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頑固な子

そんな小さい時からお父さんみたいに頑固にならなくてもいいのに、とお母さんが思うかもしれません。

解けないからといって、すぐには解答を見ない。

自分はこれがやりやすい、といって1番から順に解く。

計算は間違えてない、と言い張る。

まあ、いろいろな頑固があるものです。

良い点で言えば、粘り強い面があるかもしれません。自分で解けなければ納得しないとか。しかし、頑固な子は実は自信がないのです。

自信がないから、「~でないといけない」と考えてしまいがち。自信があれば、「そうか、そうやってもいいな」と思うもの。

そこへ頭ごなしに「~しなさい」と言っても、言うことを聞くわけがない。だいたい、子どもは親の言うことを聞くものだ、と思っている。これは親が子どもに甘えているのです。子どもを動かそうと思ったら、それなりに工夫が必要です。

「お父さんが悪いのよ」と言えば、頑固親父はてこでも動きません。それが子どもであっても同じこと。

だから、じっくり話す。試してみる。一番良いのは頼むことです。お願いではない。頼む。

「これをやってくれるとうれしいんだけど。」

でもだいたいこういう時は相手は動きません。プライドもあるし、だから頑固なわけです。

で、そこは簡単に引き下がる。しかし、相手に時間を与える。だめだったら、もう一回。同じ口調で頼む。

「これをやってくれるとうれしいんだけど。」

それでどうなるか、楽しむ余裕を言う方は持っていると良いと思います。

「結局だめじゃない。」
とは言わない。

「これをやってくれるとうれしいんだけど。」

まあ、そこまで言うんなら、ちょっと変えてやるか、ぐらいに思えばしめたもの。

本当は「ちょっと変える」だけで良いのです。そんなに全部が全部変える必要はない。

人に言われて始めるか、自分から始めるか、はほんのちょっとした意識の違いに過ぎません。でも結果は大きく違う。その意識をどう引き出すか、ということを親は考えないといけないのです。

目の前に小さな頑固親父がいるわけだから、言ったぐらいではなかなか変わりません。

でも厳しく言えば、当然、相手も厳しく返してくるから結局何も変わらない。

「こうしてくれるとうれしいんだけど。」

皮肉っぽく言ったらだめですよ。しかし母は女優でないと、ね!?

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