは県民にとって負担が大きい。決断するには数カ月は仕事をすることもできないだろう。県民にとって負担が大きい。
 県民の代わりに辺野古移設の賛否を追及するのが市長であり議員である。
 政治判断は市民が選んだ市長と議員が市民の代わりに判断する。それが議会制民主主義である。デニー知事が県民投票を根拠に辺野古移設に反対するのは議会制民主主義への反逆行為である。県知事として許されないことである。しかし、沖縄では県知事が堂々と議会制民主主義の規則を破る。

デニー知事は辺野古に新基地は造らせない決意を示したが、議会制民主主義に則って決まった辺野古移設をデニー知事が知事としての権限で阻止することは絶対にできない。知事は日本の法律を遵守する義務があるからだ。辺野古移設は徹底して法律を守って進めている。裁判は全て敗北したし、今後も敗北するだけである。法律を守るのが義務のデニー知事が阻止することはできない。

浜田靖一防衛相は埋め立ての賛否を問うた県民投票から4年となることについて「普天間飛行場の固定化は絶対に避けなければならない。政府と地元の共通認識だ」と強調。「引き続き丁寧に説明し、危険性除去と基地負担軽減に全力で取り組む」との考えを示した。まあ、共産党、左翼は県民投票を根拠に反対し続けるだけだ。辺野古移設工事は着々と進んでいく。それだけのことだ。
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