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6年後半になぜ伸びたのか

6年後半になって、ぐーんと成績を上げる子どもたちがいます。

まあ、今までがんばってこなかった、というか、あまりそういうことに関心が行かなかった子どもたちでも、やはり試験前になると締め切り効果でどの子もがんばるようにはなるのです。

でも、その中でも伸びる子の特徴は何か?といえば、
(1)積極的
(2)自信過剰
(3)元気
(4)明るい

ということが言えるでしょうか。しかしこういう素養はどの子にもあるのです。それを引き出していけるのか、というのが実は一番の課題。

6年後半は試験も多いので、成績もたくさん出る。そのたびにがっかりしていても仕方がない。(親の方は平然とされると頭にくることもあるのですが。)
「これは何かの間違いだ。」
ぐらいで、次に進むタフさがないといけないでしょう。それでもコツコツやるべきことをやらないと力はつかないのですが。

私は受験教育も、実は子どもの中に眠っている可能性を掘り起こす作業だと思っています。

つまり本気で勉強するようになれば、ある程度はできるようになる。ただし、それには子どもや目標にあった勉強内容を与えないといけないのです。難しい問題ばかりやらされてもいけないし、量ばかり与えられてもいけない。本人が本当にがんばって、「やった、わかった!」という達成感がある勉強。この積み重ねの中で、子どもたちの自信が培われ、積極性が生まれると思うのです。

そしてその自信と問題に対する挑戦意識、目標に対する達成欲というようなものが、表に出てくれば、自然成績は上がります。

だから、認めてあげる、ほめてあげるということが非常に大事です。

模擬試験でも段階的に目標を持つことが必要で、ポーンと飛ぶことばかり考えてはいけない。次は55、次は60と上がっていく自信をつかめたなら、その子は合格へのゴールデンカーブ(試験前に合格ラインを突破する右肩上がりの曲線のこと。昔よく講演会でお話をしていた成績ラインをこう名づけたのですが。)を描いていくように思います。
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