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基本問題ばかりを追いかけない

この時期、成績が悪いと、つい基本にもどらなければ、という感覚になられるのではないでしょうか。

塾の先生でもそういう指導をされることがあるが、これは程度の問題だと私は思います。
本当に基礎ができていないと言う子は確かにやる必要がある。というか、それは入試の準備が相当立ち遅れていると言うべき問題。

何を間違えたのか、ということがしっかり分析できていないと、勉強法を間違える。そうすると時間のロスを生みます。

基本問題ばかりで十分な学校はやはり、やさしい学校といえるでしょう。中学受験は高望み傾向にありますから、3分の2の受験生が偏差値50以上の学校を受ける。で、偏差値50以上の学校の問題は基本問題ばかりでは当然ありません。しかし勉強法で間違えてしまう。

詳しくは「親が陥りやすい間違い」をごらんください。

だから、基本に戻るのではなく、志望校レベルの問題を解く必要があるのです。私は基本は、応用の中で理解すればいいと思っています。同じ練習を反復するよりも、その基本は応用問題でどう使えばいいのかをマスターする必要があると思うのです。そのためには、一問の学習に時間がかかるでしょう。だからたくさんの問題はできない。

必然、やる勉強を絞る必要があるわけで、だから過去問の勉強を急がなければいけないのです。

11月からやったのでは当然間に合いません。しかし、今まだ基本の復習をやっているとすれば、それは再考する必要があるでしょう。

合格するために何をすればいいのか。子どもたちには難題ですから、お父さん、お母さんの力が必要なのです。
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