アブソリュート・エゴ・レビュー

書籍、映画、音楽、その他もろもろの極私的レビュー。未見の人の参考になればいいなあ。

三つの棺

2014-05-20 08:11:15 | 
『三つの棺』 ジョン・ディクスン・カー   ☆☆☆  名作と言われるカーの『三つの棺』を再読。私は昔からカーはどうも苦手で、あまり面白いと思ったことがない。カーといえば不可能犯罪、特に密室だけれども、個人的にはトリックのためのトリックのような、無理やり感のある謎解きが多い気がする。私はトリックよりロジック派、つまり派手なトリックはなくてもいいから美しいロジックで謎を解いて欲しい、という派なので、 . . . 本文を読む