バレンタイン 2006-09-23 12:20:17 | 本 『バレンタイン』 柴田元幸 ☆☆☆☆ ちょっと変わった現代アメリカ文学、特に短篇の翻訳者及びアンソロジスト、という印象のある柴田元幸氏の初の短篇小説集。やっぱり彼が翻訳を手がけた小説に似ていて、短く、スピーディーで、変な短篇ばかりだ。ちょっと意外だったのは昭和へのノスタルジー、というか著者自身の子供時代へのノスタルジーが濃厚だったことだ。もっと無国籍な感じの小説かと思っていた。 ぱっ . . . 本文を読む