唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
初版第一刷
初版第一刷である。蒐書家にとっての初版第一刷とは、女房を質に入れてでも手に入れたいものだと聞いたことがあるが、少なくともこの本に関しての「初版第一刷」はほとんど何の意味ももたない。なのにわざわざこんな証拠写真をご覧いただいたのかと云うと、この2001年4月20日発行の初版第一刷を(もちろん新品で)入手したのが昨日のことであったから。(昨日に続いて安直な一枚であることはお許し願いただきたい)
実は小学館発行の「フィールド・ガイドシリーズ」の第22巻「葉で見分ける樹木」(林将之)は10年以上前に購入してかなりの頻度でお世話になっているのだが、このシリーズの第21巻となる「色別野の花図鑑」を注文したのは先週の金曜日で、本が届いたのが昨日。
新しく本を買うとまずその奥付を見るのだが、そこ「2001年4月20日初版第一刷発行」と記されているのを見て、郷秋<Gauche>はびっくり驚いた。少なくとも幾度かは刷を重ね、あるいは改定新版となっているかもしれないと思っていたのに、なんと2001年4月20日発行の初版第一刷が手元に届いたのである。
刷ってから17年経って注文が入って、読者(私)の元に届いたのである。一体全体初刷りで何冊刷ったのか。それほど売れない本であったと云うことなのか、あるいは大穴を狙って売れもしない数を刷ってしまったのか。版元の倉庫にあったのか、取次にあったのか、何れにせよ貴重な初版第一刷が郷秋<Gauche>の元に届いたのであった。
17年間じっとこの日を待っていたに違いない「色別野の花図鑑」。図鑑だけれどコンパクトなサイズでカバーの下はビニールの装丁と携行には最適。これからしっかり使ってあげようと思った郷秋<Gauche>なのでありました。
blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは11月19日に撮影した写真を6点掲載いたしております。晩秋を彩る花たちとニワトリをご覧いただければ幸いです。
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