Love it or hate it?

 PENTAX(ペンタックス)からK-01が発表になった。ただし、何故か日本国内では未発表のままとなっているが、詳しい情報はペンタックスのグローバルサイトで見ることが出来る(Click here)。

 

郷秋<Gauche>は131日に、ペンタックスK-01は美しくないかも と云う小文を書いた。詳しくは記事をご覧いただきたいが、それはPhoto Rumorsに掲載されたK-01の物だと云うイラストを見ての記事であった。イラストからはボディ本体がもう少し「薄い」と思っていたのだが、登場したK-01はレンズマウント部分だけが特に厚みを持っているのではなく、ボディ全体が厚みのある形をしていた。

 

郷秋<Gauche>は件の記事の中で、長いフランジバックのために厚くなってしまうボディを、「ペンタックスのデサイナーがどう消化解決し、あるいはこれを逆手に取った、どんなユニークな形を見せてくれるのか、実は密かに楽しみ」であると書いたが、広報記事によると、K-01のデザインは社内のデザイナーではなく「著名デザイナーのマーク・ニューソン氏」が担当したとの事。

 

ニコンがEMF3以降の重要なモデルのデザインを著名デザイナー」であるジョルジェット・ジウジアーロに任せたのは有名な話であるけれど、お恥ずかしい話しだが、郷秋<Gauche>はK-01登場のニュースに触れるまで、著名デザイナーのマーク・ニューソン氏」をまったく知らなかった。調べてみると、オーストラリア生まれのデザイナーで、auの携帯電話、味の素の瓶のデザインを担当、また、カンタス航空のA380の機内のデザインも手掛けているようである。

 

K-01は、レンズ交換式ミラーレスでありながら、DSLRと同一のレンズを利用すると云う、ミラーレスで先行する各種とはちがった戦略での参入である。先に紹介したサイトのLENSESをクリック頂くと、使用可能な22本のレンズを見ることが出来るが、これ程たくさんの「専用」レンズがラインナップされたミラーレスはK-01が初めてである。既存のレンズ資産を最大限に生かすために考えられた「奇策」とも云えるが、果たしてこの戦略が吉と出るか凶と出るのか、興味深々の郷秋<Gauche>である。

 

もっとも、新たに開発されたのはボディのみなので、もしK-01が不発に終わったとしてもダメージは比較的小さいとも云えるだろうな。ただ、郷秋<Gauche>が思うに、広角・標準系のレンズは良いとしても、両手の2点だけでカメラ(とレンズ)を支持するミラーレスの撮影スタイルでは、例えば60-250mm F4のようなレンズはとても実用にはならないだろうと思うのだ。まっ、使うことが可能であることと、実際に使えるかどうかは別の問題だし、ペンタックスとしても承知の上での事であるとは思うけれど。

 

さて、今日のタイトルの”love it or hate it?” だ。残念ながら、このセンテンスは郷秋<Gauche>オリジナルではなく、Photo Rumorsこちらの記事の「パクリ」である。ちなみに郷秋<Gauche>は、既に「hate it」に一票投じたことを記しておく。

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