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着手率を上げる

どこの中学でもだいたい合格ラインは上で70%ぐらいでしょう。(たまに75%という学校もあるでしょうが。)

ということは、おおむね3割は間違えても合格するということです。

子どもの得点というのは着手率と正解率の積です。

つまり10割の問題に手を付けて正解率が7割であれば70点になる。

逆に7割の問題に手を付けて、正解率が10割でも70点になる。

で後者の子どもが合格しやすいというお話はこれまでもしている通りで、だから正解率を上げるということは大事なことです。

しかし一方で着手率を上げるのも大事です。

難しい問題はやらなくていい、というのはセオリーですが、しかし、本当に難しいかどうかはやってみないとわからない。

算数の応用問題の場合、複数小問がある問題が多いわけですが、(1)は比較的解きやすい問題が多い。だから(1)まではやる、というような工夫は必要なことなのです。

試験を積み重ねるにつれて、だんだん自分の試験のやり方が出てきますが、結構「あきらめの早い」子が見受けられるのです。

「え、これは簡単じゃないの?」
「でも、難しそうだったから。」

難しそうだった、というのは実は問題を読んでない。ぱっと見て、「あ、いやな感じ」で決まっている。しかし、読んでみると「なんだ、簡単じゃん」ということはあるのです。

つまり解くか解かないかの判断の精度を上げていくことが、着手率を上げる源ですから、あきらめるのが早くならないように注意してください。


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