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異質なゲームボーイソフトの代名詞と言えるのが「X(エックス)」です。
1992年に任天堂より発売された3Dシューティングゲームで,プレイヤーは多目的戦車「VIXIV(ヴィクシヴ)」を操り,司令官より送られる10のミッションをこなしていきます。初期のゲームボーイ作品としては驚異的と言える「ワイアーフレーム描画を駆使したリアルタイム3Dシューティング」に仕上がっています。3D演算用のカスタムチップ等は特に搭載しておらず,3D演算はすべてゲームボーイ本体で行っているとのこと。92年頃は・・・自分はX68000&メガドライブユーザーでしたが,3Dゲームに関しては非常に粗いポリゴンゲームが関の山だった時代です。モノクロ低解像度(160×144ドット)とはいえハードがゲームボーイですからね・・・。これは驚異的と言って良いのではないでしょうか。ちなみに,3D技術はイギリスのアルゴノートソフトウェアが開発したもので,後の「スターフォックス」開発時に3D技術提供をしたのも同社なのだとか。
説明書なしの裸ソフト状態で購入したので,プレイ方法が全然解りませんでした。トレーニングモードをプレイすれば自機「VIXIV」の最低限の操作方法が解るようなので,これをすっ飛ばしたのが原因かと(笑)。ゲーム画面は「VIXIV」のコクピット視点で固定です。ゲーム画面中央下に表示される「レーダースクリーン」と,その上あたりに表示される「コンパス」を頼りにマップ上を移動し,目的の施設を探したり,敵機を撃破したりしながらミッションをクリアしていきます。「VIXIV」の操作は,方向ボタンの上で「加速」下で「減速」左右で「旋回」です。注意点は加減速の仕様。加速時は,上を押す度に「停止→低速→中速→高速」とシフトアップする感じになっています。減速時は,逆に下を押す度に「高速→中速→低速→停止」とシフトダウンする感じ。上を押しっぱなしにすると一気に最高速になって,さらに「TURBO」がかかった状態になります。これは燃料を消費するので乱用注意。停止時に下を押しっぱなしにすると「バック」できます。攻撃は「Aボタン」。レーダー基地等で入手できるオプション兵器は「Bボタン」で使います。
ゲーム自体は良くも悪くも当時の3Dゲーム。ゲームボーイでやってるのが凄いだけって感じも・・・正直ありますね。ちなみに「VIXIV」はマップ上にあるジャンプ台(?)を使うことで「飛行」することも可能で,飛んでいるときは結構気持ちいいです。飛行している間のスピード調整は不可能で燃料は減り放題。着陸は最高速から直接地面にタッチすることになりますが,爆発したりはせず地面でバウンドします(笑)。もっとスマートなやり方はなかったのかしら。
このゲームを快適に楽しむためには実機だと少々厳しいです。(´・ω・`)
レトロフリークを使用する等,テレビに映せる方法を使ってプレイするのが良いと思います。
「スターラスター」等が得意じゃないとちょっと楽しめないかも・・・。
最近は結構高めの値段がついたりしているので,少々手に入りづらい感じですね。
安いジャンク品を見つけたら,即買いしておくのが吉かと。
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