アブソリュート・エゴ・レビュー

書籍、映画、音楽、その他もろもろの極私的レビュー。未見の人の参考になればいいなあ。

シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト

2010-04-11 13:14:12 | 
『シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト』 ウィリアム・S. バロウズ   ☆☆☆★  再読。これはバロウズが80年代になって出した本で、カットアップやフォールドインといった実験的手法が後退し、ストーリー性を重視し始めたことになっている時期の作品である。『デッド・ロード』『ウェスタン・ランド』と一緒に80年代三部作とも言われている。  解説でも訳者はさかんに「読みやすい」を連発している。本気でそ . . . 本文を読む