『ハイドラ』 TOTO ☆☆☆☆
TOTOのセカンド・アルバム。他のアルバムと比べると全体に地味だが、私はこのセカンドに一番TOTOらしさを感じる。「99」が入っているせいかも知れないし、最初に聴いたTOTOのアルバムがこれだったせいかも知れない。ちょっと暗い感じがするのも個人的にはツボだ。
TOTOというバンドを最初に意識したのは、まだ若かりし頃「99」のビデオクリップを観た時だった . . . 本文を読む
『Tout Pour La Musique & Roma Dalla Finestra』 Paul Mauriat ☆☆☆☆
本日はちょっと珍しいアルバムを紹介したい。ポール・モーリアのカップリング・アルバムで、一つは『夢をはこぶ歌』という軽いポップス集、もう一つは映画『窓からローマが見える』のサントラである。モール・モーリアといえばイージーリスニングの第一人者、イージーリスニングといえば . . . 本文を読む
『シングルス』 フリッパーズ・ギター ☆☆☆☆★
フリッパーズ・ギターのシングル集。コアなファンの中には、これはアーティストの意向で出されたものではない、B面が完全収録されていない、などの理由で批判する人もいるようだけれども、特にコアでもない私のようなレスナーにとっては非常に魅力あるアルバムである。フリッパーズ・ギターをとりあえず聴いてみたいという人への入門篇としても絶好だ。三枚のオリジナ . . . 本文を読む
『呪われた夜』 イーグルス ☆☆☆☆☆
イーグルス4枚目のアルバム。この次の『ホテル・カリフォルニア』でロック界の頂点を極めることになる彼らだが、この『呪われた夜』も負けず劣らず素晴らしいアルバムだ。甲乙つけがたい。個人的にはこっちを聴くことの方が多いと思う。
アルバムの雰囲気は『ホテル・カリフォルニア』よりも柔らかい。もはや芸術的なギターロックのアルバムとして完成された感のある『ホテ . . . 本文を読む
『CMソング・グラフィティ』 ゴダイゴ ☆☆☆☆
最近の若者は知らないかも知れないが、ゴダイゴとは70年代後半にヒット曲を連発して盛り上がった日本のバンドである。代表曲は「モンキー・マジック」「ガンダーラ」「ビューティフル・ネーム」「銀河鉄道999」など。私ももちろん、子供の頃、ゴダイゴがTVの音楽番組に出演しているのを見ていた。とにかく明るくて親しみやすい曲調と、「ビューティフル・ネーム . . . 本文を読む
『フェアウェイ』 オフコース ☆☆☆★
オフコース6枚目のアルバム。小田と鈴木二人時代最後のアルバムで、この次の『Three and Two』から正式に5人編成、サウンドもガラッと変わって西海岸ロックバンド風になる。このアルバムまでは二人の職人的ミュージシャンが密室にこもって多重録音を駆使し、コツコツと室内工芸的に作り上げたという感じが強くするが、同時に、前作『Junktion』までのフォ . . . 本文を読む
『Ghost in the Machine』 The Police ☆☆☆☆☆
『ゼニヤッタ・モンダッタ』に続くポリス四作目、『ゴースト・イン・ザ・マシーン』。「機械の中の幽霊」というこのタイトルはギルバート・ライルの言葉で哲学者アーサー・ケストラーの著作名でもあり、要するに人間の心と体を分けて考え、心は体に縛られない自由かつ崇高なものであって人間のアイデンティティは心だというデカルト流の . . . 本文を読む
『Zenyatta Mondatta』 The Police ☆☆☆☆
ポリス3枚目のアルバム。傑作『白いレガッタ』の次である。初期ポリス・サウンドが一応の完成を見た後ということで、過渡期の作品と言われることが多いが、確かにこれまでの二枚のアルバムと比べると明瞭な変化が見られる。
まず、パンク色が後退している。最初はパンク・バンドを偽装して世に出たポリスは当然パンキッシュな音を特徴とし . . . 本文を読む
『Ride Like The Wind』 Freddie Hubbard ☆☆☆☆
フレディ・ハバードのフュージョン期の作品をまたしても紹介したいと思う。ジャズ・ファンには不評かも知れないが、私は結構好きなのである。
さて、この『Ride Like The Wind』にはタイトルからも分かる通り、あのクリストファー・クロスのデビュー曲「風立ちぬ」のカバー入りである。ポップソング、しかも . . . 本文を読む
『Somewhere Deep In The Night』 Swing Out Sister ☆☆☆☆
スイング・アウト・シスター(以下SOS)は1980年代にデビューしたポップ・ユニットで、男性キーボーディストと女性ヴォーカリストの二人組。エブリシング・バット・ザ・ガール(以下EBTG)と同じ編成だけれども、音楽性的にも良く似ていて、一言で言うとお洒落系、カフェ・ミュージック系である。と . . . 本文を読む