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急ぎの虫

子どもたちはこれまで、たくさんの試験を受けてきました。

組分け試験、月例テスト、模擬試験。きっとたくさんの答案があるでしょう。

その結果として、
「テストは急いでやるものだ」
という感覚が身に付いています。時間が決まっているのだから、急ぐに決まっている。

私が「急ぎの虫」と言っているのはこれです。

だから、何でも急いでやる。例えばテストのページをめくるのだって、ゆっくりやらない。で、2枚めくって1問抜かしてあとから慌てたりするのです。

子どもたちの最大の敵はこの「急ぎの虫」です。ミスの原因は慌てること、急ぐことなのです。

太郎君が次郎君を追い越すのが、いつの間にか次郎君が追い越すことになっている。間違ったものを選ぶはずなのに、正しいものを選ぶと考えて悩んでいる。

問題文の読み違い、計算間違い、

ですから、演習する際にこの「急ぎの虫」をどう抑えるか、を考えて行かないといけない。

問題文を読み直す。計算をその場で見なおす。全体の問題を最初にすべて見回してみる。つまりは決めごとを作って行くことです。ルーティンと言ってもいいかもしれない。

スポーツ選手は、良く自分のルーティンを作って自分のペースで試合に入って行きますが。それと同じです。

決めごとをその通りやっていくことによって、落ち着いて問題に向かうようにする。だから自分なりのルーティンを作って行くことです。これは普段、過去問を解きながらやっていき、模擬試験で試してみる。その繰り返しによって、だんだん定着し、それが入試本番でもできるようになればいいのです。

ルーティンを決めて急ぎの虫を抑える、ぜひこの秋、練習してください。

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