韓国が「GSOMIA」破棄を発表 当然だな

韓国が「GSOMIA」破棄を発表 当然だな
 韓国政府は、日韓の軍事情報包括保護協定「GSOMIA」を破棄すると発表した。これには日本政府もマスメディアも驚いた。「GSOMIA」を破棄するとはだれも予想していなかった。しかし、文大統領は破棄した。
日本政府内には、韓国側が協定の破棄まではしないだろうという観測が強かったから、韓国側の決定は衝撃をもって受け止められた。ある政府関係者は「日韓外相同士はしっかりやりとりができているから」と楽観的な見通しを示していた。それだけに破棄の決定には政府内にも驚きが広がっており、ある官邸関係者は「もう頭がついていけない」とこぼしている。
 政府の予想は外れたが、冷静に韓国政府のことを考えれば破棄以外の選択はなかったと考えられる。韓国民の反安倍不買運動の流れを見れば破棄を選択したことに納得できる。

韓国の日本製品不買運動は拡大に拡大した。日本への旅行も激減している。
 韓国食品企業が製造した米製品のなかにたった0.1%の日本産米が含まれていたことさえ非難したのだ。こんなことを見つけることができるのは左翼の組織的な活動があるからである。企業は日本米を取り除いて謝罪した。
日本で制作されたアニメのペンギン「ポロロ」が排された。韓国での国際競馬レースに日本の馬が参加できなくなった。韓国の若者たちは日本製のスニーカーや抹茶ラテ、ビール、モツナベ、刺身、寿司などのボイコットを他人にも押しつけている・・・。
米国メディアはあることに気が付いた。韓国の異常な不買運動に日本側の国民も反韓の動きをするはすであるが、日本には反韓の不買運動は全然ないし、日本側の「国民一般レベルでの韓国叩き」がまったくないのだ。
最初は韓国、日本の双方に相手国への感情的な反感があるかのように伝えてきた米国メディアであったが、日本側の国民レベルの反韓現象を報じなくなった。一方的な韓国の反安倍・不買運動であることに米国メディアは気が付いたのである。現在の米国では、「韓国での日本叩き」報道がどっと拡大してきた。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「韓国のボイコットでは日本のハローキティまでが排除される」という見出しの長文の記事を載せた。副見出しは「二国間の貿易紛争はオモチャ、チョコレート、ペットフードまでも犠牲にする」である。その脇には、日本のキャラクター商品「ハローキティ」のイラストが載っていた。韓国側のあまりにも徹底的で異常な「反日」をジャーナル紙伝えたのである。

左翼主導による反安倍・不買運動は韓国全体で徹底的に展開されている状態である。このような状態で安倍政権と「GSOMIA」を続けることは国民の支持を失う恐れがある。来年の4月には選挙がある。選挙に勝つためには国民の支持がなければならない。左翼の反安倍運動が韓国全体に広まっている状況では「GSOMIA」を破棄するしかなかったのだ。
左翼の反安倍・不買運動は成功している。
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