辺野古で見える衰退していく左翼のエセ民主主義

辺野古で見える衰退していく左翼のエセ民主主義

「沖縄には民主主義がない」は辺野古移設反対運動している連中が何度も口にすることである。
辺野古の埋め立て承認撤回を取り消した国土交通相の裁決を違法として、県が取り消しを求めた15日の控訴審判決は、県の敗訴となった。県の敗訴は移設反対派にいわすれば「政府と司法が一体になった沖縄いじめ」である。「裁判官は政府に忖度(そんたく)している」と裁判官を非難し、「裁判官は自分の頭で考えてほしい」と怒るのである。
辺野古移設反対派にいわすれば裁判官は政府に忖度して政府の意に従って判決を下したのである。つまり、日本の三権分立は形式だけであり、内実は政府に従属しているというのである。沖縄には三権分立が適用されていないのだ。だから沖縄には民主主義がないと主張するのである。
裁判官は県側と国側の主張を聞き、現行の法律に則って判断を下したのである。裁判官は中立をモットーとする職業であり、忖度して判断することは許されない。そんな裁判官を平気で侮辱するのが辺野古移設反対派である。反対派の意にそぐわない判決を下した裁判は「沖縄いじめだ」であるのだ。アホらしい。
日本は議会制民主主義であり、三権分立の国家である。反対派の意にそぐわない判決を下したのは日本の議会制民主主義・三権分立である。判決を否定する反対派の民主主義は日本の民主主義を否定する民主主義であるということである。どちらの民主主義が真の民主主義かを追及するのは置いといて、はっきりしているのは反対派の民主主義は日本の民主主義体制下にある沖縄では通用しないことである。日本の民主主義から見れば反対派の民主主義は身勝手な利己な民主主義である。それが左翼民主主義である。
辺野古移設反対に賛同する県民は減り続けている。時が経つにつれて左翼の本性があらわになってくると「オール沖縄」から保守は離れていった。シュワブには十数人の左翼老人が集まるだけだ。「1万人結集して辺野古基地建設を阻止しよう」の豪語は今は昔である。日本の議会制民主主義体制の下では左翼民主主義は廃れていく運命にある。
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