詐欺かウイルスか、それが問題だ

 sheetmusicplus.comで注文していた楽譜がようやく届いた。出来るだけ安く済ませようと一番送料の安いコースを選択したのだったけれど、今回は1ヶ月かかった(以前は2週間程度で届いたような記憶がある)。しかし安い。ヤマハのネットで3700円の楽譜が$21.95(1800円)、1600円のものが$9(730円)である。送料$7.99(650円)を入れたトータルでも40% OFFであるから利用しない手はない。

 でも、リスクがない訳では無い。もちろん届かないと云うようなトラブルはこれまでなかったが、今回は注文した翌日にFedExを名乗る怪しいe-mailが届いた。怪しいと思いつつも開いてみると案の定、「あなたの荷物を届けることが出来ません。私たちのトラックの一台が燃えてしまいました。保険の手続きをすることで損害を取り戻すことが出来ます云々。添付のホルダに必要な書類があるから手続きせよ」と云う内容で、zipファイルが添付されている。

 sheetmusicplus.comで私が買い物をした情報が漏れているのである。その上で、その情報を入手した何者かが私の住所やクレジットカードの番号を聞き出そうとしている詐欺である。大体がだ、私が注文した楽譜の小包を載せたトラックが、注文した次の日に「都合よく」燃えてしまうなんてことがある訳もないし、仮にあったとしても、そのトラックに私宛の小包が載っていたことがそんなに早く判って、そして私に連絡をすることが出来る訳がない。

 そもそも、私の手元に荷物が届くまでの責任は発送主と運送業者が負うものであり、もし運送の途中で事故があったとすれば、発送主が運送業者に対して補償を求める話。注文者である私が直接運送業者と交渉するような話ではない。

 FedExを名乗る怪しいe-mailでもう一つの考えられるのは、添付されているzipファイルに悪質なウイルスが仕込まれている可能性である。勿論開くことはせずとっとと削除したけれど、果たしてこちらの可能性の方が高いかも知れないな。

 いずれにしても日本のネット通販では考えられないようなリスクがあるし、大体、言語が英語だから、注文は出来たとしてもトラブルに巻き込まれたときに果たしてクレームを付けるところから始まり解決に至るまでのやり取りが出来るかどうかも問題になる。そう云う意味では、英語で喧嘩できる自信があるとか、10回の内9回OKなら1回トラブっても諦める覚悟が人じゃないと、やっぱり海外ネット通販は勧められないかも知れないな。えっ、お前はどっちっだって?それはもちろん、後者ですよ(^^; 


 sheetmusicplus.comって、CAの会社だと思っていたけれど送られてきた小包は何やらパリの郵便局から出されている気配。日本では考えられないけれど、これってインターナショナル的には普通の事なんだろうか・・・

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