1967年、暴力で教公二法が阻止されたことを忘れるな






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1967年、暴力で教公二法が阻止されたことを忘れるな


米民政府が統治していた1967年である。教員は10割年休を取り、教育を放り出して立法院に結集した。そして、警官をごぼう抜きにして議会に乗り込んで教公二法の議決を阻止した。教公二法とは教員の政治活動を禁止するものであり、本土ではすでに成立していた。政治活動を抑え込まれることを嫌った教員が立法院の議会になだれ込み、法案議決を阻止したのである。
キャンプ・シュワブに集まって辺野古飛行場建設に反対している人たちは1967年に教公二法を暴力で阻止した教員と同じ思想だ。キャンプ・シュワブに2万5000人の反対者を集めて実力で移設を阻止したいのだ。幹部は「10000人集まれば阻止できる」という話はよく言う。

キャンプ・シュワブで教公二法阻止闘争の時のように工事を阻止できないのは単に人数が少ないだけである。彼らの思想は教公二法を阻止した時と同じである。2万5000人も集まればキャンプ・シュワブになだれ込みキャンプ・シュワブを占拠していただろう。
 なぜ、こんなに教職員は強かったのか。その原因の一つは戦前の教員の地位の高さにある。戦前は中央集権政治であった。中央の政治を地方に広めるのには教育が必要であり、教員がその役目だった。いわゆる国家意思の伝達者である。
「三歩下がって師の影を踏まず」
生徒が教師の影を踏んではいけないくらいに教師の地位は高かったのである。沖縄の優秀な人は軍人か教師か公務員になった。敗戦によって軍人はいなくなった。沖縄では優秀な人は教師と公務員であった。

 沖縄の初代の立法院主席は教師出身の比嘉秀平である。
比嘉 秀平(1901年6月7日 ‐ 1956年10月25日)は、沖縄県の教育者、琉球政府の政治家。1952年4月から1956年10月まで琉球政府行政主席を務めた。琉球民主党初代総裁。

沖縄県中頭郡読谷村生まれ。小学校時代に事故で右腕を失うも、勉学に励み、1925年(大正14年)早稲田大学文学部英文学科を卒業する。

和歌山県の高野山中学校に勤務後、約20年間の教員生活を送り、母校である沖縄県立第二中学校の教諭及び沖縄県立第三中学校の教頭を務める。

沖縄戦では県立第三中学校の学徒隊を率いたが生還。終戦後、沖縄民政府に採用されて、翻訳課長や官房長などを歴任した。

その行政手腕と英語での意思疎通ができることを買われて、1950年(昭和25年)に設けられた臨時琉球諮詢委員会委員長を務めた。1951年(昭和26年)4月に琉球臨時中央政府行政主席に就任。翌年、琉球政府が樹立され、初代行政主席に就任した。

主席在任中に軍用地問題が起き、その解決に追われる中、急死する。没後に勲三等瑞宝章を受章。

 比嘉 秀平氏は明治以来、初めての沖縄出身首長である。そして、沖縄の歴史上、最初に公選で選ばれた人物は屋良朝苗氏であるが、彼も教師出身である。

屋良 朝苗(1902年12月13日 ‐ 1997年2月14日)は、琉球政府および沖縄県の政治家・教育者である。1968年11月より唯一の公選行政主席として沖縄の日本復帰までその職にあり、復帰後は沖縄県知事を2期務めた。

1902年(明治35年)12月13日に沖縄県中頭郡読谷村に生まれる。1930年(昭和5年)に広島高等師範学校(現在の広島大学)を卒業する。その後沖縄県立女子師範学校、沖縄県立第一高等女学校、台北第一師範学校、州立台南二中などで教職を勤めた。

沖縄戦後、沖縄群島政府文教部長、沖縄教職員会長などを歴任の後、1968年の行政主席選挙では革新共同候補として立候補し、保守系の西銘順治との選挙になったが、本土への早期復帰を訴えた屋良が当選し第5代行政主席に就任する。なお、この選挙では、西銘の当選のために日米両政府が裏で動いていたことが、2010年12月に公開された外交文書により判明しているが、裏工作を撥ね退けての当選だった。

 教師は優秀であり沖縄の人々の信任が厚かった。しかし、復帰後は日本政府によって教育が発展し、ほとんどの県民が高校に進学し、大学進学者も増加することによって教師の権威は落ちていった。教師は聖者ではなく、普通の人になった。普通の人になることによって次第に左翼政治活動から離れていく教師が増えていった。教師の左翼思想を支持する県民も減っていった。
 教師の左翼活動家はまだまだ多いが、減少傾向に歯止めはかからないだろう。

 目取真俊氏は元教師である。彼の思想には教公二法阻止運動の教師と同じように、実力で法案を阻止する思想がある。それは彼の言動と行動に表れている。
 目取真氏は今度の逮捕を不当逮捕だと主張している。その理由として、一部のメディアでは目取真氏が陸上に上陸したから逮捕されたと報じているが自分は上陸していない、だから逮捕は不当だと主張している。
 そして、「最近の海上行動は、スパッド台船やクレーン付き台船の様子を見、陸上部での作業がないかを確認するのが中心だ。長崎の岩場付近はスパッド台船に向かう通過点に過ぎず、浜に上陸する理由などない」と言い、軍警備員が二人がかりで暴力的に目取真氏を海から岩場に引きずり上げ、力づくで浜に移動させたと言っている。そして、「事実関係をきちんと取材もせず、国家権力側の情報を垂れ流しているメディアには情けなさと怒りを覚える」とメディアを非難している。目取真氏のメディア非難はおかしい。
 逮捕された時、目取真氏は進入禁止フロートをすでに超えていた。超えてなおも進み陸に接近したから軍警備員の手が届いたのである。軍警備員の手が届いたということは違法行為をした証拠である。
目取真氏は「事実関係をきちんと取材もせず」と反発しているが、ほとんどのメディアが進入禁止のフロートを超えたことを書いている。「国家権力側の情報を垂れ流しているメディアには情けなさと怒りを覚える」と言っているが、フロートを超えなかったとは目取真氏は言っていない。陸上に引きずり込まれたと言っているだけである。フロートを超えていたら不当逮捕ではない。正当な逮捕である。目取真氏のほうが嘘をついている。
 目取真氏は自分のブログで、立ち入り禁止のフロートを障害物と呼び、立ち入り禁止のフロートを超えるのが彼の日課になっている。フロートを障害物と考えている目取真氏は今回の逮捕を違法行為と認めていない。その理由は、彼には彼の法律があり、国の法律より自分の法律の方が正しいと思っているからである。
 目取真氏だけでなくキャンプ・シュワブで反対運動をしている人たちはほとんどの人たちが自分たちの法律が国よりも正しいと思っているのである。

三線の日に国道一杯に広がって交通をしゃだんするのは彼らにとって正しい。

三線の日に国道で踊るのは正しい。

道路の真ん中で警官の静止を無視して車を進めるのも正しい。制止する警官の足をひいても正しい。

出入り口にブロックを積むのも正しい。
>

 
 それが彼らの法律である。日本の法律ではない。彼らの法律が屈服させられるのは彼らの法律に欠点があるとは彼らは考えていない。屈服させられるのは法律を駆使できる彼らの権力が弱いからであると彼らは考えている。権力は弱いが思想は正しいというのが彼らである。
彼らは国の権力である警察や機動隊が増加するのに非難を浴びせる。減らせ減らせとシュプレイコールする。それは敵である国の権力が強くなれば自分たちの権力が抑え込まれるからである。敵の権力が弱ければ自分たちの権力を発揮することができる。2004年の辺野古沖移設のように。あの時は国の権力が弱かった。だから、ボーリング調査を阻止できたのである。


 彼らは彼らの暴力を正しいと信じているのである。それは議会制民主主義国家日本の法律を否定することである。彼らの思想が全国に広まれば議会制民主主義国家日本の崩壊である。
 キャンプ・シュワブの反対運動の規模がとても小さいから議会制民主主義の崩壊は大袈裟な話である。大げさではあるが彼らの思想を深く考えれば暴力革命につながる思想であることが分かる。彼らの思想は滅ばなければならない思想である。

2016/03/18 に公開
平成28年3月17日木曜日に放送された『沖縄の声』。政府と沖縄県との代執行訴訟は­、政府は「辺野古移設が唯一の解決策」、県は「辺野古移設阻止」という互いに譲らない­まま和解成立となった。本日は、キャスターの又吉康隆が「安倍政権の暫定案和解に失望­」をテーマに政府と県の和解について批判していきます。
※ネット生放送配信:平成28年月3月17日、19:00~
出演:
  又吉 康隆(沖縄支局担当キャスター)
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千­人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、­全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
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チャンネル桜



チャンネル桜のスタッフと、殺風景を緩和するためにテーブルになにか飾りになるのを置いた方がいいという話になり、それじゃあ私は10数年前に花の鉢をつくったから、それを持っていくことにした。
ランとか花はきれいのにそれを入れる鉢はただの鉢であり、花と調和がとれていない。それが私は不満だった。鉢が花と合う様な美が追及されていないと思った私は花に合う鉢をつくろうと思った。
陶芸の経験は全然なかったが、ろくろと電気釜を買った。練習を繰り返して写真のような鉢をつくれるようになった。
しかし、コンビニの売り上げが悪化し、莫大な借金を返済するために、休日なしの深夜パートを1年間しなければならなくなった。
コンビニは立て直したが、陶芸をやる余裕はなくなった。
10数年前の作品がチャンネル桜でお披露目とは。人生はおもしろい。



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ドナルド・トランプは米国民の本音を言っているという







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沖縄県民は翁長知事に騙されている
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ドナルド・トランプは米国民の本音を言っているという

 チャンネル桜沖縄支局に出演してから、昔の知り合い二人から連絡があった。一人は金城で、もう一人は大城である。金城は琉大時代の演劇クラブで知り合った。大城は読谷高校時代の同級生だ。
 チャンネル桜はネット世界であるし、よっぽど政治に興味がある人しか見ない。二人は政治に興味がありチャンネル桜を見ていたから私を知ったのだ。私よりチャンネル桜や水島社長のことを知っていた。
 私がチャンネル桜に出るようになったのは5つの偶然が重なったからである。一つは、「沖縄に内なる民主主義はあるか」を自費出版しようとした時、出版社に断られたからである。ボーダーインクは県内の出版社の中では活発であり、自費出版を積極的に募集していたので、私はボーダーインクに原稿を送り、見積りをお願いした。しかし、ボーダーインクは私の自費出版を断った。理由は第五章の「普天間飛行場の移設は辺野古しかない」が原因だと言われた。ボーダーインクで辺野古移設反対の本を出版していて、その本と内容が対立するからと編集長に言われた。
 八重山の出版社に自費出版をお願いしたら、第六章の「八重山教科書問題はなにが問題だったか」を理由に断られた。理由は八重山教科書問題は裁判中だからと言われた。沖縄タイムスにも原稿を送って自費出版をお願いしたが、何の連絡も来なかった。ボーダーインクの時にも電話がなく、一週間後に私のほうから電話すると断られたので、沖縄タイムスもボーダーインクと同じように自費出版を断るだろうと思ったから電話をしなかった。沖縄タイムスからはその後も連絡はなく、原稿も返済していない。

 沖縄タイムスは原稿を返していないという怒りの文章をブログに書いたら、一週間後に八重山の出版社から原稿と自費出版を断る理由が送られてきた。その時に私のブログはすでに彼らに見られていることに気づいた。アクセス数はわずかに200件から300件の間である。そんなブログも監視対象にしていることに驚いた。表現の自由が民間社会にないことをその時初めて知った。沖縄の出版会は沖縄タイムス、琉球新報を頂点にしたピラミット型の弾圧社会である。 私は「沖縄に内なる民主主義はあるか」は沖縄の人に読んでもらいたかったので、本土の出版社に頼む気はなかったが、県内の三社に断られたので、本土の出版社と交渉をしたが、本土の出版社では沖縄の限られた書店にしか置けないと言われた。私は本土の人に読んでもらいたい気持ちはなく、できるだけ多くの沖縄の人に読んでもらいたかったので、本土の出版社に頼むのは止めた。自分で出版することにした。

 私は学習塾、レンタルビデオ店、コンビニストアと商売を続けてきた。沖縄には小さな出版会社は多いし、私に出版会社をつくれないはずはない。そえう考えると出版会社つくりに入った。出版するには本の後ろに印刷しているISBNバーコードの権利を得なければならない。WEBで調べて、日本書籍出版協会に加入すればISBNバーコードの権利を得ることを知り、日本書籍出版協会に加入した。特殊なISBNバーコードをつくるのは特別なソフトが必要だったが、それもWEBで探して購入した。

 沖縄の印刷会社で印刷料金を調べるとかなり高額である。私はネットで本の印刷が安くできる会社を探した。調べた中で一番安いのが東京印刷という会社だった。安い原因は、表紙も原稿もPDFにして送るからだった。印刷する時は普通は印刷前に数回下刷りするからその分だけ値段が上がる。東京印刷ではPDFがそのまま印刷される。下刷りのない一発勝負の印刷ということになる。心配なのは間違った文字や漢字があることだ。間違った文字や感じをなくすためにはどうしても第三者に添削をお願いしなければならない。しかし、私の周囲に添削をお願いできる人間は居なかった。どうしても第三者の添削をお願いしなければならないと思った私はブログ「狼魔人日記」の管理者である江崎孝さんにお願いしてみることにした。

 私は江崎孝さんとは面識はなかった。「狼魔人日記」に私のブログの文章が載っていることを教えられて、「狼魔人日記」を見た。それで江崎さんを知った。しかし、沖縄タイムスと琉球新報を発狂二紙と呼び、過激な内容に私はいい印象を持たなかった。ただ、それは表現のやり方の問題であり、内容は納得したし、情報量の多さにとても感心した。
 ブログをやっているので文章力はある。それに「沖縄に内なる民主主義はあるか」はブログに掲載したのをまとめたものだから私のブログを見ていた江崎さんだからブログで原稿の文章も読んだだろう、添削にそんなに困ることはないだろうと考えて、駄目で元々と江崎さんに添削依頼のメールを送った。
 江崎さんが添削を断ったら、第三者の添削はあきらめる積もりでいた。江崎さんの返事は早く、私への質問はなく、即OKをした。添削だけではなく、表紙のほうは「狼魔人日記」ファンの息子で表紙作成の専門家が那覇市に居ることを突き止めて、紹介してくれた。
江崎さんのお陰で「沖縄に内なる民主主義はあるか」は出版することができた。それにネット販売もやってくれた。口は過激だが心は優しくて面倒見のいい江崎さんである。

私がチャンネル桜に出演することになったのも江崎さんのお陰である。
チャンネル桜は月曜から金曜までキャスターは決まっていた。ところが放送直前になって予定していたキャスターが一人出演できなくなってしまった。チャンネル桜のスタッフは代わりのキャスターを探したがなかなか見つからなかった。困ったスタッフにキャスター探しを頼まれた江崎さんは私を推薦してくれたのである。私はチャンネル桜というのを知らなかった。江崎さんから聞いてチャンネル桜を知った。そんな私がキャスターをできるかどうか心配したと思うが、人材不足は否めない状態であり、私は月2回やることになった。
5つの偶然
1 「沖縄に内なる民主主義はあるか」を3出版会社に自費出版を断られた。
2 自分で出版する決心をした。
3 江崎さんが私のブログを転載したので江崎さんを知った。
4 江崎さんに添削をしてもらった。
5 チャンネル桜のキャスターに欠員が出た。

 5つの偶然があって私はチャンネル桜のキャスターになった。私は江崎さんからキャスターをやらないかと言われた時、OKをしたが、私がキャスターになった理由は自分が出版した本の宣伝がやりたかったからだ。宣伝効果はブログより遥かに大きい効果があるだろうと期待した。
しかし、「沖縄内なる民主主義」シリーズの売り上げは悪い。他の本も売り上げが悪い。売れるか売れないかは本の中身が大きく関係するということだ。チャンネル桜の宣伝効果に頼ることは邪道なのだ。売れる本をつくるにはどうすればいいのか、それが私の大きな課題である。

 高校の同級生であった大城は私がチャンネル桜に出ているのを見て、びっくりしたという。
「網走番外地を歌っていたお前が、どうしてチャンネル桜に出ているんだ」
高校時代の私を知っている大城には私がチャンネル桜のキャスターになっていることが信じられないことだった。
 高校時代の私は映画が好きだった。勝新太郎の大ファンで「悪名」シリーズと「座頭市」シリーズは必ず見ていた。「網走番外地」は最初の映画は白黒映画であったが見応えのある映画だったし、歌も好きだった。

 大城は2、3週間に一度は私の家にやってきて一時間くらい雑談をする。沖縄のチャンネル桜を見ている彼は当然本部のチャンネル桜を見ている。また、衛星放送で7時から2時間の討論番組を見ているということだ。彼が注目している評論家の話や最近読んだ本の話をやってくれる。また、日本、韓国、中国の情勢やこれからの展開の予想などについても話し合う。
 一昨日に私の家に大城は来て、一時間ほど座談をしたが、彼は、今米国で行われている大統領候補選に出馬しているドナルド・トランプ氏の話をした。興味ある話だった。私も大城の考えに近い面がある。今までブログにドナルド・トランプ氏だけでなく民主党候補のヒラリー・クリントン氏やバーニー・サンダース氏について書いたことはない。大統領候補選に興味がないのではない。むしろ逆で強い興味がある。ただ、大統領は米国民が決めることであり、誰が大統領になっても選挙で決まったことに批判する気はないからブログには書かなかった。
 大城の話と橋本前市長のツイッターを読んでから、書く気になった。
 最初に橋本前市長のツイッターから書いてみる。彼はトランプ氏の主張が日本メディアの主張を混乱させることを皮肉っている。
 

「在日米軍基地撤退では朝日、毎日が、核兵器保有では産経、読売が、結局日本のメディアは皆トランプ支持ですね(笑) 日本の政治家は、トランプ氏がアメリカ大統領に就任した時に慌てない準備をしなければなりません」
「トランプ氏の躍進はアメリカが守ってくれるという平和ボケ意識を改める大チャンス。防衛の是非から、防衛を前提に自主防衛か共同防衛かの議論にやっと移る。集団的自衛権の否定は完全自主防衛そして核保有の流れになる」
「トランプ砲は強烈だ。あれだけ集団的自衛権に反対と言っていた毎日新聞の社説がもうグダグダになっている。トランプに触れない朝日新聞はまだ反対一辺倒だがトランプに触れた途端、朝日の社説もグダグダになるだろう」
「トランプ砲は毎日新聞を直撃。毎日の社説はグダグダ。日本は思いやり予算や在日米軍基地で十分負担をしていると主張。えっ?毎日新聞は沖縄の米軍基地に反対だろ?また軍事の領域では血を流さない負担は負担とは認めないとういう世界の常識を湾岸戦争で学んでいないのか?」
「トランプ砲は毎日新聞を直撃。毎日の社説はグダグダ。トランプに触れると集団的自衛権を一定認めなければならない流れになることにはたと気付き、意味不明なロジックに。在日米軍を引き揚げる、日米安保を見直すと言われたときにも集団的自衛権を否定する覚悟があるか」(橋本前市長ツイッター)

 トランプ氏は「米国は世界の警察になることはできない。他人が我々を愚かだと思うのをやめさせるべき時期だ。私が大統領に当選したら、数年間にわたり(韓国と日本が)我々に借りた金をすべて回収する」と言い、米軍駐留のほとんどは日本が負担するべきだと主張している。そして、日本は日本自身が守るべきであると主張し、「日本の防衛に関して「紛争が起きたら本当に恐ろしいことだが、(戦争は彼らが)やる時はやるものだろう」と日本だけで防衛はするべきだと主張している。朝日、毎日、共産党は米軍基地撤去を主張しているからトランプ氏に賛成ということになる。ぜひ共産党にインタビューしてほしいものだ。
 トランプ氏は国を守ることができるのは憲法9条ではなく軍隊であり、核武装であると考えている。朝日、毎日、共産党はトランプ氏にもろ手を挙げて賛成というわけにはいかないが、米軍が撤去すれば日本国だけで決めればいいから、まずは米軍基地撤去をさせて、その後に憲法9条か、それとも軍隊強化、核武装かを決めればいいから、朝日、毎日、共産党は米軍基地撤去を主張しているトランプ氏に賛成しなければならない。
 米軍基地が撤去した時、憲法9条たけで国を守ると朝日、毎日、共産党は言い続けるだろうか。共産党は言い続けたとしても朝日、毎日は言えなくなるだろう。

トランプ氏は
「北朝鮮が隣国と戦争を起こしても、その地域の国の出来事に過ぎない」
「紛争が起きたら本当に恐ろしいことだが、(戦争は日本・韓国が)やる時はやるものだろう」
「(韓国や日本の)幸運を祈る。勝手にやって」
「(北朝鮮と戦争をするなら、日本などが)かなり速く(北朝鮮を)消し去ることもありえる」
「自分を自分で守る方が、米国の保護を受けるよりもはるかにましだ」
と言った。トランプ発言について自民党だけでなく、すべての政党に質問してほしいものだ。

 大城の話は橋本前市長のツイッターと違う話であった。トランプ氏は不動産業などを営む企業人であり政治家ではない。知事など政治家としての経験もない。それに演説は派手でおもしろいが内容的には現実性が低く、候補選が始まれば早々に大統領候補選から脱落すると予想していた。ところが蓋を開けてみるとトランプ氏の圧勝である。大城はトランプ氏の支持率の高さは米国民の本音をトランプ氏が話しているからだと言った。
 共和党のベテランやマスコミはトランプ氏を痛烈に批判しトランプ氏を潰そうと頑張っているが、それでもトランプ氏支持は高い。その理由について大城は、
「米国の中流層の貧困化が広がっているだろう。自国民が貧しくなっているのになぜ他国を守るために自分たちの税金を使うんだ。税金は自国民のために使うものだ。これがトランプ氏の主張だ。だから国民はトランプ氏を支持している。このことを他の政治家やマスコミは知っていない」
と、説明した。私も彼の分析に賛成だ。民主党のサンダース氏も粘っている。彼は社会主義者を名乗っている。米国では社会主義は禁句に近いが、社会主義を堂々と名乗るサンダース氏支持が若者を中心にして広がっている。
 社会主義は貧富の差をなくし、貧乏人の居ない社会を目指すことを主張する。それはアメリカの象徴であるアメリカンドリームを否定することになる。努力すれば出世し努力しなければ貧しくなるというのがアメリカンドリームである。それは激しい競争意識を煽る。今の若者はアメリカンドリームの出世競争より、出世競争のない穏やかな社会を求めるようになっているのだろう。そして、日本や韓国に米軍を駐留させるのは他国のために税金を使うものであるというイメージが米国民の中に生まれて来た。

 第二次世界大戦が終わり、資本主義・民主主義の米国、日本、ドイツなどの国々と社会主義国家のソ連、中国の対立は軍事力による緊張した対立だった。軍事衝突は繰り返された。しかし、ソ連は崩壊した。ソ連の多くの国は議会制民主主義国家になった。クリミアなどで紛争が起こったが大きな戦争に発展するようなことはなくなった。
議会制民主主義国家になったロシアもドイツなどヨーロッパの国々との軍事的な対立は低くなっていった。
中国は経済発展をして世界第二位の経済大国になった。それは米国やヨーロッパの国々と貿易したお陰である。第二位の地位になった中国は世界経済の発展に重い責任を要求されるようになった。今の中国が米国や日本などと戦争をする確率は0に近い。尖閣や南沙諸島の紛争問題は続いているが、それが拡大して戦争になることはない。戦争になれば貿易が中止され中国経済が破綻するからだ。

中国に軍事的な用心をしなくなった米国民は増えているだろう。中国は米国とは対立しないで、太平洋・アジア支配を分け合おうとしている。米国とは仲良くなりたいのが中国である。だから米国と戦争になるのを中国は避けている。南沙諸島で対立しているが大きな戦争にはならないだろう。それを中国は恐れているから。

第二位の経済大国になった中国は、資本力と政治力でアジアを支配し、世界に進出しようとしている。戦争は戦争でも軍事ではなく、経済戦争がすでに始まっている。世界は軍事による戦争から経済戦争に変わりつつある。

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平成28年3月17日木曜日に放送された『沖縄の声』。政府と沖縄県との代執行訴訟は­、政府は「辺野古移設が唯一の解決策」、県は「辺野古移設阻止」という互いに譲らない­まま和解成立となった。本日は、キャスターの又吉康隆が「安倍政権の暫定案和解に失望­」をテーマに政府と県の和解について批判していきます。
※ネット生放送配信:平成28年月3月17日、19:00~
出演:
  又吉 康隆(沖縄支局担当キャスター)
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千­人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、­全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
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