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自分の字を見間違えてミスをする。例えば0だと思ったのが、実は6だったとか。

あるいは漢字の書き取りはできたはずだと思っていたのに、トメてなくて×になった。

「字は、きれいに書きなさいよ。」

と注意されているお母さんは多いでしょう。

子どもの字は小学校6年生から中学2年生ぐらいまでに大人の字に変ります。(たまに変わらない子もいますが。)

これはやはり、自分なりに少しかっこよくしたいと思うことがあるからでしょう。こういうのは女子が早い。

女子は5年生ぐらいから、○文字になったり、まあ、いろいろです。色もカラフルなペンを使うし、やはり見映えというのを気にするのでしょう。

しかし、男子はそういうことは無頓着であることが多い。したがって、人からどう見えようと気にしない。

だから、きれいに書きなさいよ、という注意は無理なのです。本人、自分の字が汚いとはあまり思っていない。

そこで、私の注意は2点。

「枠の中に収めなさい。」

「ここは止めた、ここははねた、とはっきりアピールしなさい。」

受験生だというのに、解答欄からはみ出す子。

間違いなく、います。

アと答えを書くだけなのに、なぜ、そんなに大きな字を書かないといけないのか、不思議に思うが、「解答欄からはみ出すと、減点になるかもしれないから」と脅しています。解答欄に収まると、まあ、一応形が多少乱れていても、ちゃんと答えたようには見えるものです。枠をはみ出すと、「きれいに書く」という意識は全くないように見える。(本人がそう思ってなくても見えます。)

だから解答欄に収まる字を書くようにさせます。

もうひとつは、多少歪んでいてもかまわないから、ここは止めた、ここははねたをしっかり表すようにする。これはむしろきれいに字を書く子の方に問題がある場合が多い。トメ、ハネにデザインは必要ないのでありますが、勝手にデザインしてしまうから、たちが悪い。

「漢字はトメ、ハネ、が正確で初めて○になる」ということを良く言い聞かせ、そこに注意を向けます。

きれいに書け、と言っても直りません。

むしろ何が解決すればいいのかを、もう少し具体的に示した方が良いでしょう。

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第97回 お得な学校よりも
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外国人の先生は、日本語がわかるか?
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理系女子を育てる

近年、女子校が共学化するケースが相次ぎました。かつては女子校の方が数も総定員も多かったので、どうしても競争が厳しくなる。

そこで、女子校を共学化することによって、不足する男子の定員を増やし、女子の定員を圧縮する、ということで学校のレベルを上げる、という路線がひとつのトレンドになりました。

しかし、創学の理念を考えると、共学化はちょっと、という学校もあるし、「女子校だからこそ、できることがある」と考える学校も少なくありません。ただ、何もしない、というのではやはり学校のレベルが下がっていく可能性があるので、何か方向性は出したい。

ということで、次に上がってきたのが「理系女子を育てる」という流れです。

特に受験校では理系に特化したプログラムを作ったり、理数系の授業時間を増やす、あるいは習熟度別クラスを導入する、などの試みが行われてきました。

ただ、それだけではやはり理系女子は育たない、ということがだんだんわかってきた。

元から女の子はどちらかといえば、文系にいきやすい。ということは、理科に興味を持ってもらう、あるいは好きになってもらうということが必要です。

そこで、考えられたのが実験。

学校設備を整える段階で、理科の実験室を強化する。あるいはパソコン、インターネットなどの情報機器をそろえる。あるいは工作室を作る。

今まで、どちらかといえば男子校に必要だと思われていた理系の教育施設を充実させて、実際に作業をしてもらう。

コンピューターのプログラムを作ったり、エンジンを組み立てたり。あるいは化学の実験をしたり、生物の解剖をやったり。

ただ、当然苦手な子もいるわけだから、なるべく取り組みやすいところから始めていく。できる、わかる、ということが積み重なればおもしろくなる。

そういう地道な努力が少しずつ、子どもたちの教育にプラスになって、理系女子が育ち始めているようです。

こういう状況は、学校に行って説明会を聞いたり、実際に学校見学をしてみないとわからないところです。

秋に機会があれば、どんな実験室があるのか、よくご覧になってみると理系女子が育つ環境かどうか、おわかりになるだろうと思います。

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速さとグラフの問題
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8月20日の問題
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虫を飼う子

個別指導でその子の部屋に入った時は、やはり驚きました。

水槽や段ボールの箱、プラスティックの衣装ケースなどが並んでいて、いろいろな生物が飼われている。

カブトムシ、クワガタの類。スズムシなどの昆虫。カエル。カメ。

いや、結構世話をするのも大変だと思うが、それでも本人は生きものの話をするときは、算数の問題を解くときと顔つきが違います。

「これは蓼科でつかまえた。」とか「これは、お店で買ってもらった。」とかの由来に始まって、エサの種類、世話の仕方。いつ、卵がかえるなど、話は尽きません。しかし、一通り聞かないと、なかなか算数に入っていけないから、こちらも質問をする。いや、くわしい、くわしい。

やはり好きなことについては、本人は興味を持って覚えるし、調べたりするから、さらに詳しくなっていく。

好きこそ、ものの上手なれとは良く言ったものです。

私はお母さんが立派だなあと思いました。

マンションなので、いろいろ気を使うこともあるだろうが、それでもなるべく、子どものやりたいことをやらせてあげる。そういうことから、子どもの成長は始まります。

生物は、今の子どもたちが不得意な範囲のひとつです。身の回りで見ることも少なくなったし、実際に飼う経験もあまりしなくなった。以前、小学校の先生から話を聞いたとき、今は、もう学校ではにわとりとか飼わなくなったそうです。

「鳥インフルエンザがきっかけでしたね。」

なるほどなあ、と思いつつも、やはりそういう経験ができなくなったのは多少さみしいところがある。

残りの夏休みは短くなりましたが、水族館や昆虫館などに出かけてみるのもいいかもしれません。

そういう生物を見る機会を増やさないと、本当に図鑑の写真しか知らない、ということになりかねませんから。

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塾対象説明会
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ねばれ
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右肩あがりをめざして

後半の子どもたちの成績を見ていると、いくつかパターンがあります。

1 上がったり、下がったり

一番、多いパターンがこれ。良くなった、と思ったら、次の模擬試験で失敗したり、またちょっと良くなったと思ったら、また下がったり。

波があるので、どこがこの子の力だろうかと計りかねるところがあります。もちろんいいところがあり、悪いことがある、ということが入試でも起こりうるわけで、安全校では悪いときでも合格できるように、挑戦校は良い面が出たときに、届く程度に、と考えれば無難ではあるものの、なかなか決めきれないのが正直なところでしょうか。

こういう子は、まずとにかくミスを防ぐ、ということに力を入れた方が良いでしょう。成績が悪いときは、ミスが重なる。ミスが重なると力がついてきていたとしても、なかなか点数に結びつかない。そつなく解けるようにするために、具体的な方法を考えて実践することです。先日チェックリストのお話をしましたが、自分のミスを見つけるルーティンを身に付ける必要があるでしょう。ミスが減れば、自然、勉強していれば、成績は必ず上がってくるものです。

2 下がる

これは一番、まずいパターン。下がるのは、ひとつには勉強量が不足している、ということもありますが、もうひとつは精神的に何等か追い詰められている場合があります。例えば今までできたはずの問題がわからない。試験に行くのも何となくいやがる感じがする。

実は自信を失っているのです。

先先の結果ばかりを心配し始めている可能性が高いでしょう。例えば、学校で受験の話が出てきて、「自分だけ落ちたらどうしよう」みたいなことを考え出したり、「僕が落ちたらお母さんはがっかりするだろうなあ」と思ったりする。ならば、がんばればいいじゃあないか、というのは簡単だが、そう子どもの気持ちは切り替わらない。

その辺を良く見ていないと、さらに事態が悪くなります。「お父さん、お母さんはあなたがどんな学校に行っても応援してあげるからね」と話してあげるべきなのですが、しかし、とはいっても模擬試験の結果を見てがっかりしているお母さんの姿を見れば、当然、子どもたちは心配します。

用心しないといけないのは、結構明るく振る舞っている子が実はそうだったりするケース。「ノーテンキなんだから」と思ってしまうと、子どもの問題点が見つからなくなります。

成績が下がってきたら、やはり原因をしっかり探るべきでしょう。私は良く、子どもたちに「やさしい問題」を宿題に出しながら、「できること」を確認させていました。本当は勉強すれば力はどこにもいかない。ただ、それが出せないだけなので、気持ちの問題が大きい部分はあるのです。

良いところ見つけて、褒める。そして、結果を心配させない。心配したところで、結果が出るまでわからないのだから、心配するよりもできることを積み重ねた方が良い、と気持ちが切り替えられれば一番良いので、何とかその方向に持っていくようにコミュニケーションを増やして行く必要があるでしょう。

3 右肩上がり

スタートがどんなに悪くても、右肩上がりになっていれば、こんなに心強いことはない。調子に乗ってくるし、勉強にも手ごたえを感じるから、さらにがんばるようになる。ミスに対する工夫もいろいろ生まれ、本当に間違えなくなったら、最後の模擬試験で偏差値が不足していても、入試のころには合格圏に達している場合が少なくありません。

つまりは、これから右肩上がりを強く意識していく必要があります。

データの見せ方でも、勉強の姿勢でもいいから、なるべく褒めて、調子に乗っているぞ、と思わせることが大事。これは、まわりの人間が特に工夫していく必要があります。別にはれ物にさわるような態度は必要ないし、注意すべきことは注意すべきだけれど、やはりバランスが大事でしょう。


3つ叱って5つほめて7つ教えて子は育つ。」という言葉がありますが、子どもたちを上手に導いてあげてください。


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一行問題は、できない問題だけをピックアップする
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8月18日の問題
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算数の記述式

最近、若干増えてきているのが、算数の記述形式の問題です。

算数は答えだけを書かせる、という単答形式の問題が多かったのが、途中の考え方を書かせ、部分点を与える、という形式を一部採用している学校が増えているのです。

単答形式の場合はall or nothingの採点ですから、微妙な出来具合がわからない。惜しかったのか、それともまったくできなかったのか、が判定しづらい。間違っていれば0点になるからです。

だからといってすべての問題を記述式に変えるのは、当然、採点に時間もかかるし合格発表の時間は決まっているから、やりにくい。

そこで、一部の問題を記述式にする。

「この問題は考え方や式を書いて答えなさい。」という指示とともに、大きな白紙部分が用意されます。

では、どこまで書くか? 例えば、算数の詳しい解説のように書くべきなのかと言えば、そうではありません。

実際には式とその答えが表す意味を横に書き添えるだけで充分でしょう。

つまりA×B÷C=D・・・太郎君の分速

というような書き方です。

三角形ABCと三角形DEFの相似からAB:DE=5:3 など一部理由を添えられれば、さらによいでしょう。単にAB:DE=5:3と書くよりは明快であると思います。ただ、それがあまり詳しくなりすぎると、スペースも足りなくなるし、時間もかかる。

採点の先生は、かなり詳しく読んでいきますから、そこそこ書いてあるだけで、部分点の基準は満たすことができます。

過去問をやりながら、記述の書き方も練習していき、たまに算数の先生に見てもらって詳しさの基準を身に付けてください。

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気体に関する問題
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漢字のテキストはコピーを作ってやる
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歴史はどこまで掘り下げればいいか?

中学受験の歴史は、日本史に限られますが、日本史といっても相当範囲は広くなります。

レベルとしては高校受験レベルもあれば、大学受験レベルもある。いったいどこまで掘り下げていけばいいのか、ということになると、これは各塾が出している暗記テキストがひとつの目安になるでしょう。

例えばある塾の暗記テキストで鎌倉時代をひもといてみると、

1192 源頼朝、征夷大将軍になる。
1203 金剛力士像
1205 新古今和歌集
1221 承久の乱
1232 御成敗式目
1274 文永の役
1281 弘安の役
1285 円覚寺舎利殿
1297 永仁の徳政令
1333 鎌倉幕府滅亡

ということになります。例えば北条泰時が執権になるのは1224年ですが、この辺が微妙な位置。1321年 院政の廃止、はやはり範囲外、という感じでしょう。

つまり、中学受験の歴史はやはり出るものが決まっている、と考えてしかるべきであり、その範囲は各塾が研究してテキストや問題集にまとめているわけですから、これを利用するのが一番効率的だということになります。

例えばたまに、この範囲を逸脱した問題が出題されることがありますが、その正解率はやはり低い。つまり、多くの受験生ができない問題は、別にできなくても気にする必要はない。

ただし、みんなができる問題はきちんと得点しなければならない。みんなができる問題とは何か?みんなが勉強している範囲だから、これは塾の暗記テキスト、と結論づければ良いのです。

社会はそれでも地理、歴史、公民とあるわけだから、細かいことを気にしだすともうきりがありません。

したがって、塾のテキストをしっかり仕上げて、あとは過去問の演習で仕上げる、と段取りを決めてしまってそれに集中しましょう。

サピックスメソッド社会コアプラス―中学入試小5・6年生対象
クリエーター情報なし
代々木ライブラリー


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僕は家で勉強したい
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中学受験 算数オンライン塾

8月16日の問題
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過去問の原作を読む


本はなるべく読んだ方が良い、というお話をしていますが、しかし、では、何を読んだらいいのでしょうか。

まだ読み慣れないうちは、自分の興味のあるものを読めば良いと思います。例えば推理小説でもいいし、冒険物語でもいい。おもしろそうだと思えるものを読む。

これを読みなさい、と言われて読むのは結構子どもたちにとっては苦痛です。だったら、好きなものを読めば良いと思います。

ただ、読み慣れてくればいろいろなものに興味を持たないといけないし、かつ、また多少なりとも受験にはプラスになる方が良いと思うのです。

そこで、過去問の原作を読んでみる、というのは次のステップに進む良いアイデアだと思います。

というのは、過去問を解けば、その問題文の一部を読むことになる。一部しか読んでいないので、そのお話が全体の中でどういう部分なのか、興味がわく場合もあるでしょう。

特に説明文は、何かきっかけがないと小学生はなかなか読み進むことができません。

だから、過去問に出てきた原作を手にしてみると良いのです。そうすると、自分がまったく考えなかったジャンルに読書の範囲が広がることになります。

出てくる問題文を片っ端から読む必要はありません。

ちょっと興味があれば、あるいは、おもしろうそうだと思ったら、原作を手にしてみると良いでしょう。

少しずつ読む範囲が広がってくることで、さらに読み込む力がついてくると思います。

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9月の模擬試験に期待しない
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勉強日誌をつける
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チェックリスト

模擬試験を受けていくと、いろいろとチェック項目が出てきます。

条件に下線を引いたか。

条件を数えたか。

計算を見直したか。

答えが出たところで、もう一度見直したか。

まあ、毎回、いろいろ言うよりは子どもたちにチェックリストを持たせてしまうという手があります。

チェックリストというのは、飛行機の操縦で使われました。昔は副操縦士がいちいち全部のチェックリストを読み上げて確認していましたが、今はコンピュータがチェックリストを画面に出して、それを人間がチェックするそうです。つまりは、リストに出たことをやったか、を確認することで、ミスを防ぐわけですが、さすがに試験中にチェックリストを出すわけにはいかない。

したがって、試験前と試験後にチェックリストを確認する。

どういうチェックリストを作るかは、お子さんのミスの傾向によって異なりますが、まあ、それでも5つぐらいが精一杯でしょう。

それをカードに書いておいて、かばんの中に入れておく。

試験前に一度、見る。

かばんの中にしまう。

試験後に、もう一度見る。できればチェックリストにチェックを入れる。

これをこれからの試験でいつもやるのです。

さすがに5つぐらいはもう身についてしまうでしょう。

これがルーティン化です。自分で考えて行動しろ、といっても、試験前はいろいろ心の動揺があるもの。だったら、カードを見て、チェックして、試験後もう一度チェックする、というルーティンを組み込んでしまう。

試験が終わって、チェックリストをもらえば、何もいわなくとも済む。(だって、落ち込んでるときだってあるだろうから。)

しばらくしたら、次のチェックリストについて本人と相談して、もう一度項目を確認して、新しい1枚を作れば良いでしょう。

いろいろ口うるさく言うよりも効果があると思います。

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第96回 自ら努力する力
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8月14日の問題
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塾を増やすよりも

秋がスタートすると、いろいろな学校別対策が行われます。

自塾になくて、他塾に志望校の学校別対策があると、やはりちょっと心が動く。で、いろいろ調整して塾を増やす方が少なくありません。

しかし、塾を増やすのはあまり得策ではない。

新しい塾を選ぶ、のは良いが、その分、家庭学習の時間が減ってしまう。

秋は家庭学習が大事なのです。過去問もやらないといけないし、知識も覚えないといけない。つまりは、自分でやらなければいけない勉強が増える。

ところが塾を増やせば、その分の時間が確実になくなります。

塾は塾でいろいろな教材を用意するが、さすがにその志望校の過去問、というわけにはいかない、類題、とかまとめ、とかそういう問題になるから、過去問自体をやるわけではない。

したがって秋後半に差し掛かっても、ぜんぜん過去問が終わらない、という場面が出てくるわけです。

子どもたちは最高学年ですから、学校行事も忙しい。

運動会があれば、応援団もやらなければいけないし、連合体育大会があれば、リレーの練習はしないといけないわけで、したがって、勉強時間は限られる。

だからやることはしっかり絞らないといけないわけですが、しかし、塾が増えてさらに勉強時間が減ればそれもままならなくなります。

秋は本当は塾を減らしたいところ。

つまり、自分のペースでできる時間を増やさないと、やるべきことが終わらない。

確かに塾でも歴史のまとめ、とかやってくれるでしょうが、結局、自分の机で年号は暗記しないとどうにもならないのです。

全体の勉強時間から考えて、秋はむしろ塾の時間を絞る。そして、家での勉強時間をなるべく確保して、個別の課題をしっかりこなす。

そうしないと、なかなか得点力がつきません。

秋にどうすべきか、そろそろ計画を立ててみてください。

家庭学習の時間を減らしてしまうと、本当に後が苦しくなってくるので要注意です。

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規則性に関する問題
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学校別模擬試験
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国語が得意な子

国語が得意な子は、ある意味、得をしている部分があります。

というのは、国語の点数は他の教科に比べてぶれることが少ない。つまり、安定的な得点として最初から計算できる部分があります。しかも、最近は理科や社会の問題が長くなった。いろいろな資料を読む込まないと問題が解けないものが少なくないが、読解力がある分、結構スピーディに読んでいけるし、こうい問題の得点も悪くはないからです。

では、国語が得意な子の共通点は?

1 家族の中で本を良く読んでいる人がいる。(一番良いのはお母さん。)

2 大人と話をする機会が多い。(つまりは語彙を耳から聞いている。)

3 小さい時に本の読み聞かせをしてもらっている。

4 良く自分でも本屋に行く。

というようなことが挙げられるでしょうか。例えば塾のお迎えにお母さんが待ち時間で本を読んでいる場合、そのお子さんはまあ、本を読むことが自然だから良く読むようになる場合があるでしょう。(ただし、そうでないという場合もありますが。)

中学入試の国語の場合、読んで、考えて、書く、という3つのプロセスができる必要があるので、ただ本を読んでいるだけで点数が上がるわけではありませんが、しかし、それでも読まないよりはやはり言葉を覚えるし、文章の理解力もついていきます。

意外に大事だなあと思うのが2番。

今、家庭が核家族化しているので、お父さん、お母さん以外の大人と話す機会を子どもたちはあまり持っていない。しかし、今、お盆休みで実家に帰ると、おじさん、おばさんにあったり、年長のいとこ、はとこと話をしたりする機会もあるでしょうか。こういう機会を横で聞いていると、明らかに子どもたちの語彙が増えていったりします。(たまに方言もプラスされますが。)やはり、子どもは耳から言葉を覚えることは多いので、こういう機会は大事だなと思います。

国語が得意であれば、ある程度点数は安定してくるので、後は算数ということになりやすい。まあ、そういう子は算数が嫌いだから国語になるケースも多いので、算数の点数を上げるのは大変ですが、国語も悪い、というよりはよほど良い。

国語力は受験ばかりでなく、中学生以降の学力を支える土台になるので、4年生、5年生の時から本に対する習慣を培っていけるように考えてあげてください。

お父さん、お母さんと一緒に図書館に行く、という経験はやはり大事なことだと思います。

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