開幕3戦の結果からシーズンを読む3つのポイント

 全19戦で戦われる今年のF1だが、気がつけばもう3戦が終了。1レースだけでは見えない今年の行方も3戦が終わってみれば、少しずつ見えてくる。

ポイントその1:レッドブルのマシンの信頼性は本物か
 バーレーン、オーストラリア両GPで圧倒的な速さを見せつけながらマシントラブルで涙を呑んだレッドブルのマシンが第3戦でようやくトラブルフリーの1-2フィニッシュ。たとえポールポジションを獲得しても本選で300kmを走り切れないのでは何の意味も無い。初戦、第2戦とリタイヤの原因は違うとは云え、その原因を見過ごして本選に臨んでいたのは事実。同じ過ちを繰り返さないチーム内のチェック体制が構築されたか否や。

ポイントその2:41歳ミヒャエルの実力はあの程度か
 あの名手のカムバックである。初戦は無理としても、第2戦、3戦と回を重ねると共にロズベルクを追い詰めそして追い越していくものと郷秋<Gauche>は疑っていなかったが、結果はと云えば回を重ねる毎にそのポイント差は開くばかり。セパンではホイルナットのトラブルによるリタイヤであったが、だからと云ってその結果が正当化されるわけではない。もしもあと数戦の内にロズベルクに追いつくことができないのであれば、潔い引退もその選択肢となることだろう。

ポイントその3:第5のチームはフォースインディア?
 フォースインディアが2009年シーズン後半から調子を上げてきていたのは承知していたが、よもやあれほどの走りを見せるとは驚き以外の何物でもない。一番驚いたのはずっかり押さえ込まれてしまったハミルトンだろうか。今年はフェラーリ、マクラーレン、レッドブル、メルセデスの4チーム8台でトップ争いが繰り広げられるのは間違いのないことだが次に来るのは? 開幕3戦の結果とドライバーを考えればその正解は「ルノー」だが、面白さを考えればフォースインディアに来てもらいたいところである。シーズンが進むにつれてこの2チームの争いが激化するのは必至である。


 今日の一枚は一昨日、昨日に続いて東京都下某所の桜です。
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