祭の夜 2016-04-25 20:46:03 | 本 『祭の夜』 パヴェーゼ ☆☆☆☆ イタリアの詩人・小説家パヴェーゼの短篇集を読了。以前、池澤夏樹編集の『短篇コレクション II』に収録されていた「自殺」が印象に残っていたぐらいで、まとまった量を読んだのは初めてである。 訳者あとがきによれば、パヴェーゼは政治的な理由で流刑になり、その後帰郷して恋人が他の男と婚約したことを知った。流刑と裏切り。この経験が彼の人間性と創作に影響を及ぼさない . . . 本文を読む