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ミスを起こす瞬間

子どもたちの様子を見ていると、ミスが出る問題は圧倒的にやさしい問題が多いものです。

つまり、最初の計算問題や一行問題で間違える。親はなぜ、こんなところで間違えるのか!と思うのですが、ミスは心のすきを突きます。

子どもたちは「見たことがある」とか「やったことがある」と思った瞬間に、もう問題の条件を読み飛ばしていることが多い。

「できる!」と思った瞬間に足をすくわれている。だから後から答え合わせをしてみると、頭を抱え込むことになるわけです。

しかし、入試の勝負はこんなところで決まります。

合否を分けるのは意外にやさしい問題なのです。

これに対する対策をしっかり、模擬試験や過去問をやりながら身に着けていくことが必要です。

特に重要なのは、問題を見直す習慣。

読み飛ばしているわけだから、本人が思い込んでいます。しかも答えが割り切れたりすると、もう「できた!」と思いやすい。

ここからさらに手順がある場合が少なくないのです。

これは算数ばかりではありません。

例えば月の満ち欠けの問題は、だいたいパターンとして太陽と地球のまわりを回る月の図が出てくる。多くの場合、太陽が右から照らしているので、一番上の月が上弦の月になるのですが、そういうことを出題者はとっくに見抜いている。

だから、太陽の光を左から出したり、上から出したりする。

しかし「あ、これね。簡単だよ。」と思い込んでやってしまうと、すべて間違ってしまうことになるわけです。

つねに問題文にあたり、図も良く見る。こういう注意深さが僅差の勝負を制すコツです。

失敗したら、なぜ失敗したのかを考え、次にどうすれば失敗しないか、を考えて方法を編み出していくことが一番大事です。

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