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ピークを考える


カリキュラムの進行が速くなるということは、総復習や演習の時間が以前にくらべて長くなります。

ただ、5年前に比べて中学入試に出題される総範囲は変わったのか?と言えば、あまり変わらない。だから、子どものピークが早くくる可能性があるのです。

子どもの実力は、演習量が増えていくのと平行して上がっていきますが、それでもあるところでピークを迎える。

そのピークが入試前に来てしまうと、その後、力が落ちる可能性があるのです。

なぜ、落ちるのか?

私が思うには、子どもが飽きてくる。あるいはストレスに対する耐性が限界を迎える、といってもいいかもしれません。

ミスをしないように、注意深く問題を解きながら、コンスタントに点数をあげる、ということは大人でもなかなか大変なことです。

したがってそのストレスに耐えてがんばっていくわけですが、とはいっても小学生ですから、それが長続きしない。

だから、そのピークをいかに入試に持っていくか、ということを考えなければなりません。

最近はカリキュラムの終わりが早く、演習が早く始まり、しかも量が多い。

その結果としてピークを迎えるのが11月になってしまった、というケースも時々見かけます。

ところが、どこがピークになるかは、わかりにくい。そしてピークを迎え始めると一気に進むので、止めようがありません。

右肩上がりになっていけば、よしよし、このまま、と思うかもしれませんが、しかし、それは長続きしない。

私の理想としては11月の終わりから12月にかけて、

「お、上がってきた」

となり、模擬試験がなくなってあまり細かなデータを見なくなる2か月ぐらいで、調子があがると、入試がピーク、ということなのですが。

でも、データはもっと早く出て、結果として目標をあきらめてしまうという場合もある。

だから、子どもたちの調子は、良く見ておきましょう。

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