ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

体の中へ吐く呼吸を通して背中の経穴から気が排出するのを感じて欲しいのだが

2017-06-21 09:34:33 | 逆腹式呼吸

私は何も分からないままに、初めて胡座を組んで自ら自然と、口を閉じて鼻だけで、深呼吸の要領で大きく息を吸い、出来るだけ長く吐く呼吸を1時間続けました。 息を吐く時には、たまたま連れ合いと一緒に観た映画、極真空手の創始者の自伝「空手バカ一」の中で、息音が聴こえるように吐く映像を思い出し、吐く息が聴こえるように吐いていました。

この呼吸法が結果的に、このブログ上での逆腹式呼吸となりました。 一般的な禅宗の腹式呼吸は、「空の理念」の下ではじめに息を吐き出すと同時に、下腹の丹田からも吐き出します。 一般的な逆腹式呼吸は、息を吐き出すときにイメージで体の中へ吐きます。

私は幸いなことに、禅宗の腹式呼吸も一般的な逆腹式呼吸も知りませんでした。 従って全く自己流の呼吸法でしたが、反芻してみると、深呼吸の要領で行う呼吸の方が、肺と下腹の丹田の動きから、生理的に自然であると感じております。

空気を吸う肺の動きと気を吸う臍下丹田の動きとは同期はせず、空気を吸うときには気を吐き、空気を吐くときには気を吸うのが自然の動きなのです。 息を吸うときには胸は拡がり、下腹は凹み臍下丹田は気を吐くのです。 空気を吐くときには胸は元の大きさに戻り、下腹も元の大きさに戻り臍下丹田は気を吸うのです。

このブログ上での深呼吸の要領で行う呼吸、大きく息を吸ってから出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐く呼吸を、継続的に行っていけば、何時の日にか体の中の気の通りも良くなり、鍼とか灸のツボである経穴の気の調節も良くなり、自然とイメージで体の中へ吐く息(気)が、体内に留まることなく経穴から排出されていきます。 

それを自然と感じるようになるのです。 自ら実践する気持ちがあれば、無料で出来る自己免疫力の強化に繋がるのですが。