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沖留め

 近頃は、ヒコーキに乗るときには空港ターミナルの出発ロビーからボーディングブリッヂ(搭乗橋)を使って直接搭乗しますが、今でも「沖留め」と云ってターミナルから離れた場所に止められたヒコーキまでバスで移動しタラップを登って搭乗することがあります。大型機や中型機ではないと思いますが737のような小型機で、朝夕のラッシュ時に出発する便ではままあるようです。

 今回釧路に飛んだ便もこの「沖留め」でした。ヒコーキを移動の道具としか考えていない方にとっては面倒な「沖留め」だと思いますが、ヒコーキ好きにとっては機体を間近で切られる貴重なチャンスですので嬉しいものです。

 と云う訳で今日の一枚は、沖留めされたJALの737-800。

 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori には、ただいまは5月25日に撮った写真を7点掲載いたしております。真夏日となった森の様子をどうぞご覧ください。
  毎週末の撮影・掲載を常としている「恩田の森Now」ですが、このところ週末の度に野暮用があり撮影・掲載が出来ておりません。次回の撮影は6月10日からの週を予定しておりますので楽しみにお待ちいただければ幸いです。

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MRJが改名?

 国産初のジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発・製造している三菱航空機株式会社が、同機の名称を「スペースジェット」に変更する方針を固めたとの報道。三菱航空機からは正式なアナウンスはありませんが、複数の新聞社等が報じておりますので、まず間違いのない情報だろうと思います。

 郷秋<Gauche>なんぞはMRJでよいではないかと思うのですが、納入時期の度々の延期が災いして受注が進まないことから「三菱」の名を外して心機一転、と云うのが各報道機関の一致した見方のようです。

 2020年半ばとされている、ローンチカスターマーであるANAへの引き渡し時期を死守すべく米国ワシントン州モーゼスレイクにあるグラントカウンティ国際空港での試験飛行を鋭意実施しているMRJですが、売れないことにはYS-11の二の舞になりかねないことからの名称変更と云うことなのでしょうね。頑張れ、MRJ! がんばれ、スペースジェット!

 ところで「スペースジェット」って、同クラスの中では機内のスペースが広いジェット旅客機だと云う意味なのか、宇宙まで飛んで行けるかもしれない程の最先端の技術が詰め込まれたジェット旅客機だと云う意味なのか、どちらなのでしょうね。

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は季節の花、石榴(ざくろ)。実は三菱航空機のWebsiteトップページのMRJの画像をの載せるべく準備をしたのですが、著作権の観点から自粛をした次第です。美しい写真ですのでせめてご覧いただきたく思いURLを掲載しておきます。https://www.flythemrj.com/j/index.php

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恐竜時代の終焉-エアバスA380が製造中止

 総二階建ての超大型機、エアバスA380が新たな製造を中止し2021年以降は納入しないことを発表した。以前からA380の製造中止は噂されていたが直接の引き金はエミレーツ航空が約40機分の発注をキャンセルして中型機のA330やA350に切り替えたこと。

 そんなニュースの中、ANAでは5月から東京-ホノルル線にA380を投入することを盛んにアピールしている。確かに東京-ホノルル線はニーズの高いドル箱路線ではあるけれど、いつもいつも満席で飛べるかどうかは不透明。それに、100機ものA380を運行するエミレーツとは対照的でわずか3機での運行なので1機に想定外のトラブルが起きたら機材繰りがアウトと云う自転車操業。

 4発の大型機、「ジャンボジェット」の愛称で親しまれたボーイング747が日本の空から消え、世界的に見ても少なくなってきているが、A380が製造終了と云うことは4発の旅客機自体が20年後には姿を消すことになるのだろうな。恐竜時代の終焉である。

 と云うことで今日の一枚は恐竜とは対照的な小型ジェット旅客機、夕暮れ間近な福島空港に舞い降りた50人乗りのボンバルディアCRJ -200。

  blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori には、ただいまは2月2日に撮った写真を、6点掲載いたしております。春間近の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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青葉区上空を飛ぶヒコーキとヘリ

 横浜市青葉区上空は羽田を離陸したヒコーキ、厚木基地を離発着するヒコーキが良く通過していきます。厚木基地を離発着する米軍のF/A18などは凄まじい騒音を撒き散らして飛んでおりましたが、岩国移転してから静かになりました。

 今日見かけたのは厚木基地離発着ではなさそうな、かなり高いところを飛んでいたP-1。撮影時は4発機であることしかわからなかったのですが、帰宅してPCのモニタで確認したら海上自衛隊の哨戒機P-1でした。もう一機は双発で特徴的な形をしていますのですぐに判別できるCH-47「チヌーク」です。

 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは11月12日に撮影した写真を5点掲載いたしております。晩秋の森の様子をご覧いただければ幸いです。
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F2後継機は新規開発

 毎日新聞によれば、防衛省が航空自衛隊のF2戦闘機の後継機を新規に開発する方針を固めたとのこと。

 F2は2000年から部隊配備が始まった戦闘機だが、2030年代からは退役が始まることから後継機の検討が進められてきた。これまで米国ロッキード・マーチン社がF22、同ボーイング社がF15、英BAE社がユーロファイター・タイフーンの既存機をベースにし能力を向上させる改修案を提示してきたが、機体の性能が日本側の要求水準に及ばないことなどから既存機の能力向上型の採用を見送り、新規開発する方向で検討が進んでいるとのこと。

 新規開発と聞くと、すぐに「独自開発=国産化」かと色めき立つ向きもあるかも知れないが、最新の戦闘機開発には数兆円の開発費が必要とも云われており、米国とロシア以外では単独の開発は不可能と考えるのが妥当である。だとすればどうなるのかと云うと、それは国際共同開発である。日本が主導権を握ることが出来れば良いのだが、これも経験がない事であり、先行きは多難である。

 「テンペスト」開発を目論むイギリス、ラファールの後継機開発が始まるであろうフランス、ユーロファイター・タイフーンを開発した欧州共同体もまた後継機開発が俎上に載って来る訳で、これらの開発主体はF2後継機の共同開発の相手となって来る可能性がある訳だな。そう、欧州との共同開発だね、それが良い。そろそろ米国の云いなりは卒業だよ、安倍くん。


 と云うわけで今日の一枚は、7/17付け日本経済新聞Web版に掲載の「テンペスト」のイメージ模型。イギリスと日本とは、洋の東西の違いはあれども共に大陸から離れた島国であり、長い歴史と独自の文化を持つ国。つい最近は、陸上自衛隊とイギイス陸軍とが富士演習場で共同訓練を行うなど、妙に近しい関係を醸してもいたりするのだな。次世代戦闘機の共同開発の相方としては似合いの国ではないかと思う郷秋<Gauche>なのであるぞ。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは8月27日に撮影した写真を6点掲載いたしております。厳しい残暑の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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次期政府専用機到着

 2019年4月から運用が始まる次期政府専用機の初号機、ボーイング777-300ER型機が今朝(17 Aug. 2018)、スイスのバーゼルから航空自衛隊の千歳基地に到着したとの報道。 

画像はAviation Wire https://www.aviationwire.jp/ より

 バーゼルから?シアトルからじゃないの?と思われた方もおられることと思いますが、実は内装はバーゼルのユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港に隣接したジェット・アビエーション社が担当していたのでした。初号機は、2016年10月に同社に到着していたと云うことですので、完成までに22か月を要したことになります。

 ボーイング747-400をベースにした現行の政府専用機は1993年に導入されておりますので、747-200をベースにした米国の大統領専用機よりは新しいのですが、これまで整備を委託していた日本航空において747型機が2011年に引退していることから今後整備委託を続けることが難しいため早めのリプレイスとなったものです。

 政府専用機は航空自衛隊が管理・運用する「特別輸送機」ですので、運航乗務員(パイロット)と客室乗務員(CA。空自では空中輸送員と呼ぶらしい)はいずれも自衛官です。私は以前、日本航空の客室乗務員訓練センターを見学させていただいたことがありますす。その折にちょうど空中輸送員の訓練が行われている場所を通りがかったのですが、案内役のJAL社員が「左側は振り向かず速やかに前に進んでください」と、相当な注意を払っていたのを記憶しています。

 現行の政府専用機の整備と空中輸送員の訓練はJALに委託されていますが、新しい専用機については整備、空中輸送員の訓練共に全日本空輸(ANA)に委託されます。その訓練は2017年5月から始まっていたと云いますから訓練にほぼ2年をかけることになる訳ですね。と云う訳で2019年4月の運用開始まであと7か月。楽しみであるなぁ。

蛇足:政府専用機はその国の国力と世界における相対的ポジションを現す。オイルマネー潤沢な中東各国は747やA340と云った大型機を使用していますがこれはむしろ例外で、ボーイング757、737、エアバスA320、A319といった中・小型機やビジネスジェットを使用するのが一般的です。エアラインから中古機を購入し改装する例も少なくないようです。ちなみにG7各国の専用機は次の通り。

アメリカ合衆国:VC-25(747-200。大統領専用機)-->747-8(新古機を改造)
イギリス:A330 MRTT(改)
イタリア:A319
カナダ:A310
ドイツ:A340(元ルフトハンザの中古)
日本:747-400 -->777
フランス:A340、A330(この2機は空軍所属の輸送機)、大統領専用機はA319(中古)

 こうしてみると、いずれも新造の747、777を使用する日本は見栄を張り過ぎているようにも見えますがいかがなものでしょうか。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは8月4日に撮影した写真を6点掲載いたしております。盛夏の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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プロトタイプジェットエンジン「XF9-1」の完成と今後の国産戦闘機

 株式会社IHIが、防衛装備庁から受注し研究試作を行った戦闘機用の推力15トン級ジェットエンジンのプロトタイプ、「XF9-1」を6月に防衛装備庁航空装備研究所に納入した。


画像はIHIのWebsiteより。

 XF9-1はあくまでもプロトタイプだが、推力において航空自衛隊のF-2に搭載されているGE製F110(IHIがライセンス生産)の14トン程度を上回り、米空軍のF-22に搭載のPW製F119の15.9トンに匹敵する推力を有している。燃費と信頼性が伴えば十分実用になる性能であるように思えるが、残念ながら我が国にはこのエンジンを搭載すべき機体がない。

 国産戦闘機のための先進技術実証機「X-2」が2016年4月に初飛行し、その後合計32回のフライトを行い、高度な飛行制御技術、そしてステルス性などが確認されたことは知られているが、この実証実験機の運用は2017年10月に終了している。X-2はあくまでも先進技術の実証実験機であり、これにXF9-1を搭載すれば国産戦闘機が誕生すると云う話ではないが、機体、エンジンとも国産の戦闘機を製造するだけの基礎的技術を我が国が有していると考えても間違いではないだろう。

 2030年代に必要となる戦闘機の能力は、従来からの要求に加えて僚機との高度な共同作戦運用能力、無人機との連携などが求められ、場合によっては当該戦闘機そのものが無人で運用されることも想定されるから、これまで以上に高度な電子情報処理及び通信機能が必要になるだろう。

 機体及びエンジンは自前で作れる。電子情報処理及び通信機能は云わばお家芸でもあるのだが、いかんせんそれらを統合した実機を作った経験少ない(1977年~2006年まで運用された第三世代の戦闘機、F-1は国産)。経験がないからできないということではないが、国産初のリージョナルジェット機であるMRJの納期が既に5度延期され、開発費用も当初の予測を大きく上回る5000億円との見通しとなっていることを考えても、戦闘機の独自開発には多くの困難があることは容易に想像される。

 第4.5世代以降の戦闘機を単独で開発した国はアメリカ、ロシア、フランスのみ。ユーロファーターはイギリス、ドイツ、イタリア、スペインの共同開発。スウェーデンのグリペンのエンジンは米国GE製の改良型を使用しているし、中国製の戦闘機はロシア機のコピー。航空自衛隊のF-2は日米合作だ。

 現状保有する技術力を考えると、日本はイギリス、ドイツと共に米・露・仏に次いで戦闘機を独自に開発できる可能性がある国の一つであるとも云える。しかし技術的に可能であることと、費用的に可能であるかどうかは別の問題である。現代の最新戦闘機開発には巨額の資金が必要となる(米国のF-35には40兆円が投じられているとも)と云われている。技術的には可能であっても、開発費用を一国では負担できないのが現状なのだ(中国だけは可能であるかもしれない)。ユーロファーター後継機開発を目論むイギリスが日本に対しても秋波を送ってきているのはそのためである。

 イギリスはEU離脱によって種々の問題を独自に解決しなればならないという大きな課題を抱えているが、次期戦闘機(ユーロファーターの後継機)もその一つ。翻って我が国は、予測不能な大統領が率いる某国への忖度と無反省な追従を止めて独自の道を歩むことが求められているのではないか。そんな日英の利害は、あるいは一致するのではないか。洋の東西で長く独自の文化と歴史、伝統を誇る両国が手を携えるメリットは大きいように思えてならない郷秋<Gauche>であるぞ。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは8月4日に撮影した写真を6点掲載いたしております。盛夏の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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政府専用機2機同時に公開

政府専用機、千歳航空祭に2機そろう
https://www.aviationwire.jp/archives/152030

 7月22日に航空自衛隊千歳基地で開かれた航空祭で、政府専用機2機そろって展示されたことが、Aviation Air https://www.aviationwire.jp/ にたくさんの写真と共に掲載されておりました。

 対米輸出黒字削減の一環として1993年に導入された現在の政府専用機(ボーイング747-400型機)は近く引退し、2019年度にはボーイング777-300ERにリプレイスされることになっている。政府専用機が2機そろって展示されたのは今回が初めてとのことだが、現行の政府専用機が2機同時公開となるのは今回が最初で最後と云うことになるのだろう。

 ちなみにアメリカの大統領専用機、俗に云う「エアフォース・ワン」は日本の政府専用機である747-400よりも古いボーイング747-200Bをもとに改造されたVC-25で、1990年に初飛行している。流石に古くなったので最新型の747-8をベースにした専用機が2024年に登場する予定だそうだ。


 と云う訳で本日の一枚は、Aviation Airに掲載されたものを転載させていただきました。
 なお、この写真のキャプションの最後に書かれている「現在の政府専用機が退役すると、日本国内の航空会社が運航する747は、日本貨物航空(NCA/KZ)の貨物機のみになる。」は誤りです。政府専用機は航空自衛隊が運用する「特別輸送機」、つまり自衛隊機であり航空会社が運行している訳ではありません。2011年にはJALの、2014年にはANAの747が引退していますので、2015年時点で日本国内の航空会社が運航する747は日本貨物航空(NCA/KZ)のフレイター(貨物機)のみになっています。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは本日(7月23日)に撮影した写真を6点掲載いたしております。猛暑が続く森の様子をご覧いただければ幸いです。


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MRJ、地上で接触事故

 イギリスのファンボローで行われている国際航空ショーで16日(現地時間)に初めて飛行展示が行われたMRJだが、その後地上でトーイングカーとMRJのレドーム部分(詳細は不明だが、おそらく機首部分)が接触し破損。このため17日(同)の飛行展示が中止となった模様。

 ショーの直前にボーイングとエンブラエルの提携が報じられるなどMRJの先行きに暗雲が漂う中での展示飛行だったが、神様のいたずらなのか、またしても足を引っ張られる事態に。初日には飛んだしMRJに非があるわけではないので影響はないと思いたいところだが・・・。


 と云う訳で今日の一枚はファンボローでデモ飛行中のMRJ。写真はAviation Wire http://www.aviationwire.jp/archives/151397より。同サイトにはたくさんの写真が掲載されておりますので、Aviation WireにGo!

【以下、郷秋<Gauche>が最近書いたNikon一眼レフに関する記事】
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第一回・Nikomat(2018/06/21)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第二回・FMシリーズ編(2018/06/23)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第三回・FEシリーズ編(2018/06/27)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第四回・FA)(2018/07/01)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第五回・小さなニコンたち編)(2018/07/08)
Nikon一眼レフ中級機の系譜(第六回・FM3A編)(2018/07/13)

「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは7月11日に撮影した写真を7点掲載いたしております。猛暑が続く森の様子をご覧いただければ幸いです。

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小笠原へは日本エアコミューターで飛ぶ?

 東京都の小池知事が小笠原諸島・父島の空港建設について、環境に配慮し滑走路を1000メートル以下とする計画を検討することを明らかにした。

 1000m以下ですか。ボンバルディアのQ400は重量制限しても1200m、最大重量で飛ぼうとすると1500m必要です。1000m以下の滑走路で1000kmの飛行が可能なのは、多分ATR 42-600Sのみ(ただし現在開発中)。そして日本でATRを運行しているのはJAL系列の日本エアコミューター(と地域航空)だけ。ANAウイングスとボンバルディアは、滑走路を1000m以下とした時点で排除されてしまうことになるね。

 父島にあった旧日本海軍の洲崎飛行場の滑走路は約500m。小さな半島の付け根辺りにありますが(私は1976年の秋にその北端あたりを歩いたことがある)、両端は海まで少し間がありますので800mであれば海の埋め立てはごく小規模にとどめることが出来るかも知れません。ただし、進入灯は海の中に作ることになるでしょうね。そんなに環境問題を重視するならUS-2の旅客機型を就航させた方がいいんじゃないかと思ったりもするけれど、海が荒れると着水できないからやはり飛行場作った方が良いのかな。

注:父島紀行は2011年7月と2018年1月に書いております。スクロールして右側にある検索窓から「小笠原」をキーワードに検索してご覧ください。


 例によって記事本文とは何の関係もないオニユリ。6月24日にまだ青い蕾をご覧いただいたオニユリが咲き始めました。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは6月26日に撮影した写真を6点掲載いたしております。梅雨明けかと思うほどの猛暑となった森の様子をご覧いただければ幸いです。

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海の上を飛ぶボーイング929

 今日は「東京湾クルーズ特集」のおまけ。
 一昨日にボーイング767、昨日は737をご覧いただきましたが今日は海の上を飛ぶボーイング929です。


 ボーイング929はガスタービンを動力としたウォータージェット推進の水中翼船です。翼は文字通り水中にあるので見えません。翼で得た揚力によって空中を飛ぶヒコーキと原理は同じですが、水の質量が格段に大きいため小さな翼で浮上することができます。船や自動車は旋回するときに船体や車体は外側に傾きますが、水中翼船はヒコーキ同様内側に傾いて旋回します。波やうねりの影響を受けませんので船酔いするような揺れはなく、云ってみればヒコーキのような乗り心地です。

 ご覧いただいた929は東海汽船の「セブンアイランド愛」で東京・竹芝と伊豆大島間を1時間45分でむすんでいます。時速80km/h超と通常の船と比べると相当速いです。ランドマークタワーが見えていますので、大島からの帰りに横浜港を左舷に見ながら竹芝桟橋に向かっているところですね。

「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは5月2日に撮影した写真を9点掲載いたしております。初夏へと移ろう森の様子をご覧いただければ幸いです。昨日撮影の写真は明日の掲載を予定いたしておりますのでどうぞお楽しみに。

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ジェット旅客機は安全な乗り物

 ヒコーキ嫌いの人に云わせれば「あんな重たいものが空を飛ぶなんて信じられない。落ちて当たりまえ」かも知れませんが、実はヒコーキは、とりわけジェット旅客機は実は自動車などよりもはるかに安全な乗り物であるのは有名な話。

 特に昨年(2017年)にはジェット旅客機の死亡事故は一件もありませんでした。https://www.cnn.co.jp/business/35112703.html 年間40億人近い人がジェット旅客機を利用しているのにも関わらず死亡事故はゼロなのでした。それだけ安全性の高い乗り物だと云うことなのです。

 ただし、ここまでくる間には大きな事故もありました。日本でも1985年にはJAL123便が墜落し520名の尊い命が失われた事故もありました(日本国内で最大の航空機事故かつ世界でも最大の単独航空機における事故)。

 その都度運行上の安全性の見直しがされ、機体自体の信頼性も高まって来ての昨年の死亡事故ゼロです。その意味ではこれまでの事故の犠牲者の上で成り立った今日のヒコーキの安全性と云うことになりますね。

注:2017年には旅客機ではありませんがターキッシュ エアラインズ747-412F(ジャンボジェットの貨物型)が墜落し、運行乗務員4名と地上で巻き添えになった35m名が死亡した事故がありました。



 と云う訳で今日の一枚は安全な乗り物であるジェット旅客機の一例、エアバスA330-200の主翼と眼下の地球。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは12月17日に撮影した写真を5点掲載いたしております。冬至間近な森の様子をどうぞご覧ください。郡山から帰って来ましたら今年最初の散歩&撮影を予定したいております。どうぞお楽しみに!

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河野太郎氏はヒコーキオタクか?

 河野太郎外務大臣が、外務大臣専用機が欲しい、それもガルフストリーム社のG650ERが欲しいと具体的な機種にまで触れて希望したようだ。なんでも、外遊の折に「晩飯を食っていけ」と誘われてもエアラインの出発時刻が迫っており断らなければならないことがあるのがつらい」(と漏れ聞こえてきている)だからだそうな。

 現在、我が国には政府専用として航空自衛隊が運用するボーイング747-400型2機があるが、これは皇室と首相の専用機。大臣が一人で乗れるものではない。自由に飛び回れるようにガルフストリームG650ERを所望したようだが、これは我がままに過ぎるだろう。

 2019年には政府専用機が747-400から777-300ERにリプレイスされるが、このような大型機を専用機として運用する国は多くない。現在の日本の国力を考えるとまあ良いかとも思うけれどこれとは別に、外務大臣専用機と云うことではなく、多目的に使える小型の政府専用機があっても良いような気はする。

 具体的には国産のMRJを数機導入して近距離の場合にはこちらを利用するのが良いだろう。MRJの航続距離はLR型でも3700km程度なので無給油で北米西海岸まで飛ぶことはできないけれど、アジアの近隣諸国は十分カバーできる。真に必要な時にだけ、河野太郎外務大臣お気に入りのG650ERをレンタルすれば良い。それにしても河野大臣、G650ERを指名するとは、ひょっとしてヒコーキオタクなのか?

 と云うわけで今日の一枚はガルフストリームG650。画像はネット上にあったものを使用しております。

 「恩田の森Now」http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは12月17日に撮影した写真を5点掲載いたしております。冬至間近な森の様子をどうぞご覧ください。

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F-15のコックピットに乗り込んで最初にすること

 イギリス・サーフォーク州の空軍基地に駐留する米空軍のパイロットに対して、アメリカ空軍司令本部がある通達を発した。

 「外がよく見えるように操縦席の窓をきれいに拭くこと」

 目視がおろそかにされたことに起因するニアミスが頻発したことへの対応なのだそうだ。過酷な訓練を受けて選抜された、強靭な身体と精神を持つエリートパイロットに対する通達が「窓をきれいに拭くこと」とは結構笑えるのだが、いかにレーダーが発達しても、HUDが装備されても、基本はやはり「目視」なのだ。だからこそ、その基本を忘れないように縦席の窓をきれいに拭く。何事においても最も大事なことは「基本」であることを教えてくれる話ではある。

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、我が家の山法師の最後の一葉。

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零式艦上戦闘機が売りに出ています

 今夏、72年ぶりに日本の空を飛んで話題となった零式艦上戦闘機22型を、オーナーの石塚政秀氏が売りに出ています。氏が入手してのち、72年ぶりに日本の空を飛ぶまでのご苦労は涙なくして読めません。貴重な近代産業遺産を動態保存するためにどうして国が支援しないのか、不思議でなりません。欧米では愛好者団体が所有し、賛同する企業が資金を提供して飛べる状態で保存する例が多いようですが日本では無理でしょうね。国もしくはその関連機関が所有するのがベストのような気もしますが、それもおそらく無理でしょう。だとすると、零式艦上戦闘機を製造していた「中島飛行機-->スバル」が買取るしかないでしょう。川崎重工業が「飛燕」を修復し公開した前例もありますからね。大いに期待したいと思います。

http://bunshun.jp/articles/-/4750 

 で、お値段ですが「4億円からお話をしましょう」と云うことのようです。4億円が高いのか安いのかと云うことが気になりますが、零戦同様、名機と云われるスピットファイヤーやP-51がその程度だそうですから妥当なものなのかも知れません。ただし売りに出ている零戦のエンジンはオリジナルではありません。オリジナルの栄エンジンを搭載し飛行可能な52型には20億円の値札が付けられているそうです。飛行可能なスピットファイヤーやP-51はたくさんありますので、エンジンがオリジナルでなくても数少ない零戦は同程度の価格、栄エンジン搭載機だと20億円と云うのはうなずけます。

 高価な事で有名なフェラーリ250GTO(素晴らしく走りはしますが飛びません)はオークションにおいて53億円で落札され、さらに65億円で売りに出されているものもあると聞いておりますので、零戦が4億円だとするとかなりお買い得だと思いますね。もちろん飛べる状態を維持するのには250GTOとは比べものにならない程の費用がかかるかとは思いますが、純利益3000億円のスバルにとっては訳もない事だと思います。80年来の自社の高い技術力を証明すると共に、我が国の貴重な近代産業遺産を動態保存する責任を果たすことで得られる企業イメージは何物にも代えがたいスバルの財産になることでしょう。スバルよ、行け!


 と云う訳で今日の一枚は、零式艦上戦闘機22型。画像はWikipediaより。

追記:零式艦上戦闘機は堀越二郎によって設計され現在の三菱重工業において製造されたものですが、中島飛行機でもライセンス生産され総生産数の半数以上は中島製であること、現在の三菱重工業-三菱航空機にはMRJの開発費増大によりそのゆとりがなさそうなので、スバルが買うしかないだろうと書いたものです。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは 11月4日に撮影した写真を7点掲載いたしております。晩秋の森の様子をどうぞご覧ください。

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