goo

5年の壁

昨日は5年生の授業でした。

そろそろ現れてきたかなあというのが「5年の壁」
5年生の秋は一気に難しくなるのです。

例えば昨日のカリキュラムで言えば
算数は「売買損益の問題」「図形の回転移動」
理科は「人体ー消化」
です。

どれも非常に大事な要素であり、入試でも頻出している範囲です。しかし、これに加えて歴史があり、1週間でやりこなすということはなかなか大変ですね。

特に売買損益というのは、ことばが面倒です。

原価、仕入れ値、定価、利益、もうけ。仕入れ総額なんて言葉も出てきます。しかもそこに歩合が入る。
2割増し、3割引き。

夏休みから準備させても、まだまだ定着には時間がかかるでしょう。

だから、長期的なビジョンにたつべきなのです。例えば、人体は確かに大事だけれど、今しっかり覚える作業をしても、入試まで覚えておけるはずはない。だから、こういうことをしっかり勉強したという経験を積ませるにとどめた方が時間的に効率が良いということになります。

もちろん、それでは組み分けテストがだめということになりかねません。ただ、入試に合格するために勉強しているわけであって、組み分けテストのために勉強するのではない、ということは頭にとどめておいた方がよいかと思います。

つまり5年の壁を越えるためには、
「勉強の優先順位」をしっかり決めること
が大事なのです。

今週で言えば、「売買損益の問題」をしっかりと理解するというのがテーマ。そして知識に関して言えば、それぞれ人体も歴史も一通り勉強したところで、後は残っている知識で試験は勝負すればいいのです。覚える時間、本当を言えば、国語の長文をしっかり一題は解きたい、と思います。でも組み分けテストが・・・と思われる方は、一夜漬け作戦。前の日に勉強したノートを覚える。

もうこれは組み分けテスト対策ですから、忘れても仕方がない、くらいに考えておいていいでしょう。

今週は何に重点を置くか、しっかり戦略を決めて勉強を進めてください。

コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする