MC68000 Maniacs!
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「サイバーブロール(CYBER BRAWL)」は,1995年7月にセガより発売されたスーパー32X専用の2D対戦格闘ゲーム。格闘ゲームが特別好きではない自分にとって,なかなか選択肢になりづらいタイトルではありますが,メガドラソフトが売られている事なんて(自分が知る限り)一度もなかった地元の某ブックオフに突如「メガドラコーナー」が出現し,そこに32X専用ソフトが置かれいたら,モノが何であれ,自分が持っていないタイトルであればとりあえず買っちゃうでしょう(笑)。外箱が潰されて大破している状態でしたが,説明書とカートリッジは写真にあるとおりなんとか無事。ゲームの方も普通にプレイできました。当然ジャンク品扱いで購入価格は500円。説明書付きの裸ROMを買ったと思えばお得だったと思います。

このゲーム。一言で言うなら「和製モータルコンバット」といったところ。・・・デフォルトで血がドバドバ。首は飛ぶわ・・・いや,首どころか,両足もろとも下半身が吹き飛ぶ事もあったりして,もう大変(笑)。ストーリーも重量感抜群で,主人公(?)たちが乗っていた宇宙船が,異性人の宇宙船と激突して両方とも大破。脱出ポッドも破損し,使えるものは両者合わせてわずか1基。主人公たち4人と異性人4人で1基の脱出ポッドを奪い合う・・・という,全く救いようがない内容です。こういうのは普通,主人公側はお互い味方だったり,敵同士だったとしても何か複雑な人間関係があったりするものじゃないのかしら(笑)。登場人物同士の関係などの設定は一切なく奥深さは皆無。単なる殺し合いです。まさに「和製モータルコンバット」。

ゲームの方はなかなか派手な出来。画面上のキャラは「多関節」で表現され待機のモーションが妙になめらか。拡大縮小による演出も加わり,ネオジオの格ゲーに似た動きをします。とはいえ,いまいちバランスが悪い感じは否めず,格ゲー不得意な自分から見ても,あまり出来の良い印象は受けません・・・。唯一,面白いなと思ったのはパーツ交換のシステム。主人公側の4人は,戦う前に腕,胴,足のアーマーパーツを2種類から選択できるようになっていて,パーツを交換すると,その部位の防御力や攻撃力が格段にアップします。ただし,パーツ交換により,繰り出せる必殺技(とそのコマンド)が変化してしまう他,組み合わせによっては移動速度を大きくロストしてしまう場合があります。また,敵の攻撃でアーマーパーツが破壊されてしまった場合,強化された防御力や攻撃力は失われてしまうシステムになっています。パーツの選択肢が増えるとか,追加要素があればもっと面白くなったのではないでしょうか。

格ゲーが得意ではない自分にとって「サイバーブロール」はちょっと難しすぎます。
難易度を最低まで落として,ようやく最後の一人まで辿り着きました。

・・・勝ててはいませんよ。(´・ω・`)


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